乳白アクリル透過ライティング商品撮影(真ふかんキリヌキ)


昨日、透明アクリル製の小物 の撮影を行いました。

ガラスやアクリルなど「透過ブツ」と呼ばれるものの撮影は難易度が高く、商品撮影ビギナーでは手に追えないと考えます。それどころか、プロカメラマンでもそのスキルを持ち合わせない人には、できない人も多いのではないかともおもいます。

とても難しい「透過ブツ」は「乳白アクリル板」の透過光を背景にする方法 が一般的です。今回は「乳白アクリル透過」のセッティングを詳しくお伝えしていきます。

透過ライティングは、内部にライトが仕込める深さ30cmの「箱」が必要です。

今回は、いつの間(40年ほど前から?)にか我が家にあった年季の入った牛乳コンテナを利用しました。

そのままではケースの激しい黄色で色被りするので「A4コピー用紙」を内張します。そこに薄型のポータブルLEDライト(以前弊社で取扱があったもの)を上向けで固定します。(1/4インチのねじなどを使用)
ライトを点灯させるとこんかかんじ。。

なお、今回、LEDライトの光源を仕込みましたが、クリップオンストロボなど小型ストロボを使用することもできます。ただストロボを使う場合、底面まで白で完全に内張する必要がありますが、(ストロボの反射で底の反射も影響するため)

かつてポジフィルム用に使っていたビュアー(ライトボックス)の乳白アクリル板(2mm厚)を捨てずにとっておいたものを透過台に利用します。

フツーは持ってないとおもうので、それより大きいヤツを張っておきます↓

牛乳コンテナの上に乳白アクリル板をのせると、
あらまぁ、というくらいピッタンコ。長年このケースをとっていたのには意味があったんですね。

これで準備完了、ではなく、プロはもう少し追い込みます。

今回の被写体より、2回りほど大きくした罫(型紙)をイラレで作りプリント。それを黒ケント紙に重ねて、
罫に合わせて、カッターで中抜きします。
中抜きした黒ケント紙をアクリル板の上に固定して出来上がり。
※撮影台のレベル(水準)も厳密に合わせる必要あり
ふかんカメラセットとの全図はこぉ。
ちなみに以前、ご紹介した、撮影用コピースタンド(リンクは同等品/弊社取扱外品) を使用しています。
今回の被写体を置くとこんなかんじ。

この黒マスクには、
被写体のエッジに黒を写し込む効果(輪郭がはっきりする)まともにレンズに受ける光のハレ切り(不要な光を軽減) の2つの役割りがあります。とても面倒な作業ですが、この一手間で仕上がり品質が格段に上がります。

この透過ライトとは別に、
上から 美しい光の撮影照明キット を照射して(本ページTOP写真参照)、撮影した本番写真がこちら!

で、これはキリヌキ用原図。さらにキリヌキ処理を施すと、

キリヌキ後、素抜けの白に上に配置。
フォトショで「ドロップシャドー」をわずかにかけています。

この後、同じ形のものを20数個、淡々と撮影をこなしました。セットを1mmも動かさず、被写体を全く同じ位置に置くと、最初にキリヌキで作ったパスが流用できるので、合理的作業が可能です。

でもね、この「全く同じ位置に置く」という作業がなかなか厄介でして、、だって、小さいものなので1/10mm動かす精度がないとうまくいかんのですよぉ。。まぁ、やってみりゃわかります。。。(指がプルプル震えるし..)

shop-top

【twitter】パンプロダクト新着・再入荷専用アカウント
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・
facebookページやってまーし!(ログインしてほめてくださーい!)
→https://www.facebook.com/panproduct


 

カテゴリー: 【ブツ撮りの基本】(EC事業者様必見!), プロカメラマンに役立つ話。 | 2件のコメント

トップライト位置だけで大きく変わる写真の仕上り


弊社人気商品 美しい光の撮影照明キット26cm横棒 で組んだトップライトのテープルセットです。本ブログではお馴染みのセッティングですね。

今回は カメラのセッティング(位置・アングル・設定)を全く変えず に、
「トップライトの位置調整」だけ で、写真表現の違い(仕上りの違い) を見ていただき、ライト位置調整の重要性を知ってほしいとおもいます。

被写体は、高さ20cmほどの”竹の編み篭”。

まずは最もポピュラーな「真トップ(真上)」で撮影したものです。
被写体の真上に面光源の真ん中を配置するライティングです。細かいことにこだわらなきゃこれ。最も「失敗がすくない」配置です。(多くの被写体向き)

今回はこれが基準です。ここから位置を前後に調整してみましょう。


次に、
前上から(カメラ寄り)の配置。フロントトップ と呼ばれています。
なお背景紙にも光が届くようライトは少し奥向けに振っています。

仕上りはどー変わるのか?

