ZOOM 32bitフロート ショットガンマイク M3とiPhoneの音声録音を比べてみた動画


前回の記事 で、スマホ用ジンバルの Insta360 Flow の追跡具合の優秀さをお見せいたしましたが、本日はその発展形。
iPhoneの動画撮影では、やはり音声録音に不安がありますのもので、手作りでこんなものを作ってみました。
弊社に転がっているパーツとホームセンターで売ってる曲板を使い、手作りのオリジナルマウントを制作しました。つまり、FLowの下部に ショットガンマイク(レコーダー内蔵型)を装着 できるようにしたわけ。

このショットガンマイクは、通常、カメラのホットシュー装着用にできているんだけど、マイクに付属のプラマウントに逆さまに付けています。順につけるとLRが逆になってしまい、編集時にリバースさせなきゃいけないので、逆つけをしてるんですね。

Flowとマイクを外すとこんな感じ。曲板はバイスに挟んで、ちょっとだけ上を向くように人力で曲げました。

で、スタンド固定から外して、手持ちジンバル使いもできるような仕様にしています。

DIYマウントの話はさておき、
そんなことより、皆さん気になるのが、このマイクレコーダーのことでしょう。

このショットガンマイクは、話題のの32bitフロートの、
ZOOM ステレオショットガンマイク M3 です。

実は今年の春の仕事で使おうと思っていたのですが、頼もうと思ったら品切れ。。日本国内どこにも在庫がなく、結局、春の仕事では使えませんでした。。。
その後、7月末頃に再販売されたので、あるうちにGETしておいたものです。

その後、ブログでもこのマイクの話をやろうとおもいつつ、、、買っただけで今まで放置されていたわけです。でまぁ、今回、スマホジンバルを仕事で使うことを思案する過程で、このマイクの存在を思い出し活用することを考えてみたわけです。そんな経緯で、手作りマウントを作る必要が出てきたわけですね。

音響のことをあまり詳しくない私がいうのもなんなんですが、32bitフロートは、24bitとは比べ物にならないくらいスゴイんです。簡単にいうと、★レコーダーにゲインコントロールするところがない → ★なのに音割れしない+小さな音でも拾える(編集でかなり上げられる)  ってなかんじでしょう。

さらにこのM3がスゴイいのは、RAWのファイルを使うと、録音の角度が編集で変更できる ってところ。例えていうなら、録音後に望遠レンズから広角レンズを、専用ソフトで選べる みたいなかんじかな。こりゃー、ワンオペ撮影にはありがたい限り。

録音に詳しくない私でも違いがハッキリわかるくらいですから、イノベーションを起こしたスーパーテクノロジーなんでしょうね。

というわけで、32bitフロート録音の ZOOM M3 の音声録音の実力が分かる動画をこさえましたので、ごらんください。(ついでに、AI追跡ジンバル Insta360 Flow の具合もわかります)

↑ iPhoneなどのスマホで聞いてていただくと、音声録音の違いがよりわかります。

わかりましたかね!?

このマイク、iPhoneだけじゃなく、音声さんがつかないワンオペのデジイチ動画でも役に立つはずです。まぁ、編集時に同期させて、、というひと手間がありますが、、音声がよく聞こえない問題が少なくなることは間違いないとおもいます。 

↓ これだけゆーといてなんなんだが、現在、またもや欠品中らしい。。売れているんだろうな。。

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Insta360FlowのAI追跡性能(高性能過ぎてプロ的には複雑..)


先日、パノラマ写真使いでお伝え した、スマホ用ジンバルの Insta360 Flow
本日は、Flowをスタンド先端ねじに装着固定して、購入動機の主となった「AI追跡性能(ディープトラック3.0というらしい)」がわかる動画をごらんいただきます。

なお、自社サーバーにアップしたため、4K素材をうんと小さく(480*320px)しております。(音声も削除しました)
とはいえ、追跡の具合は伝わるとおもいます。

トラッキングターゲットは、iPhoneの画面上(専用アプリ)で任意に指定できます。今回は、手をパーするとターゲット指定&録画開始。さらにパーで録画終了、ってモードを使いました。

エラくなめらかに追跡パンしてるでしょ?私が手動パンしたら、絶対にこんなに上手にパンできません。(手持ち撮影でジンバル効かせて撮っても、ちゃんと追跡します)
ワンオペ撮影で、これを三脚固定してターゲットを指定すると、ほっといても優秀なセカンドカメラマンになってくれるという目論見なわけなのであります。

今回、あらためて、AIの凄さを実感させられました。とても仕事の役に立ちそうですが、その反面、このことはプロカメラマン的には喜んでばかりはいられません。だって、すごすぎて、カメラマンの仕事が奪われかねない危険性あるからです・・。複雑ですね・・・・。(しかも、ダレでも買えるお値段ですから..)

