面光源をなるべく被写体に寄せた方が良い明白な理由。



私は常々口を酸っぱくして言い続けていることがあります。

「LED&ソフトボックス」でも、ストロボ&傘」でも、
「面光源」を有効活用するには、被写体になるべく寄せましょう…と。。

というのは、みなさん、これができていないことがとっても多いんですよぉ。。。というわけで、繊細な景色の「備前焼のぐい呑」を被写体を使ってご説明したいとおもいます。

50cm角のソフトボックスを上から照射し「10cmずつ」近づけていきます。(C)においては、フレームにライトが入るか入らないかギリギリ近寄せていまねぇ。(攻めてます)


結果が、全く違うことがお分かりでしょうか!?

一番遠くから照射している(A)の写真は、ぐい呑の「高台(床に接地している部分)」が全て黒のように写っています。が、近よせるにしたがって、「高台」は黒ベタじゃなく景色があることが見えるようになってきました。

また、近よせるにしたがって、ぐい呑の「胴(ボディ)」の景色もはっきり見えるようになったうえに、備前独特の赤茶ぽい発色も再現されるようになりました!


横からみると、その理由がよく分かります。
近よせるにしたがって、照明の「直光」が、ぐい呑縦面の「胴」や「高台」に厚い角度に照射されていくことが分かります。つまり、カメラ側からみてよく見えるようになっていくということ。(逆をいうと、離すと「薄い角度」で照射されるためよく見えない..)



拡大して詳細をみてみましょう。
(A)(B)の角度では、ぐい呑の胴の影になって、直照射されていない部分が発生します。(赤線部分) これじゃあ、「高台」が黒くなってしまうのも当然ですよね。(影の部分は白床の照り返しのみを受けている)

今回は、ソフトボックスのTOPライトで試してみましたが、傘バウンスのサイド光でも同じ結果になります。もちろん、人物撮影でも同じです。

とにかく、とにかく、
面光源は、被写体の寄せれば寄せるほど(カメラフレームギリ)、「美しい光の有効活用」ができることを覚えると、ライティングが上手になっちゃうかも、ってことです。
※例外もありますけど、これが基本です..

↓ 1.ライトのSWをON。2.室内灯のSWをOFF(またはカーテンで外光カット)。3.ライトはなるべく近づけようね..
美しい光の撮影照明キット



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