ガラスやアクリルなど「透過ブツ」と呼ばれるものの撮影は難易度が高く、商品撮影ビギナーでは手に追えないと考えます。それどころか、プロカメラマンでもそのスキルを持ち合わせない人には、できない人も多いのではないかともおもいます。
とても難しい「透過ブツ」は「乳白アクリル板」の透過光を背景にする方法 が一般的です。今回は「乳白アクリル透過」のセッティングを詳しくお伝えしていきます。
今回は、いつの間(40年ほど前から?)にか我が家にあった年季の入った牛乳コンテナを利用しました。
なお、今回、LEDライトの光源を仕込みましたが、クリップオンストロボなど小型ストロボを使用することもできます。ただストロボを使う場合、底面まで白で完全に内張する必要がありますが、(ストロボの反射で底の反射も影響するため)
フツーは持ってないとおもうので、それより大きいヤツを張っておきます↓
アクリル乳白半透明2×320×545mm A032-2S
あらまぁ、というくらいピッタンコ。長年このケースをとっていたのには意味があったんですね。
これで準備完了、ではなく、プロはもう少し追い込みます。
※撮影台のレベル(水準)も厳密に合わせる必要あり
ちなみに以前、ご紹介した、撮影用コピースタンド(リンクは同等品/弊社取扱外品) を使用しています。
この黒マスクには、
被写体のエッジに黒を写し込む効果(輪郭がはっきりする) と まともにレンズに受ける光のハレ切り(不要な光を軽減) の2つの役割りがあります。とても面倒な作業ですが、この一手間で仕上がり品質が格段に上がります。
フォトショで「ドロップシャドー」をわずかにかけています。
この後、同じ形のものを20数個、淡々と撮影をこなしました。セットを1mmも動かさず、被写体を全く同じ位置に置くと、最初にキリヌキで作ったパスが流用できるので、合理的作業が可能です。
でもね、この「全く同じ位置に置く」という作業がなかなか厄介でして、、だって、小さいものなので1/10mm動かす精度がないとうまくいかんのですよぉ。。まぁ、やってみりゃわかります。。。(指がプルプル震えるし..)
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美しい光の





>「全く同じ位置に置く」という作業がなかなか厄介でして
禿同。。。春物が山のように押し寄せておりまして終わらんです。
LEDライト無事に届きました。
撮影物との色合わせ用に使用させて頂きます!
私はルアーの撮影で似たようなセッティングしてますが、
同じ場所に置くには透明アクリル板で同じ台座を作って治具も作って
撮影してます。ほぼ同じ位置で撮れます。しかし、ホログラムなどが有るので
ライトの位置が毎回変わるのが大変ですね。