今回は、
大好評の「値段のわりにヘロくない小型自由雲台」の調整方法をお教えします。
使用していくうちに、止まりがぬるくなってくることがあります。
それは、壊れた!これだから安物はダメだ!では無く、無調整なだけかもしれません。
まずは理解を深めるために、その構造を見てみましょう。
バラしてみました。
「止めねじ(ノブ)」を外し、逆側についている「小さなねじ」を外すだけで分解できました。
実はシンプルな構造なんですねぇ・・。
「ボール受け」の斜めになった部分に
「とがり先の止めねじ(ノブ)」を締付けることで、
「ボール受け」が上に上がって固定する構造になっています。
逆側の小さなねじの役割は
「抜け防止」と「テンションコントロール」を担っています。
ちなみにこのねじも「とがり先」になっています。(先っぽが三角)
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★固定の感じがぬるくなってきた時の調整方法
1. とめねじ(ノブ)を緩めてボールヘッド部が自由に動くようにします。
2. 逆側の小さなねじ(テンションコントロールねじ)を1.5mmの六角レンチを使って締付けます。
3. 強く締付けると、ボールヘッド部が動かなくなります。(一度動かなくする)
4. 次にレンチを逆に回し、自由に動くギリギリまで、徐々に緩めます。(慎重にしましょう)
※自由に動くか動かないか、ギリギリのところがベストです。
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これで、しっかり止まるように復活するはずです。(この雲台の最大能力になった!)
1.5mm六角レンチさえあれば簡単な作業ですよ。。
シンプルな構造の自由雲台だからこそ、できる芸当です。
分解写真を見る限り、簡単に壊れるパーツが無いように思えます。
ぬるくなったから壊れたのではなく、
調整してなかっただけかもしれませんよね。。
【注意!】
ボールヘッド部にグリスや油をささないでください。止まりが悪くなること間違い無しですから。
同じ自由雲台部を使っている弊社商品です。。
「しっかりはさめる、自由雲台付強力クリップ」
「自由雲台付カニクラ。」
「へロくない自由雲台付ホットシューマウントアダプター」
同じ自由雲台部品を使っているので、調整方法も同じです。
あ、忘れてました 。。
「パン棒付アンブレラホルダー完全キットBL-D2」
“パン棒付アンブレラホルダー完全キットBL-D2 HG”売場
これらキットにもこの自由雲台がついているので、やはり同様に調整してください。
で、、、、、
先日発売した「Micro Ball-Head with Shoe Adapter Kit」も、
だいたい同じ構造なので、今回の調整方法で調整します。
(レンチも同じ1.5mm六角レンチが合います)
“Micro Ball-Head with Shoe Adapter Kit”売場
撮影機材もメンテナンスが必要なことを覚えてくださいね。
末永く使っていただく方が良いですからねぇ・・。
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関連過去記事:
→新型「しっかりはさめる、自由雲台付き強力クリップ G2」
→自由雲台付きカニクラ。新種発見!
→ヘロくない自由雲台付ホットシューマウントアダプター
→新型アンブレラホルダー2種「傘の真ん中を狙え!」
→新製品 Micro Ball-Head with Shoe Adapter Kit
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