【プロ㊙︎撮影技!】被写体の「かさ上げ」で影に高級感をもたせる


今日の被写体はコレ!「漆塗り金蒔絵の豆皿」です。
直径8cm、高さが1cmの薄いお皿です。
ご覧の道具で「 真ふかん 」撮影です。お馴染み「 美しキット 」のディフューザを「 手作り障子紙 」に替えています。ここまでのセットは、ブログ記事でよくご説明しているので、分かりますよね!?
今日のお話はここからが重要! プロのブツ撮りの㊙︎テクニックをお教えしますからね。(たいていのブツ撮りのプロなら知っている技だから㊙︎というほどではないかな..)

真上から豆皿を撮る場合、「背景紙にベタ置き」というのが一般的だとおもいます。ですが、プロのブツ撮りでは少し技を使います。

背景紙と被写体の間に、「台」を置いて「かさ上げ」することがあります。今日は、5mm、10mm、20mm、30mmの「透明な小さなアクリルの塊」を用意しました。(透明だと、台自体の影がでにくく、都合が良いことが多い..)

かさ上げなしの「ベタ置き(↑ 0mm)」から、少しづつあげて、撮影した写真を見比べてみましょう。さてさて、この「かさ上げ」により、どんな効果が生まれるのか!?
結論から申し上げますと、
背景紙との距離を離すことで、「被写体の(シャープだった)影」が、被写体から離れて、ボケていき、結果、影のグラデーションが優雅になります。「ベタ置き」とはエレガント感が違うでしょ?

ただし、離せば離すほど、良いというものではありません。良い塩梅の影ができるところに調整する必要があります。今回の場合、10〜20mmが適当ではないかとおもいます。かさ上げしすぎると影が薄くなりすぎて「浮遊感」が出てしまい、わざとらしい感じになるので注意が必要です。(被写体のアウトラインの形を踏襲している影でないとウソになります..)

さらに理解を深めるために、中心部を並べてみました。分かりやすいでしょ!?

影に表情を与えることで、高級感が演出できる! 」ということですね..。この技はすぐにでも真似できる技ですので覚えておいて絶対損はありません。ちなみにですが「真ふかん」じゃなく、「斜ふかん」でも有効ですし、薄い「かさ上げ」の場合、台は透明じゃなくても、大丈夫なことが多いです。(被写体が大きい場合も透明じゃなくても良いことが多い)

※この「金蒔絵の豆皿」御用達系のお店のわりと良い品なので、安っぽく撮っては失礼にあたります…桐箱の蓋にはデカデカと「菊の御紋」が箔押しされていることですし…

美しい光の撮影照明キット

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ウェイトケース 頑 丈
↑ 500mlペットボトル×4本入れてます!

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日用品をアート作品に昇華させるかもしれない美しい光とは!?


これは著名な造形作家の作品です。凛とした佇まいが目に心地良いですね。
・・・・・というのは全くウソ!
その正体は、どこのご家庭にもあるであろうただの「金ザル」。しかも、「百均」で入手した 筋金入りの安物 だったのです..。
白テーブルの上に「ザル」を置き、「 美しキット 」をやや逆目サイドから照射しただけ。右側に「 秘伝のレフ板 」が立てて置いてありますが、輪郭のわずかな白の写し込み用なので、なくてもOKレベル。

とにかく、今回の記事では凝ったことは一切していません。ビギナーのアナタでも再現可能なレベルなんですよぉ。つまり、なんでも無いものでも、「美しい光」さえあれば、アート作品まで昇華できるってことでは!?
(って言い過ぎか…)

※ちなみにTOP画像は、画像編集でモノクロ化しています。

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お皿にチョコクロ置いて簡単に撮る(障子紙ディフューザ比較)


全国の皆様は、今夜19時過ぎからおこなわれる、ラグビーW杯 準々決勝「日本×南アフリカ」戦 があるので、こんなくだらないブログを見ているヒマはないことだとおもいます。(それは正解です)なので、あまり見てない前提で流していきます。

テーブルにお皿を置いてその上に「チョコクロ」なるものを置き、テーブルの奥から「 美しキット 」を照射し、簡単に撮ってみることにします。(手前にはレフ板ね..)

このくらいのセットなら、ビギナーのアナタに、だってできるでしょ!?(不器用な人でもできるとおもいます)

流すといっても、それだけじゃなんなんで、おとといの記事でその差が非常に分かりにくかった「 手作り 障子紙ディフューザ 」との比較 も、ついでに再度やっちゃいます。設計図 通りに切って、のりしろを木工用ボンドで接着したもの。真ん中の破線は無視してください)

光源面こちらに向けて、暗めに撮影するとこんなかんじ..。付属の「標準ディフューザ」は、LED電球光源の芯がはっきり見えて、十字に光が走っていますよね!? 厳密には「光ムラ」があるということでしょう。(厳密には、、です)

それぞれのディフューザで「チョコクロ」を簡単に撮ったのがこれ。標準DFは、光に芯がある分、お皿の光源の写りがハードになってしまいましたね。一方の「障子紙DF」は、かなりフラットに写り込んでいます。

ですが、チョコクロ本体をみると「標準DF」の方が、艶やかに写っているとも言えます。どちらが良いかというのは、好みが別れるところでは!?

さらに分かりやすいようGIFで繋いでみました!(動かない人は →コチラ

お皿の表情で、全体の印象がまるで違うんですねぇ…。

というわけで、いろいろ用事を済ましてから、19時からはNHK総合で「ラグビーW杯」を見てください。

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