点光源から面光源へ、バストショット・ライティングのツボ



昨日のブロブ記事 では、ライティングは「光の方向選択」が一番大事!って話をしました。それになぞって、今日は「点光源」で光の方向を探してみました。

TOP写真は、ディフュザーを全て外した「点光源(直径4cm) といえる状態の 高演色LED電球Sh50Pro を人物(らしき物体)に照射したシミュレーションです。

レフを使わない1灯ライティング では、影を生かしてお顔の立体感を演出する、、ってーのが、潔くていーかなーっておもいます。光が人物左目とほっぺに薄くあたるような方向から照射するように位置調整をしました。

強い影の写真ですが、まぁ、これはこれで成り立っている(お顔の2/3は見えている)とおもいますので、光の方向はよろしいんじゃないかと判断しました。


ここからは、段階的に光の質を変えていきます。言い換えれば「光源の面積を拡張していく」ということですね。

外していた電球のディフュザーを装着しました。円形4cm → 円形9cm(乳白アクリル透過) とたいして光源は大きくはなっていませんが、それでも、影のエッジがまろやかになってきたのがわかります。
まぁ、よく見ないとわからない程度ですけどね。


ライト位置や角度は変えず(光の方向は変えずに)に、LED電球を 50cmソフトボックス に装着してみました。円形9cm→四角50cmの面積比を計算してみると、約39倍拡張 したことになります。(今日の青線の図は、正しいスケール比です)

お顔の影や背景落ちの影がまろやかで薄くなったことはもちろん、ライトのてかりもまろやかになっており、まさに「美しい光で照らされてる」って感じだとおもいます。さすが面光源、クオリティーアップ力は高いですね。

ただね、昨日 お話しした通り、
そもそも最初の点光源の「光の方向」が良かったことが、このバシッと決まったこの仕上がりに、最も貢献していることを忘れてはいけません。

光の質を変える(光源面の拡張)ことは、
例えてみると「仕上げのお化粧」のようなものですから。

では、その「仕上げのお化粧」のグレードを上げてみるとどうなるか?


別のディフューザー枠を使い、面積比3倍強拡張 してみました。さらに影がまろやかになり(特に背景落ち影)、さらにてかりもまろやかになり、ちょっぴり優雅感も増しました。

けどですね、劇的ってほどではないようにもおもいます。(背景落ち影以外は、よくみないとわからない)
しかも、セッティングは「ものすごく大変」になりますので「極めたい人」以外は、やんなくてもよいんじゃないかなぁ。

仕上げのお化粧は、ほどほどにしないとやり出したらキリがありません。沼にハマらないように注意しましょう。

とにかく「光の方向選択」さえちゃんと心得ていれば、50cmソフトボックス だけでも、それなりにキレイな写真を目指すことができるとおもいますよぉ。


50cmソフトボックス(E26ソケット一体型折畳式)

039|高演色LED電球 Sh50Pro-S

 E26ソケット (16mmメスダボ付)

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ライティングで一番大切なのは「光の方向の選択」だぁ!



この3枚の写真をみて、それぞれの印象の違いはありますか?
ぶっちゃけ、小さい写真でもみると、3枚ともほぼ変わらない印象でしょう。

ただ、拡大してみるとCだけちょっとだけ、違うかな〜って感じでしょうか。

実は、
A = 高演色LED電球Sh50Pro-S(全ディフュザーを外して「点光源」に近くしたもの)
B = 高演色LED電球Sh50Pro-S(DF装着)
C = 50cmソフトボックス を透過したもの(つまり面光源)

と光の質(光の大きさ)を変えていたんですね。
ただ、光の方向(光源の位置と振り)は全く同じ ってところが今回のミソ!なんですぅ。

試しにですね、
Cのソフトボックスを使って、光の方向を変えて、真上から照射してみましょう。


ほら、
光の質が同じでも、照射する光の方向が違うと、全く違う印象になるでしょ?

これ理解できますよね?

