トップライト位置だけで大きく変わる写真の仕上り



弊社人気商品 美しい光の撮影照明キット26cm横棒 で組んだトップライトのテープルセットです。本ブログではお馴染みのセッティングですね。

今回は カメラのセッティング(位置・アングル・設定)を全く変えず に、
「トップライトの位置調整」だけ で、写真表現の違い(仕上りの違い) を見ていただき、ライト位置調整の重要性を知ってほしいとおもいます。

被写体は、高さ20cmほどの”竹の編み篭”。


まずは最もポピュラーな「真トップ(真上)」で撮影したものです。


被写体の真上に面光源の真ん中を配置するライティングです。細かいことにこだわらなきゃこれ。最も「失敗がすくない」配置です。(多くの被写体向き)

今回はこれが基準です。ここから位置を前後に調整してみましょう。



次に、
前上から(カメラ寄り)の配置。フロントトップ と呼ばれています。
なお背景紙にも光が届くようライトは少し奥向けに振っています。

仕上りはどー変わるのか?


篭の色の発色があきらかに良くなりました!
そして、篭の下部まで照射 され、全体がより具体的に見えるようになりましたね。



では、後ろ(後上)に配置するとどーなるか?
ちなみに、これは 逆トップライト とも呼ばれます。


思ってたとおり基準の真トップより、発色が悪く、全体が見えににくくなってしまいましたね。

被写体が黒くつぶれちゃって良く見えないのですが、、、
なんか、よりカッコよく、よりドラマチック になった、ともおもうんですよねぇ。
まぁ今回、被写体が透け感のある編み篭ってこともあるんですけど..。



【まとめ】

比較しやすいように並べて表示しました。
そしてそれぞれの 利点・欠点 をまとめてみると、こん感じです。
・フロントトップ(前上)
◎ 被写体の色や素材感を具体的に表現できる。 → 説明写真向き
× 説明には適してあるが、事務的 もしくは 生生しくなりがち。寂しい雰囲気になることがおおい。※今回は特殊形状被写体のため、いい感じに写っている(たぶん、多くはこうならない)

・真トップ(真上)
◎ 前と後の中間。説明もできつつそれなりにかっこよく写る。 → 一般的万能セッティング。失敗が少ない。

・逆トップ(後上)
◎ かっこよく、ドラマチックに仕上がりやすい → イメージ写真向き
× 説明には全く向かない。被写体の情報が伝わらない。


ざっくりいうと、

ライトを、レンズ寄り(前上)に配置するほど「説明写真」になり、背景寄り(後上)にするほど、「イメージ写真(ドラマチック)」になりやすい。(← やや乱暴な言い方ですが、)


このトップ位置が最も優れている、ということは決められません。
その被写体をどう表現したいか?(しなきゃいけないか?)が、
最も重要であり、その選択するのが”撮影者”です。

トップ位置を気にすることで、あなたの写真が少し、いやずいぶん良くなることかと、、私はおもいます。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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パーツケースはリングスター製 一択です!(弊社取扱い外品)



ここんとこウチの修繕、よく言えばリノベーションをおこなっている毎日。そのため、どうしても”木工作業”をやる機会が増えており、その度に「タッピングねじ」「木ねじ」を買い足しています。

ラベルのついた袋のまま、ねじを保存していることが常だったのですが、種類が増えすぎて、何がなんやらわからなくなり、所有しているねじを買い足すこともしばしば。

これはいかんと、一念発起!
このたび、パーツケースを買ってきてノギス片手に「種類分け」をすることにしました。袋から出してケースにしまい、バラのねじはノギスで計測。マスキングテープにサイズを書いてケースの仕切りに貼り付けるという、地味で忍耐力が必要な作業を黙々とおこないました。。。


で、使用のパーツケースですが、昔から必ず リングスター製のポケットケース(今回使用はPC-141) を選んでいます。
いっぱい仕分けできるA4サイズ以上の大きなパーツケースも存在しますが、結果、使い勝手が悪いんですよ。どこまで増えるかわからないパーツですし、、
だから、私は小さいケースを必要に応じて買い足すという手段を選んでいます。


“百均で売ってるやつでよくね?”
と思われがちですが、リングスター製は性能が全く違います!
だから、読者の皆様は、今後、パーツケースは決して百均で買わないでください!