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「美しキット×1」を使ってプロ並みライティング!ボトル商品撮影例(ツルヒョー醤油)


昨日、おしょうゆを買いに、京都・伏見にある 小山醸造さん に出向きました。(撮影のしごとではない)
明治創業を感じさせる渋い玄関に、ストックされた各種しょうゆ。
濃口薄口を始め、様々なしょうゆがありました。
コーヒー用の使い捨てプラマドラーで味見をさせていただきまして、
この5本を購入させていただきました。合計 2,220円也。

実はここまでは、単なるプロローグ。
今日の本編は、次セッションから始まります..


依頼仕事ではありませんが、せっかくですので購入したしょうゆボトルを
小規模ECサイト様に大人気の 美しい光の撮影照明キット(+ 26cm横棒 を使い、
サクッと「商品撮影ライティング」をしてみたのがこれ!
ここからは、どーやって撮ったのか?の種明かし。
狭い事務所の片隅のテーブルの上に、以下のセットを組みました。

・ 壁に貼った 白ケント紙 をアール状にして背景紙として使用。→ 関連過去記事リンク

・ テーブルの上に「キット+横棒」を載せて、トップライトを作る。
このとき、スタンドには、ペットボトルのおもし を吊り下げは必須。→ 関連過去記事リンク

・ 自作の 秘伝のレフ板 を両サイドに縦立て使用。→ 関連過去記事リンク

で、まぁ、50mmレンズで横位置で撮った元写真 がこれ。ボトルが歪まないように、カメラは水平 に構えています。トリミング前提なので、セットの映り込みはまったく気にしてません。

今回、高画素カメラを使用したのでこれくらいのルーズなフレーミングでも問題はありませんが、高画素機でない場合、縦位置でもう少し寄ったほうがよいかもしれません。ただ、その場合、60mmレンズ以上の長めのレンズを使う ようにしましょう。(50mmでいっぱいに撮ると、水平構えでもボトルが歪みます)

この手の同種類ブツの撮影は、一番大きいものから始めます。
三脚固定カメラは動かさず、被写体の置く位置を同位置にすれば、被写体の差し替えだけで効率よく撮影をすることができます。(今回は5カットの撮影)

また、この 被写体差し替え撮影は被写体が同尺で写る ため、並べてレイアウトすると正確な大きさを表すことができるメリットもあります。

すでにお気づきだとおもいますが、最初のしょうゆ五本並んだカットは、5カットの写真をレイアウトしただけのものでした。(実際5本並べての幅広被写体一発では、このキットではきれいにライティングすることはできません)

参考までに、今回のしょうゆ5本レイアウト写真のフォトショのレイヤーを貼っときます。
「比較(暗)」で左右位置、好きなように並べます。
ただ、そのままだと、背景白の差が出ちゃうので、調整レイヤー(トーンカーブ)で微調整。
背景の足りない部分は、背景のばし の技で対処します。

えーー、今回の撮影の所要時間は、セット作りも合わせて30分足らず。レイアウトも含めた画像処理も30分くらいかな。合わせて1時間ってとこです。

最後に追加情報。

★4本のしょうゆは黒なので、キリヌキの場合、白背景じゃなくてもOKですが、「京のはんなり」は、薄色の液体なので、透過部に光が当たっている白背景が必須となります。液体の色という情報も大切ですからね。白背景は商品撮影の基本なのであります。

★今回、キット付属のディフュザーを使っているため、ボトルのライト写り込みが完璧ではありません。さらに極めたい方は、手作り「ユポ」ディフュザー を作って、交換してください。確実にクオリティアップします。

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)


最近、鶏ガラを煮込んで自作ラーメンスープを作ってみたりしてるんですけど、かえしの醤油がなーんか違うと思い、ラーメンかえしを求める目的で、伏見の小山醸造さん に出向いた経緯です。ついでに、フツーの醤油も買いました。
ラーメンかえしは、2種類あり、とりあえずどちらも購入。
本日、片方のかえしを使って作ってみたところ、、、(↑ 写真)

見事に「京都のラーメン屋」テイストになっていました!!(まじ、お店レベル..)
京都の伝統的なラーメン屋スープの秘密は、この「かえし」かも知れないと、今のところ感じております。

次に目指すは背脂かな。。

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