カメラ内蔵水準器をそこまで信じるな!


最近では、デジタル一眼カメラには「デジタル水準器」が搭載されていることが当たり前となりつつあります。今回はSONYカメラを使って説明いたします。「オレンジバー」の表示のときは「レベル(水準)が合っていない状態」
傾きを調整して、「グリーンバー」になると「レベルが合っている」という仕組みです。

※上写真は、左右の水平(サイドティルト)と前後の水平(ティルト)の2軸のいずれも合っていることを示しています。
それでは、カメラ内蔵水準器が「サイドティルト・ティルトのレベル」を示している状態で、ホットシューに装着した 2軸水準器 の状態を見てみることにしましょう。2軸のレベルが正しと合っているなら、このアナログ水準器でも、レベルを示しているはずです。
真上から見た2軸水準器の様子。中心をピンク線で画像に書き込みました。
水準器に記された黒線内には入っているものの、中心ではありません。

厳密には、これはレベルが合っていない状態!
水平と垂直を正しく表す必要のある写真では、この僅かなズレが致命傷となります。(分かりやすく言うと建築写真とか)

というわけで、カメラ内蔵水準器は、そこまで信じちゃダメってことがいえそうです。

※アナログ水準器でも安物は精度に問題があることが多いです。ちょっと高いですが、信用できそうなメーカーのものを買うようにしましょう。(これが合ってないと本末転倒ですから..ホットシュータイプでは、2000円未満は危険と考えるべしです)

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓

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カテゴリー: ソニー α9 & α7 & α7R & α7R II & α7R IV & RX0, 撮影の基本の知識 | 1件のコメント

商品撮影ライティングの基本はトップライト!ってことを理解させてみせます


本日の記事は、表題どおりの内容で、私自身にいいきかせたものです。美しい光の撮影照明キット を使って言葉少なめに、ご説明したいとおもいます。

よくある俯角45°アングル程度の商品撮影の場合を例にします。
何も考えずにライトすると被写体の横にライトを置いちゃったりするじゃないですかぁ。とりあえず右サイドに1灯置いてみました。

うーん、左側に影が伸び商品写真としてはちょっと、って感じかな。
影を薄くせねばと、左側に 秘伝のレフ板 を置いてみたよ。少しライティング知識ある人だったら、こーするよね?
まぁ影は薄くなったけど、、しょぼい感じは変わりません。うーん、もしかしたらライトが足りないのかな?
思い切って、ライトをもう1灯足してみた。贅沢に2つのライトで挟み込んでいるから間違いないはず。
影もないし、商品が明瞭に見えるから、これでいーんじゃないの?
おーいそこの君、ちょっと待った〜!
この↑写真が正解だと決めつける前に、次の↓写真を見てからにしましょう。
あれぇ〜!? 一気にカタログとかに載ってる商品写真っぽくなったぞ!!ということは、さっきの写真「は」は、不正解ってことだったのかーーーー! くぅぅぅぅ。

しかし、どーやったら、こんな商品写真っぽい感じにライトのか? 
もしかして、もっとライトを足したんか? 

いえいえ、
使ったライトは1灯だけ。
配置を変えて「トップライト」にしただけなんです。
付け加えると、
ここにレフ板置いたら、さらに良くなることもあります。
ほらね。カタログ掲載の 商品写真っぽくするには、やっぱトップライトが不可欠 だってことですね。レフのかわりに、サイドにライトを置くこともあるけど、そんなときでもメインライトはやっぱりトップライトなんですよ。

俯角45°アングルの商品撮影(ちゃんとしたブツ撮り)では、サイドライトがメインになることは、ほぼないことを覚えておきましょう。 ※俯角0°(水平)アングルに構えての「ボトル」などの「縦長もの」などは、サイドライトがメインになることもあります。

商品撮影(俯角45°程度)では、トップライティングが最重要ってことをおわかりいただけたでしょうか!?

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1灯 真トップライトの背景濃度コントロール


今回は、1灯真トップライトの背景濃度コントロール のやり方。つまり、トップライトと背景の配置の調整で、背景の明るさだけを調整 する方法 をお伝えします。

上写真のように面光源の真トップライトを組みます。白背景までの距離は、ライト尻から35cm。これが今日の基準です。

基準のセットで撮った写真がこちら。

※今回は、床面と垂直面を分離させていますが、ペーパーでアールを作って、床面と垂直面がつながった状態でも、同様の濃度調整ができます。
背景を除いた、セット全体を、背景に寄せてみました。
すると、被写体のライティングそのままで、背景だけを明るくすることができました。
次のセット全体(背景は除く)を背景から遠ざけてみました。
お察しのとおり、背景だけを暗くすることができました。
それぞれの結果を、比較しやすいように並べてみるとこぉ。
背景紙距離の調整によって、白い背景紙が、淡いグレー・濃いグレーにすることができるということですね。

逆から考えると、なるべく、背景を白(明るく)にしたいときは、
背景をなるべく寄せろ ってことになります。

教訓としては、このように被写体を置く位置によって、背景の濃度が決まってしまいますから、
背景のことも考えつつ、被写体配置を決定するように心がけましょう。 ですね。

ここからは「ちなみに..」な話。「被写体のライティングはそのまま」という要件をちょっとだけ逸しても良いなら、こんな方法もあります。

基準の「1」を例にします。真トップライトを上にあげてみましょう。今回は14cm上げてみました。

被写体へのライティングが変わってしまっているというズルをしていますが、前後の距離を変えずに、背景を少しだけ明るくできました。
このソフトボックスは、内部の光源(高演色LED電球)の光をディフューズしている構造になっており、照射範囲は上図のようになります。境界線付近は光源の光の角度が薄いためグラデ状の暗くなります。ライトを上にあげると暗いグラデの境界もあがり、背景を少しだけ明るくすることができるという理屈です。(高くなった分、背景と離れてしまい光が減光してしまいますが、光の角度が厚くなる増光の効果のほうが上回るので明るくなります)

ライトを高く上げる方法のほかに、ライトの角度(水平)を背景側に少し振り、照射境界を上げて背景を明るくするという方法もあります。

ただ、いずれの方法(ライトを高くする・振る)も、被写体のライティング自体を変えてしまうものなので、「ほんの少しの調整」でごまかすときにのみの方法だと考えてください。

【まとめ】
1灯ライティングは「被写体照明と背景照明を兼ねている」と心せよ。

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