ライティングを追い込む正しい順序「ライトの方向決定 → 光の質を選ぶ」


撮影のライティングを追い込むには、正しい順序があります。多くの方は、色々ごっちゃになって、結局迷うことになるのではないでしょうか?
今日は、それを「飯茶碗1灯ライティング・レフなし勝負!」をおこない、整理して考えてみたいとおもいます。

①先ずは、ライトの方向を探り決めること!
ライティングで一番重要なことは、ライトを照射する方向です。メインの光をどこから照射するかによって結果が決まります。
ご覧の4つの方向から高演色LED電球」の直光を照射してみました。

※ 今回は、照射効果がわかり良いように、床反射の影響が少ない「黒背景」を使用しています。
結果を見てみると、「逆トップ」は雰囲気がいいものの、飯茶碗の外が何にも見えません。「見込み(内側)」を見せるにはようでしょうけど、外柄を含めた全体を見せるには、カメラレンズ下に「レフ板」が必要になります。レフ板を入れた写真

※今回は「レフ板なし」が前提条件。
今回の状況では、この飯茶碗の見どころである「胴(外側)にレリーフされている花柄」が、ちゃんとに見える「ぎりフロントトップ」の照射方向が正解でしょう。

※実はこの「直光」が、正確に光の方向(位置)を見極めやすい(面光源では、正確な方向がわかりにくくなる)

要件を満たしているので、この写真でも、私は「アリ」とも考えます。(昔だったらコレで正解という時代がありました)今回はさらに追い込んで(今風にブラッシュアップ)いきましょう。

②ライトの方向を決めたら、光の質を選ぶ
多くの人は先に光を柔らかくしたいがために「面光源」にこだわったりしますが、実は順番としては「光の方向」を決めることが先なのです。ただ、「面光源」を使った方が良い場合が最初から想定できる場合は、便宜上「面光源」をこしらえることをします。

重要なのは「ライトの方向決定が先!」という大原則!
今回は正しい順序で進めます。先ほどの「光の方向」を全く変えずに、「ディフューザー」を手で持って、光を透過させてみました。つまり「面光源化」するってことですね。

面光源化しても、おおむね、先ほどの結果順と変わりませんね。やはり、「ぎりフロントトップ」だけが、胴の花柄が具体的に見えます。

※説明記事のため、4つ全てDFをかけてみているが、①で「ぎりフロントトップ」がベスト!と決定しているので、実際は「ぎりフロントトップ+DF」だけやれば良い(撮影作業の効率化)
①の直光の「ぎりフロントトップ」の良いところはそのままに、
優しい表現になりました!

ライティングについて、ごちゃごちゃしていた頭の中が少し整理できましたかね? 「①ライトの方向決定」→「②光の質の選択」は大原則だとおもいます。先ほども申し上げた通り、セットを作る便宜上「光の質」を先に決めることはありますが、大原則を忘れちゃいけません。

ライティングにおいて、被写体をじっくり見ながら、そのブツが魅力的みえるベストな「ライトの方向(ライトの配置)」を探る作業が、最も重要だと考えます。それを見極めて決めることこそ、あなた(撮影者)のクリエーティブなのです。

※今回は前後位置だけの話になったが、実際には加えて左右の位置調整が加味される
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ライカ エルマリート-R28mmF2.8(1st)開放スナップ


そーいや、最近、ライカ エルマリート-R28mm(1cam/1st)を使っていないことに気が付きました。その理由は、上等な写りの「ズミクロンR35mm」に頼り切っている、って感じです。エルマリート-R28mmは、上等な写りではありません。ボケもいい加減で、どっちかっていうとワイルドな感じです。ただ、ライカならではの「浮き立つ立体感」は、このレンズでも持ち備えています。

28mmという画角は、スナップ撮るのに使いやすい画角ですが、逆をいうと甘えた写真にもなりがちです(シングルレンズのiPhoneと同じくらいの画角)。それもあってかなぁ、、最近使わなかったのは…。

というわけで、今日は久しぶりにエルマリート-R28mmをα9につけて、近所をスナップすることにしました。大した写真はありませんが、興味がある方は御覧ください。

ちなみに全て「開放(f2.8)」の写真です。コントラスト高めに仕上げています。ボケがいい加減だからか、今日撮ったのに「昔っぽさ」が写ってますよね。このレンズは開放では見事な「周辺光量落ち」がみられます。性能の悪いレンズといわれるやつですが、私はむしろ好きです。なお、ピン面はシャープです。(後期型はもっとシャープと聞きます)

このエルマリート-R28mmの中古価格は、ズミクロン-R35mm(E55)の半値ほどなので、ライカ-Rレンズとしては安い方なのではないかとおもいます。(といっても、ライカレンズの中ではレベルです..)

ドキュメンタリーライクなスナップには、いーんじゃないかなぁ。そ~じゃないお仕事撮影では、迷いなくズミクロン-R35mmを使いますけどね。

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リアリティーを足すための私的「晴天日陰」WB設定


皆さんはホワイトバランス(WB)の設定は、何にしていますか? 一般的にはオートホワイトバランス(AWB)が多いのではないかと考えています。

私はAWBは、ほぼ使いません。ぼぼ、「太陽光(晴天・デイライト)」に設定してます。もっとも、「RAW記録」をしているので、現像時になんとでもなる、ってことでもありますが、「太陽光」にしているのは「フィルム」時代のクセみたいなもんです。ポジフィルム(リバーサルフィルム)の場合、「デイライト用」「タングステン用(電球用)」の2種類しかなく、ほぼ「デイライト用」を使っていました。だから、デイライトフィルムで撮った仕上がりが想像できるから「WB=太陽光」を選ぶようになったのかもしれません。

今日(16時前頃)の晴天日陰で、ホワイトバランス設定を、「AWB」「太陽光」「日陰」の設定で撮ったものです。「太陽光」で撮ったものだけ、かなり青に偏っていますよね。デイライトフィルムで撮っても、この状況では青くなります。
並べてみると、こぉ。「太陽光」だけ、かなり青被りをしています。、「AWB」「日陰」はほぼ同じように見えます。(最近のAWBは優秀だね..)気になるのは、晴天日陰にも関わらず「グレーバランスが合いすぎてる」と感じます。バキバキ合ってるって、つまんなくないですか!?

個人的な考えとして、商品撮影などモノの色を正確に伝える必要があるものを除き、ホワイトバランスはビッタリあってなくて良い! と考えています。少しずれているほうが現場の「リアリティー」があるように感じるからです。

私の場合、そのズレ方は、デイライトフィルムで撮った仕上がりを一つの基準(お手本) としています。

今回の場合をフィルムの基準で考えたとき、「太陽光」は「少し青すぎるのではないか?」と感じました。。そこで、RAW現像時にWB設定のケルビン設定を100Kほど青を引いて(アンバー方向に)調整、したのがこれ。。

フィルムとピッタリ同じではない可能性が高い(もはや記憶が曖昧)ですが、「フィルムだったらどうか?」という感覚を入れることにより、現場のリアリティーが足されるのではないかと信じています。

まぁ、こんな私的感覚のこと、皆さんは真似する必要ないですけどね。。

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