A4雑誌の複写の最適な絞り値を探る



A4版ほどの雑誌の片ページを複写してみました。


ページを切り取ることができれば平面にできますが、
それができない場合、このようにたわみができます。ページの端までピントを合わせるのが厳しい状況かもしれません。

ページを切らないで複写しなければならないこともありますもんね。じゃーどーするか?

この条件の複写の場合「絞り」の選び方が大切 になってきます。
なるべくシャープに写せる「絞り値」を探っていきましょう。


使用レンズは「F2.8」の開放値。F16まで1段づつ絞ってみました。

まずは引いてみて全体をみてみましょう。(ノートリミング写真)

開放値のF2.8は、周辺光量が落ちていることがわかります。(わかりにくいかもだけどよく見てね)
この時点で、F2.8(開放値)を選ぶことはなくなりました。念のため、一つ絞ったF4も使わない方が良さそうです。
※多くのレンズは、開放値から2つ絞った値から、周辺光量落ちがなくなることが多い。


次に詳細を見ていきます。
まずは中央(A)を抜き出しました。ちなみに「名人の作る徳利は、」あたりにピントを合わせています。


この中央の狭い範囲にも関わらず、F2.8(開放)は、ピントが外れている箇所も確認できます。(器肌に美しく..あたりから)

見逃してはならないのは、
F16では 回折現象 が起こっており、F11よりぼんやりしています。
「絞れば絞るほどシャープになる!」ってわけではない ことを覚えてください。


次に画面の端(B)を観察してみましょう。
やはり開放値に近い値(F2.8-F5.6)では、ピントがきていませんね。

今回の条件の場合、回折が起きないギリギリの
最も全面をシャープにするには「絞り値F11」を選ぶことがベスト といえるとおもいます。


そうそう、以前にも記事でお伝えしましたが、
撮影ページの裏に「黒紙」を挟むと「ウラ透け」が軽減できます。雑誌のページ複写では必須な技だからお忘れなく。
印刷物複写のウラ透け問題はどーするか?


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