手作り障子紙ディフューザーを作ったら、思いのほか良いデキだった件。


東京地区のいったことある王将(餃子の)の中で、「戸越銀座店」がダントツに美味しい(東京地区内では)ことの、最近になって気がついた中居です。ちょっと遠いにも関わらず週2くらいの割合で、ついついチャリで行ってしまうのでした。(天津飯の”京風だれ”が味付けよしで特にオススメ!)

本題です。障子紙ディフュザー(以降、DFと表記)のお話。
過去にも障子紙DFを手作りしてきましたが、「50cmソフトボックス美しキット付属のDF)」の専用モノがなかったので、本日作ってみました。

したら、すごく良い出来のDFが出来てしまいました。これまでの手作りDFは、辺の中央にマジックテープシールを取り付けないとピシとしませんでしたが、今回のはそれがなくともピシとなります。

障子紙はそもそも紙なので「のり」でくっつきやすいと考えました。そこで「速乾 木工用ボンド」を使いこのような形にしていきます。その設計図は以下リンク参照。

上手に作るポイントは、①の工程が終わったらソフトボックスにかぶせて、②③の作業をすることです。「絞って形を合わせる」ってイメージですかね。なお、障子紙は水分を吸収しやすいので、木工用ボンドの少量の塗布では付きが悪いです。(最初は、ほとんど紙に染み込んでしまう) たっぷり目のボンドを塗布した後、接着したい部分をしばらく指の体温で温めると接着しやすいです。(速乾タイプはすぐに乾いてくれます)
それでは、付属DFと比べてみましょうかね。
特に「和もの」を撮るときは、やっぱ「障子紙の光」のほうがまろやかで良いとおもいます。
え? 違いがわからない???
じゃー、誰でもわかるようにご説明いたしましょう。
ヒモの影あたりを見比べると、わかりやすいとおもいます。
障子紙の方がより、影がまろやかになっているでしょ?
光源面を暗めに撮ってみると、障子紙DFの方が面の光がフラットなことがわかります。ただ、その分、付属DFに比べて0.3EVほど暗くなっちゃいますけどね。

ただ障子紙DFが万能かというと、そうでもありません。例えば、ミラー仕上げの「完全反射物」があるものには向かない です。なぜなら、「紙の繊維のムラ」がそのまま写ってしまうから。
そのようなものには、「 ユポDF 」など、ツルっとした素材で対応するしかないですね。

王将後記:戸越銀座店すごく美味しいんだけど、ちょっと不満なのは「エンザーキー(鳥の唐揚)」が2個ついてる定食がないこと。コーテル(餃子)とエンザーキーの両方を副菜で食べたいわけなのね。(ソーハンorテンハンとともに..)

余談の余談ですが、店員さんが使っている王将語は全て理解しています。高校の時、ほとんどの男子は王将語を習得していたんじゃないかなぁ…。(王将語の授業があったわけではない)

50cmソフトボックス(E26ソケット一体型折畳式)

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金蒔絵漆器の豆皿の真ふかん写真(プロテクの詳細な解説)


金蒔絵漆器の豆皿を真ふかんで本気で撮ってみました。伝統的な日本の工芸品に合わせた和な演出をしています。(ノートリミング写真)

今日は、この撮影で使ったセッティングの細やかなプロテクを解説しましょう。

「三脚用せり出し棒」を使って、カメラを真俯瞰位置に固定配置。奥側に立てられた「美しい光の撮影照明キット」で被写体を照射。金蒔絵を光らせるため、かなりカメラよりに照明を配置。
※せり出し棒は「製造中止」になったため、現在庫限りで終了deth!
ソフトボックスのディフュザーを「障子紙」に変更。この「障子紙DF」は、「和テイスト」の演出に効果あり。
(陶磁器・漆器などにはベストマッチ!)
光の逆側に「レフ板」を入れると、レフの形通りの映りができてしまう為、本番では不使用。漆器や陶磁器では「レフ板」が使えないことが多い。
立体感を演出するため「5mm」のかさ上げを施し、少しだけ影を大きくした。やりすぎると、実際より被写体の厚みが違って見えるため注意が必要!(ほんの少しだけ..を心がけよう)
なお、このかさ上げは、背景紙へのピンを甘くさせる効果も兼ねる。
渋い色紙の上に、模様が透ける和紙を重ねたものを背景にした。
これだけのことだが、背景に深みを持たせる効果がある(と思う)※実際は重ねる色をチョイスするのに、かなりの時間悩んでいる。
こーして、やっていることを聞くと、大したことないように思えるかもしれませんが、一つ一つを丁寧に時間をかけて調整して追い込んで完成度を高めました。特に、被写体と背景紙の位置の調整に手こずっています。この手の写真は、「美しい配置」がすべて ですからね。(構図確認とブツ位置調整を一人でやるから時間がかかってしまいます… )

