撮影台の高さは60cmがベストなんですぅ〜



しょぼい被写体(かにめし容器)は、本記事の内容には全く関係ない当て込みの被写体なので、気にしないでください。

四六判白ケント紙を使った、お手本のような美しい商品撮影セット。トップライトとサイドライトで万能感高しです。


明るくしてみました。ライトセットと三脚固定カメラ位置がよくみえます。
さらにセットの中身がよくわかるように、ばらしていきましょう。


商品撮影でよく使う白ケント紙をアールにした背景。
ベタ置きの平らな被写体から高さのある被写体までカバーできる万能背景セットです。


土台は、先日ご紹介したDIYケント紙用撮影台。20年前に作った建て付けが悪い粗悪品です。
壁に頼らずアール背景が作れ、ガタガタの粗悪品ながら役目を果たしてくれます。四六判ケント紙ぴったりですし。


パタンとたためて、収納便利!
あ、今日は撮影台がメインの話じゃなく、その下の土台の話がメイン。


高さ調整ができる椅子を2つ並べて土台としました。

でね、この高さ60cmということが重要!
商品撮影では、撮影台の高さ60cmがベストなんです!


・カメラ、ライトをそれほど高くしなくてもいい。(高いと不安定になりがち)
・商品撮影の作業がしやすい高さ。


という理由で60cmがベストなんです。
ちなみに、フツーのテーブルの高さは「約72cm」とこれより12cm高い んですが、
少し作業がしにくいんですよぉ。(腰に負担をかけることもある)

もちろん、フツーのテーブル上で商品撮影は行えないことはありません。けど、その分カメラもライトも高くなり、作業がしづらくなります。
例えば、60cm高では、立った状態でファインダーを覗けても、12cm高くなると踏み台が必要になる、、とか、ちょっとした不具合がおきてしまうのです。


撮影業界の先人は、そんなこととっくに分かっていたんですよね。
それが証拠に、撮影用のウマ(セットホース)は、高さ約60cmに作られてますもん。。

とにかく、
商品撮影では、撮影台の高さ60cmがベスト!
ってことだけ、覚えておきましょう。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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手持ち撮影写真だけで作った動画(全教室プロジェクター完備)







この14枚(1枚はR4_00773とR4_00774の合成)は、カメラ手持ち撮影の写真 です。(α7RIV使用) この写真素材(51MP)だけで、30秒足らずの動画を作ってみました。(撮影時間は3分もかかっていない)


えーとぉー、まぁ、拍子抜けしたかもしれませんが、
「全教室プロジェクター完備」ということを伝えるためだけ、の動画なのでこんなもんでしょう。
※緑のランプの合わせがそのままではうまく行かなかったから合成写真を作りました。

以上、手持ち写真だけでもこの程度の動画だったらできますよ〜、ってお話でした。
はよ帰って、テレビ見よーっと。

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓
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むかーし使ってた PENTAX SPOTMETER V を見せてあげる(と、正しい使い方を解説)







35年ほど前に買った反射光式露出計 ペンタックス スポットメーター5型 です。もちろん新品で買いました。知らぬ間にこんなにも熟成していました。

フィルムの時代、主に使っていたポジフィルム(リバーサルフィルム)は、とりわけ露出がとてもシビアで、すぐに「黒つぶれ」「白飛び」を起こしていました。そうならないように、被写体そのものをスポット的に測るメーターです。(TTLメータのようなもの)


ファインダを覗くとこんなかんじ。
ほこりやカビがひどいですね。

白背景を覗いた様子なので真っ白ですが、実際にはカメラのファインダーと同じ。
真ん中の丸の部分の被写体の濃度を測ります。


実はこれで測った値がそのままカメラの設定にするものではありません。
セコニックやミノルタの「入射光式露出計」で、そこにある光の量を測り、その値をスポットメータの側面にある、ダイヤルリングの値の三角印に合わせます。

被写体の様々な濃度をこのメータで確認し、赤枠内の1から10の間に納まっていれば、黒つぶれ、白飛び、がない状態、ってことを確認するためのものです。(18%グレーの紙をターゲットにして測ると入射光式メータと、ほぼ同じ値がでるおもいます)

ムービーのカメラマンアシスタントチーフは、セコニックとスポットメータを両方携行しており、入射光式メータの値を設定し、黒つぶれ、白飛びがあったら、照明技師さんに相談して聡明を修正していくという使い方をされてました。(カメラの値を1/3暗く、、とか微調整もやってました)

ただこのメータちょっと大きいという欠点があり、後継機のVI型ではデジタル数字表示になり、小型化されました。(V型はチーフの人が持ち歩くにはでかすぎた)
VI型は小型化した分、このダイアルリングがなくなり、1-10の数値が読めなくなり、使いにくくなったと個人的にはおもいます。(ムービチーフの方は、それがなくても頭の中で計算できるのでしょう)

まぁとにかく、この反射光式メータは、入射光式メータの補助的な役割で使うのが正しい使い方 だとおもいます。

デジタル撮影では、このようなシビアなメーターを使わなくても、すぐにプレビューできちゃうので今は不要のものかもしれません。(トライアンドエラーを数回おこなえば正解がわかるもんね)

あ、でも、ゾーンシステムを目指す人には、スポットメータは必須のものかも、、とかも考えます。


今日の写真は、昨日の撮影台 を久々に使いましたが、やっぱ便利かも、、っておもいましたわ。。。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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