篭の色の発色があきらかに良くなりました!
そして、篭の下部まで照射 され、全体がより具体的に見えるようになりましたね。

では、後ろ(後上)に配置するとどーなるか?
ちなみに、これは 逆トップライト とも呼ばれます。
思ってたとおり基準の真トップより、発色が悪く、全体が見えににくくなってしまいましたね。

被写体が黒くつぶれちゃって良く見えないのですが、、、
なんか、よりカッコよく、よりドラマチック になった、ともおもうんですよねぇ。
まぁ今回、被写体が透け感のある編み篭ってこともあるんですけど..。


【まとめ】

比較しやすいように並べて表示しました。
そしてそれぞれの 利点・欠点 をまとめてみると、こん感じです。

・フロントトップ(前上)
◎ 被写体の色や素材感を具体的に表現できる。 → 説明写真向き
× 説明には適してあるが、事務的 もしくは 生生しくなりがち。寂しい雰囲気になることがおおい。※今回は特殊形状被写体のため、いい感じに写っている(たぶん、多くはこうならない)

・真トップ(真上)
◎ 前と後の中間。説明もできつつそれなりにかっこよく写る。 → 一般的万能セッティング。失敗が少ない。

・逆トップ(後上)
◎ かっこよく、ドラマチックに仕上がりやすい → イメージ写真向き
× 説明には全く向かない。被写体の情報が伝わらない。

ざっくりいうと、

ライトを、レンズ寄り(前上)に配置するほど「説明写真」になり、背景寄り(後上)にするほど、「イメージ写真(ドラマチック)」になりやすい。(← やや乱暴な言い方ですが、)

このトップ位置が最も優れている、ということは決められません。
その被写体をどう表現したいか?(しなきゃいけないか?)が、
最も重要であり、その選択するのが”撮影者”です。

トップ位置を気にすることで、あなたの写真が少し、いやずいぶん良くなることかと、、私はおもいます。

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

shop-top

【twitter】パンプロダクト新着・再入荷専用アカウント
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・
facebookページやってまーし!(ログインしてほめてくださーい!)
→https://www.facebook.com/panproduct


 

カテゴリー: 【ブツ撮りの基本】(EC事業者様必見!) | コメントする

パーツケースはリングスター製 一択です!(弊社取扱い外品)


ここんとこウチの修繕、よく言えばリノベーションをおこなっている毎日。そのため、どうしても”木工作業”をやる機会が増えており、その度に「タッピングねじ」「木ねじ」を買い足しています。

ラベルのついた袋のまま、ねじを保存していることが常だったのですが、種類が増えすぎて、何がなんやらわからなくなり、所有しているねじを買い足すこともしばしば。

これはいかんと、一念発起!
このたび、パーツケースを買ってきてノギス片手に「種類分け」をすることにしました。袋から出してケースにしまい、バラのねじはノギスで計測。マスキングテープにサイズを書いてケースの仕切りに貼り付けるという、地味で忍耐力が必要な作業を黙々とおこないました。。。

で、使用のパーツケースですが、昔から必ず リングスター製のポケットケース(今回使用はPC-141) を選んでいます。
いっぱい仕分けできるA4サイズ以上の大きなパーツケースも存在しますが、結果、使い勝手が悪いんですよ。どこまで増えるかわからないパーツですし、、
だから、私は小さいケースを必要に応じて買い足すという手段を選んでいます。
“百均で売ってるやつでよくね?”
と思われがちですが、リングスター製は性能が全く違います!
だから、読者の皆様は、今後、パーツケースは決して百均で買わないでください!
ずば抜けた高耐久性!
10年以上前から使っているものがいくつかあるのですが、いずれも壊れるどころか欠けさえありません!
硬すぎず(硬すぎると衝撃に弱い・割れやすい)適度にしなやかな “高耐衝撃性コーポリマー樹脂” でできているため、滅多なことでは壊れたりしません。(対して百均のヤツはすぐ割れる)そして、信頼の MADE IN JAPAN です。
底を見ると、互い違いに”×”と”⚪︎”が配置されており、
上下に合体できるというギミックが素晴らしい!
このため、偶数個数買い をオススメいたします。
そして、私の一番のお気に入りポイント。
逆さまにしても混ざらない構造 は、一見地味なようにおもえますが、これこそ使う人ファーストの設計 であるといえます。
道具はこうあるべき!の、お手本じゃないでしょうか。
撮影関連の使い方の話を一つ。
シリーズで一番小さなこの PC-141 は、 SDカード・microSDカード の仕分けケースとして最適ではないかと考えております。
高性能・高耐衝撃性。ということは、それなりのお値段がしそうですが….。

ご安心ください!(このくだり、通販調。ウチで売ってる商品でもないくせに..)
ウチの近くのホームセンターではPC-141は、税込142円と驚きの低価格! でした。(2025.3.1現在)冒頭で百均製を買うな!といった意味をご理解いただけたでしょうか!?

このポケットケースには、さらなる利点がございまして、、
たいていの ホームセンターで取り扱っており入手しやすい!という点です。
足りなくなったらこまめに買い足しができることもありがたい!

ちなみに情報。
型番の PC-14X = 幅14cm ってことでして、シリーズの PC-16X = 幅16.5cm / PC-21X = 幅21cm ってことらしいです。

後日談。木ねじの整理のためにホームセンターで4個買ったのですが、それでは足りなくなりまして、、、Amazonさんで8個買い足しました!(ねじ整理だけじゃなく、その他細々パーツ類の仕分けがありますもので..)

Amazonさんで買うと、さらにお安く、なんと税込113円(2025.3.1現在) でしたわ。ただし、6個以上からしか買えないんですけどね。(そりゃそうだろ..)

もはや、百均製のものを買う意味なし、といったところでしょう。

とにかく、このポケットケースは、撮影関係者のみならず、全人類にオススメできる道具だと確信しております。


【自社商品の宣伝】
他社販売商品のことを熱く語ってきましたが、それじゃーなんなんで、自社の宣伝もさせてください。

今回の写真は、以下弊社商品でライティングして撮影しました。
※「秘伝のレフ板」は、ご自分で作ってね♡

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

shop-top

【twitter】パンプロダクト新着・再入荷専用アカウント
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・
facebookページやってまーし!(ログインしてほめてくださーい!)
→https://www.facebook.com/panproduct


 

カテゴリー: プロカメラマンに役立つ話。 | コメントする