ついでに「昔の「写真プリント」を複写してデータ化(デジタル化)する方法」をお伝えしようとおもいます。しかも、ちゃんとやれば、かなりハイクオリティなデータにすることが可能! この記事、デジイチやミラーレス持っている人には、大変有益な情報になりそうな気配です..。
まずはお手持ちの「三脚」のセンターポールを突き出し「三脚用せり出し棒」を装着し「ウェイト(500mlペットボトル4本入)」などで、安定させます。水準器を使い「真俯瞰レベル」を合わせます。(iPhoneの水準器アプリでもできるでしょう)
写真をおく場所は「平面性」が高い「板」が必要(そして水平に置けることが条件)。彩度の高い派手な色でなければ、なんでも良いです。表面は質感はツルツルの方がベター。ある程度重い方が作業中に簡単に動かないから良いです。(今回のおおよそのフレームを黒テープでわかるようにしています)
ここから、今回のキモな話になります。カメラの両サイドに「高演色LED電球 Sh50Pro-S(デイライト大光量)」をソケットにつけて配置します。ライトスタンドは最低高が低い「折りたためて軽いライトスタンド」が良いでしょう。低くならないスタンドの場合は、クリップ付ソケットなどを利用して、低い位置から照射できるように工夫します。
複写のポイントです!挟みライトが近すぎる場所に配置すると「被写体平面」にライトが映り込み、テカってしまいます。(リアル撮画像 右写真のように..) つまり、ここにおいた写真もテカってしまうということ、、わかりますよね!?
照明は「薄い角度」で、照明とは逆サイドに角度を合わせましょう。つまり、光軸を「撮画面中心より外」を狙うことになります。右写真はその「リアル撮画像」ですが「テカリがない」うえに、「露出ムラがない」ことがわかります。(スタンドを高くするとまた「テカり」が発生するので注意)
近づけて45°の角度だと簡単に被写体面の全体の「露出値(明るさ)」を合わせることができます。しかし、先ほどからお伝えしている通り「テカり」という写真複写にとって「露出ムラ」よりはるかに悪い問題が出てきます。
なので、低め、離しめ、角度浅めで照射するのですが、やりすぎると「露出ムラ(明るさのムラ)」が発生してしまいます。なるべく、明るさのムラは無い方がよいです。ギリギリ、テカらない位置まで遠ざけて、照明の角度(光軸)を中心より向こうになるような角度に微調整します。
配置写真では「露出計」を使って「被写体面」の全面がフラットな明るさになるように厳密に合わせていますが、皆さんはもってないでしょうから、この照明配置写真を正確に真似するようにしてください。(リアルに正確な位置・角度に配置されている)
▪︎レンズは60mm〜100mmくらい。▪︎絞りは絞りめの「F8」程度が良い。▪︎オートフォーカスを切り、マニュアルフォーカスで中心部を合わせ、そこで固定。 ▪︎カメラが動かないように、リモコンやレリーズケーブルを使いカメラに触れずに撮影すること。▪︎室内灯は全て消灯。外光が入る場合は、カーテンで遮光。
今回は撮影する写真の「平面」を保つために、タイルカーペットなどをずれなくするためのテープ ニトムズ カーペット用強弱両面テープ40×15 J0300 の「弱粘着面」を上にして撮影土台の板に貼り付けました。いらない写真などを貼って剥がしてみて、裏面に影響が出ないことを確認してご使用ください。(大切な写真を破かないために本当に注意してね…)粘着力が強すぎると感じた場合、粘着面に布などで叩いて、粘着力を弱くして使うようにしてください。
準備が全て整ったら撮影開始しましょう!大きい写真から始めましょう。(一番難しいため) この大きい写真の複写データをチェックし、問題があれば、照明などを修正するようにします。
「フレーム中心部」に剥がしやすいよう最大限軽めに接着します(垂直もなるべく合わせる)。ただし「平面になることが目的」ということを忘れないように…。カッターナイフを用意しておくと、剥離作業に役に立つとおもいます。※くれぐれも、破かないように慎重にはがすようにしてください。
今回、4200万画素 高画素機のα7R2で撮ったので、緩めのマージンを撮って撮影しました。高解像度で撮りたい場合は、それだけ詰めてフレームした方が良さそうですね。(微回転・クロップ作業が必要です..)
2400万画素機でとる場合は、やっぱりもっと詰めて寄って撮った方が、良さそうですけどね。
問題なく、正確にかつキレイにデータ化できました!!
今回70枚の写真プリントを複写しデータ化しました。ま、高画素機を使い、一度もカメラを触ることなく、貼って、リモコンでシャッター、剥がして、、、の繰り返し。ですが、所要時間15分とは。。スキャナーじゃ、こんな速くデータ入力作業は絶対できませんよね?
上記のことを踏まえて、準備をちゃんとすれば、写真プリントの「高速複写(高画質のデータ化)」が可能なんですよ。(ただしトリミング作業は別..)
本記事は、大量に「写真プリント」をデータ化したいときは、死ぬほど役に立つのではないかと、(この記事に、ウソはありません..)
※くれぐれも「写真を破かないよう」に「粘着力のコントロール」をうまくやってください。(写真プリントの裏面の状態も気にしてね..)
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・
→https://www.facebook.com/panproduct



ウェイトケース
ウェイトケース 

039|E26ソケット【STRONG!!】
折りたためて





















