商品撮影の鉄則。派手色の背景は避けるべき理由



商品撮影では、基本、派手色背景は避けるべし!
商品撮影の背景紙の色の話です。
本ブログでは、ビギナー様のブツ撮りでは「背景紙」は「白」を選びましょう、とたびたび申し上げています。床面のレフ効果はなくなりますが、場合によっては「グレー」という選択 までは良しとします。白、グレーはいずれも「無彩色」ということがいえるからです。

「派手な色(彩度の強い色)」の背景は商品撮影には向きません。というか、派手色を使うには難易度が増しますから特別な場合を除き、プロでも使用を避けることが多いでしょう。

しかし今日は、いつもは避けている「派手色背景」をあえて使い、どうして派手色はダメなのか?の理由を探ってみたいとおもいます。



「レモンイエロー」の背景で、被写体を撮ってみました。
ぱっと見、キレイに見えるかもしれません。


それでは、ここまでだったらギリギリ許せるかな、と私が思う、この「カーキー」で、撮ってみましょう。カーキーといってもかなりの「グレーに近い渋色」で、茶色とくすんだ緑の中間くらいの色、古民家の土壁みたいな色?、、まぁ、とにかく渋い色です。



おもったとおり、ここまでの色だったらギリ許せます※1
※1何がギリ許せるのか?は、後ほどわかります。

ちなみに、、、、



いつもの「白」で撮るとこんな感じ。
見飽きてるはずの「白背景」なのに、今日はやたらと新鮮に感じませんか?(やっぱ白が良いってことじゃない?)


3背景色の写真の一部、カメラグリップ部のあたりを切り出して並べてみました。

左の黄背景では、カメラグリップ部(白)・レンズ鏡胴(銀)・グリップ(黒)に、黄色が思いっきり被ってしまい「正しい商品の色」がわからなくなっていることがわかります。ズバリ、これこそが「派手色背景」を避けるべき理由 なのです。

先ほどギリ許せるといっていた「カーキー背景」で撮った商品は、ちょっとだけ色被りをしているものの、そんなにウソじゃないのでギリ許せるかなぁ..という判断です。


補足情報として、今回の背景紙の色はこんなの。実はレモンイエローもそれほど鮮やかな色ではありません。それなのに、かなり色被りをしちゃいました。(この判断はプロでも難しいのです)

ちなみに「白」「グレー」以外の背景紙色をどうしても使いたい場合、
白に近い淡い色」か「グレーか黒に近い渋色」を選ぶべば、ギリ使える可能性があります。でも、やってみないとわかりませんけどね。

「真ふかん撮影」は派手色背景が使える可能性が高い

とはいえ、この話には例外もあります。
先ほどのように背景を立ち上げてアールを作らず、
「床敷き背景」使用で真ふかん撮影 では、


基本、派手色背景を使うことができます。
ただ、この写真も完璧ではなく、レンズのエッジに「黄色」が映り込んでいます。(本来、銀色) とはいえ、多くの被写体の場合、このような不幸な角度の銀の円形があることはないので、このようなことは起こらないではずです。

例えば、平面な形の書籍などの場合は、表面に色がかぶることはありません。(レフなしの場合)
つまり、「真ふかんアングル」だったら「派手色背景、基本OK!」 と考えていただいて良いとおもいます。
※何事も例外があるのでご注意を、



 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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