ずば抜けた高耐久性!
10年以上前から使っているものがいくつかあるのですが、いずれも壊れるどころか欠けさえありません!
硬すぎず(硬すぎると衝撃に弱い・割れやすい)適度にしなやかな “高耐衝撃性コーポリマー樹脂” でできているため、滅多なことでは壊れたりしません。(対して百均のヤツはすぐ割れる)そして、信頼の MADE IN JAPAN です。


底を見ると、互い違いに”×”と”⚪︎”が配置されており、


上下に合体できるというギミックが素晴らしい!
このため、偶数個数買い をオススメいたします。


そして、私の一番のお気に入りポイント。
逆さまにしても混ざらない構造 は、一見地味なようにおもえますが、これこそ使う人ファーストの設計 であるといえます。
道具はこうあるべき!の、お手本じゃないでしょうか。


撮影関連の使い方の話を一つ。
シリーズで一番小さなこの PC-141 は、 SDカード・microSDカード の仕分けケースとして最適ではないかと考えております。


高性能・高耐衝撃性。ということは、それなりのお値段がしそうですが….。

ご安心ください!(このくだり、通販調。ウチで売ってる商品でもないくせに..)
ウチの近くのホームセンターではPC-141は、税込142円と驚きの低価格! でした。(2025.3.1現在)冒頭で百均製を買うな!といった意味をご理解いただけたでしょうか!?

このポケットケースには、さらなる利点がございまして、、
たいていの ホームセンターで取り扱っており入手しやすい!という点です。
足りなくなったらこまめに買い足しができることもありがたい!

ちなみに情報。
型番の PC-14X = 幅14cm ってことでして、シリーズの PC-16X = 幅16.5cm / PC-21X = 幅21cm ってことらしいです。


後日談。木ねじの整理のためにホームセンターで4個買ったのですが、それでは足りなくなりまして、、、Amazonさんで8個買い足しました!(ねじ整理だけじゃなく、その他細々パーツ類の仕分けがありますもので..)

Amazonさんで買うと、さらにお安く、なんと税込113円(2025.3.1現在) でしたわ。ただし、6個以上からしか買えないんですけどね。(そりゃそうだろ..)

もはや、百均製のものを買う意味なし、といったところでしょう。

とにかく、このポケットケースは、撮影関係者のみならず、全人類にオススメできる道具だと確信しております。

Amazon
リングスター ポケットケース PC-141




【自社商品の宣伝】
他社販売商品のことを熱く語ってきましたが、それじゃーなんなんで、自社の宣伝もさせてください。

今回の写真は、以下弊社商品でライティングして撮影しました。
※「秘伝のレフ板」は、ご自分で作ってね♡


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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冬は虹の旬、って知ってた?(理由はリンク先)


撮影:SONY RX0(24mm)

昨日2025.2.17、京都市を上空に出現した虹を撮った写真です。虹の橋脚まで写っている「フルレインボー」が捉えられています。カメラポジションは、南西側より北東を望んでいます。(虹の右端背景の山は「比叡山」)


特筆すべきは、この写真を撮影した時間が、
昼間の14時ということ!

冬じゃなきゃ、
昼間に地上からは虹を見ることはできません!

※夏場は早朝、もしくは、夕方にしか発現しない

なぜならば、虹は物理現象 であり、あくまで 物理の法則 にのっとって発現する現象だからです。

みなさんは、虹についてちゃんと考えたことありますか?ふんわり考えていませんでしたか?

「冬にしか昼間に見れない理由」。その他「発現条件」などの答えは、過去記事に記していますので、以下のリンク先をお読みください。

中居の夏休みの宿題記事。「価格.comマガジン」で公開されています



結局、その先の「価格.comマガジン」の記事をみないと詳細理由はわからんのですが、


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