ブツ位置調整してくれるアシスタントに「髪の毛3本分、反時計回し。あ、行き過ぎた。髪の毛1本時計に戻して」とか、細かい指示をする立場になりたいです。。(昔は指示される立場でした。。カメラマンになったら指示できる未来があるとおもっていたのになぁ…)

 製造中止にともない在庫限りで終了 三脚用せり出し棒

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商品撮影の鉄則。派手色の背景は避けるべき理由


商品撮影では、基本、派手色背景は避けるべし!

商品撮影の背景紙の色の話です。
本ブログでは、ビギナー様のブツ撮りでは「背景紙」は「白」を選びましょう、とたびたび申し上げています。床面のレフ効果はなくなりますが、場合によっては「グレー」という選択 までは良しとします。白、グレーはいずれも「無彩色」ということがいえるからです。

「派手な色(彩度の強い色)」の背景は商品撮影には向きません。というか、派手色を使うには難易度が増しますから特別な場合を除き、プロでも使用を避けることが多いでしょう。

しかし今日は、いつもは避けている「派手色背景」をあえて使い、どうして派手色はダメなのか?の理由を探ってみたいとおもいます。

「レモンイエロー」の背景で、被写体を撮ってみました。
ぱっと見、キレイに見えるかもしれません。
それでは、ここまでだったらギリギリ許せるかな、と私が思う、この「カーキー」で、撮ってみましょう。カーキーといってもかなりの「グレーに近い渋色」で、茶色とくすんだ緑の中間くらいの色、古民家の土壁みたいな色?、、まぁ、とにかく渋い色です。

おもったとおり、ここまでの色だったらギリ許せます※1
※1何がギリ許せるのか?は、後ほどわかります。

ちなみに、、、、

いつもの「白」で撮るとこんな感じ。
見飽きてるはずの「白背景」なのに、今日はやたらと新鮮に感じませんか?(やっぱ白が良いってことじゃない?)
3背景色の写真の一部、カメラグリップ部のあたりを切り出して並べてみました。

左の黄背景では、カメラグリップ部(白)・レンズ鏡胴(銀)・グリップ(黒)に、黄色が思いっきり被ってしまい「正しい商品の色」がわからなくなっていることがわかります。ズバリ、これこそが「派手色背景」を避けるべき理由 なのです。

先ほどギリ許せるといっていた「カーキー背景」で撮った商品は、ちょっとだけ色被りをしているものの、そんなにウソじゃないのでギリ許せるかなぁ..という判断です。

補足情報として、今回の背景紙の色はこんなの。実はレモンイエローもそれほど鮮やかな色ではありません。それなのに、かなり色被りをしちゃいました。(この判断はプロでも難しいのです)

ちなみに「白」「グレー」以外の背景紙色をどうしても使いたい場合、
白に近い淡い色」か「グレーか黒に近い渋色」を選ぶべば、ギリ使える可能性があります。でも、やってみないとわかりませんけどね。

「真ふかん撮影」は派手色背景が使える可能性が高い
とはいえ、この話には例外もあります。
先ほどのように背景を立ち上げてアールを作らず、
「床敷き背景」使用で真ふかん撮影 では、
基本、派手色背景を使うことができます。
ただ、この写真も完璧ではなく、レンズのエッジに「黄色」が映り込んでいます。(本来、銀色) とはいえ、多くの被写体の場合、このような不幸な角度の銀の円形があることはないので、このようなことは起こらないではずです。

例えば、平面な形の書籍などの場合は、表面に色がかぶることはありません。(レフなしの場合)
つまり、「真ふかんアングル」だったら「派手色背景、基本OK!」 と考えていただいて良いとおもいます。
※何事も例外があるのでご注意を、

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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