面光源をなるべく被写体に寄せた方が良い明白な理由。【高度な黒背景編】


昨日と同じ「備前焼のぐい呑」を被写体にしたお話です。繰り返しになって恐縮です。

昨日は「白背景」でしたので、下からの「照り返し」があったので、実はちょっと分かりにくい要素がありました。その反省をふまえて、今日は「黒背景」で「面光源の距離別、照明効果の違い」を見ていきましょう。

ね!? 下からの白の照り返しがない分、もっとわかりやすいでしょ!?(照明の距離が遠いAは、高台が影になってよく見えない等..)
昨日の「セット配置」とちょっとだけ変えています。それは、被写体後方に照明後方をあわせている点(青線参照)です。つまり、前にシフトしているということ。

どうして、このような位置になったかというと、「できるだけ背景に光を回さず暗くしたかった」からです。 ウールペーパーといえども、光があると黒くはなりません。 ま、背景への光の影響を考えた配置にしたわけです。(昨日の白背景の場合、背景にも光をこぼしたいので、面光源のど真ん中に配置しました)

同じぐい呑の裏側はこぉなっています。同じものとは思えない「派手やかな赤茶色」です。田土・粘土を「焼き締め」による「緋色」は、備前焼ならでは景色ともいえるでしょう。

話を戻しますが、やはり面光源を寄せたほうが、この繊細な色がよく見えるようになることがよくわかりますよね!? 黒背景は特に難しいので「攻めるくらい寄せた光」が本当に重要なのです。

仮に「オークション」で、この「ぐい呑」が売られているとします。この「備前焼 ぐい呑」の特徴をどれが正確にお伝えできているか? というと、、もちろん「C」になるってことは言わずもがなですわな。

↓ 1.ライトのSWをON。2.室内灯のSWをOFF(またはカーテンで外光カット)。3.ライトはなるべく近づけようね..
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面光源をなるべく被写体に寄せた方が良い明白な理由。


私は常々口を酸っぱくして言い続けていることがあります。

「LED&ソフトボックス」でも、ストロボ&傘」でも、
「面光源」を有効活用するには、被写体になるべく寄せましょう…と。。

というのは、みなさん、これができていないことがとっても多いんですよぉ。。。というわけで、繊細な景色の「備前焼のぐい呑」を被写体を使ってご説明したいとおもいます。

50cm角のソフトボックスを上から照射し「10cmずつ」近づけていきます。(C)においては、フレームにライトが入るか入らないかギリギリ近寄せていまねぇ。(攻めてます)

結果が、全く違うことがお分かりでしょうか!?

一番遠くから照射している(A)の写真は、ぐい呑の「高台(床に接地している部分)」が全て黒のように写っています。が、近よせるにしたがって、「高台」は黒ベタじゃなく景色があることが見えるようになってきました。

また、近よせるにしたがって、ぐい呑の「胴(ボディ)」の景色もはっきり見えるようになったうえに、備前独特の赤茶ぽい発色も再現されるようになりました!

横からみると、その理由がよく分かります。
近よせるにしたがって、照明の「直光」が、ぐい呑縦面の「胴」や「高台」に厚い角度に照射されていくことが分かります。つまり、カメラ側からみてよく見えるようになっていくということ。(逆をいうと、離すと「薄い角度」で照射されるためよく見えない..)

拡大して詳細をみてみましょう。
(A)(B)の角度では、ぐい呑の胴の影になって、直照射されていない部分が発生します。(赤線部分) これじゃあ、「高台」が黒くなってしまうのも当然ですよね。(影の部分は白床の照り返しのみを受けている)

今回は、ソフトボックスのTOPライトで試してみましたが、傘バウンスのサイド光でも同じ結果になります。もちろん、人物撮影でも同じです。

とにかく、とにかく、
面光源は、被写体の寄せれば寄せるほど(カメラフレームギリ)、「美しい光の有効活用」ができることを覚えると、ライティングが上手になっちゃうかも、ってことです。
※例外もありますけど、これが基本です..

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野外直射日光でも役立つ「ニトリ袋ディフューザ」


おっと、例の「金文字丼」 今日もキレイにライティングされていますよね。。さてさて、今日も高演色LED電球を使ったのでしょうか!?
げ!! まさかの屋外!!
優雅な光なので、大きな白ホリのスタジオで撮ったかと思ったのに。。。。。地べたに「白ケント紙」とは….。
しかも、先日DIYで作った、ホームセンター購入「 塩ビ水道管パイプ枠 」に、これまた先日張った「 ニトリ袋ディフューザー 」だったとは。。

お金をかけなくても、工夫次第で、キレイな光の写真が撮れるんですね….。(100円とは、いわないが、1000円ちょっとでこの枠作れます。ニトリ袋のコストはタダですし..)

ところで、背景の白ケント紙の手前を少し浮かせているのはナゼ!?(← 赤枠部)
試しに、手前ケント紙を浮かせない平面で撮ってみると…
こぉ! 違い分かりますか!? え??わからない?
仕方ないなぁ..もぅ…….並べて見せてあげる。(サービスです)
浮かせない平面では丼の「高台」あたりが暗くなります。それに金文字が沈み込み気味….。
つまり、白背景を少し浮かせることで、レフ板がわりになってるってことね。 白背景ならではの技ってとこかな。
最後に一応なんですけど、「ニトリ袋ディフューザ」がなかったら、どーなるのか!?
本日はど晴天だったので、当然のごとく、こぉなります。。。。

それでも白ケント紙を敷いているおかげで、下からのレフ効果はあるんですけどね。(少し曇り気味だったらディフューザなくても、まぁまぁキレイに撮れたと思います…)

↓ 今日は売るもんがほぼ登場してこなかったので、キレイな人口光の機材をおいておきますね..
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