ゆえに、人物でもブツでも、
ライティングに一番に大切なのは光の方向選択
といえます。

つまり、でかいソフトボックスなどの高級ライト機材を使っても、
肝心の光の方向選択が間違っていたら(気にしていなかったら)、全てが台無しになる ってことになりかねません。

今まで被写体の光の感じを見ずに、ただ置きやすいところにライトを設置していたそこのあなた!
それ、ライティングをちゃんとしたってことにならないとおもいます。

ライトが当たっている被写体をあなたの目でちゃんと見て、どこから当てたらいいかを考えて調整するのが、真のライティングってもんじゃぁないかな?


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高演色LED電球Sh50Proで直射太陽光を作れるのか?



これ、昨日の記事 の最後の「晴天日陰」の写真な。


ほんで、これが 美しい光の撮影照明キット のトップライトで撮った写真。
テイストはおんなじ感じやろ?


つまり、晴天日陰や曇天の空でブツ撮りするテイストは、このキットで再現できるってわけや。

てか、むしろライトで撮ったほうが、青被り調整もせんでええし、
商品写真としての品質はええといえるんや。

でも、今日の本題はこれやないんやで。


晴れたお日さんの光のパキーー!としたこの感じ、影がシャープに見えるこの感じ、これがライトで作り出せるかどうかをやってみようとおもうんや。

ほんまのこというと、昨日記事は今日の記事の「フリ」やったんやで。


まずはなぁ、キットのディフュザーを外して、LED電球直の光にしてみたんや。


なんや影はぼやけてるし、これはパキーっとじゃないわな。
ソフトボックスの中は銀の反射をする仕組みになってるから、大きい面積の光のまま、、ちゅーのが原因やとおもう。


そやさかいに、単純にリフレクターがない ソケットにつけかえて、ポーンと光を打ってみた。
たぶん、こっちの方が点光源に近いから、太陽に近うなると思うで。


だいぶ、影がくっきりしてきたやろ?
ただ、黒いところと影が同化してるのは、ちとやりすぎやな。


そやさかい、これ以降は手前に「レフ板」を立てて、おこしていくことにするわ。

だいぶ影がクッキリしたとはいえ、直射感がまだ薄いなぁ。
さてさて、どないしよ。


おーー、そーやったそうやった。
Sh50Proは、乳白のディフュザーが簡単に外せるんやった。


一気にバキッと感が増したみたいや。
だいぶ、太陽直射に近づいたんとちゃう?


さらにもうひと押し。
実は中にもう一枚 乳白板のインナーディフュザーが入ってるから、それも外してみよか

つまりな、DFなしのLED素子がむき出し状態 になるってことや。


おおおーーーこれはもう太陽直射で撮ったって言い張れば、
騙される人もいるレベル!


よー見たら、影のエッジにうっすらモザイク影にはなってるけど、自分から言わんかったら多分バレへん、バレへん。。


見比べてみたら太陽直射のシャープな影には全く敵わんけど、
まぁ、レンズがついてへん照明やと、これが限界や。

そもそも、偉大なお天道さんに勝負を挑もうなんて47億年早いやろ。


さっきゆーてた、モザイク影問題。
LED素子がいっぱいついてるライトは、フツーはもっと派手に発現してもおかしくないんやで。

実はな、撮影照明はもともとの光源が「点光源」に近い方がベターなんや。面光源にしたきゃ、ディフューズやバウンスをすればいくらでも広げられるやろ?でも、光源を小さくすることはできひんのや。

そやから、このSh50Proは出来るだけ真ん中にLED素子を集めて点に近くしてる わけや。まぁ、撮影用に考え抜かれた理想的な光といえるわけや。プロカメラマンの知恵が詰まってる、っていっても大げさやないとおもう。


最後に白背景で撮った写真がこれ。
ギラーッとした、太陽の強い光イメージになってるんとちゃうかなぁ?

みんなは「面光源派」やろうとおもうけど、ホントはなぁ「点を制せずにライティングを語るな」なんやで。


それ、だれの言葉? って?
ボクがさっき適当に思いついただけや..。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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