ピントはAピラーに合わせるのが基本!美しい「クルマのスタイリング撮影」の5つのコツ


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えーと、本日お仕事撮影がありまして、そのついでに手持ちで簡単に撮った写真がこの写真です(賞品用のクルマが展示されていた)。まぁ、そんなワケなのでぜんぜん完璧とはいえませんが、要点的にはそこそこレベルには達しているのではないでしょうか・・・。


あああーーー!今気がついたぁーー!このブログは1,000個以上の記事があるにもかかわらず、クルマ撮影の話するのはじめてだったよぉ・・・。こーみえまして、このワタクシ、以前はクルマ撮影(広告・雑誌)もちーとやっておりまして、ずぶのトーシローではないんです。日本のメーカーのサブパンフも撮ったんだった・・・。(遠い昔だけど・・・)


ちゅーわけで、生意気にも、クルマのスタイリング写真(カタログなどのメイン写真)をキレイに撮るコツを、皆さんにお教えしたいとおもいますので、耳の穴をかっぽじいて、よーくお聞き!(ホント、専門でもないくせに生意気・・・)




①空のひろーい場所でクルマを撮影しませふ

とにかく、空が広い場所でクルマの撮影をしましょう。河原なんかいいですよね(入っちゃいけないとこはダメよ)。ビルの谷間で撮ると、空が狭いので美しく写すのが難しくなりますし。


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②晴天昼間はクルマ撮影に向かないゼ!

クルマを野外で撮影するときには、晴天昼間におこなってはいけません。ギラギラに光っちゃいますからね。理想をいえば、ちょっと晴れた日の「日の出前〜日の出後」と、「日没前〜日没直後」が一番キレイに撮れる瞬間です。(トップ写真は本日16時半頃撮影)また、曇天昼間もちょっとだけチャンスです。(朝夕には負けますが・・ギラギラにはならないからね)


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③ちょっとだけ逆光でドラマチックに演出

今日撮った時の太陽の位置は黄色丸付近。やや逆光気味ですよね。それくらいから、薄光が差し込む程度が理想ともいえます。ちょっとだけ差し込むというのは、薄雲が1枚か2枚かかっているくらいがいいかなぁ。



④クルマの角度は35°程度。広角レンズで寄るのはやめようね

車体の真横から35°程度回転した場所から、中望遠〜望遠(85〜200mm)程度で撮るとよろし。今日は60mmつけてたのでそれで撮ったけどね・・。撮る高さはクルマの形によるのでなんともいえませんが、やや低めで撮るほうが、カッコよく見えたりします。(ボンネットはそこそこ見えたほうがよいとおもいますが・・)で、広角レンズで寄ることだけは絶対避けたいところです。(みんなコレやっちゃうから、、、、歪むからやめよーね)


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⑤Aピラーにピントを合わせて、車体後部にギリピントがくるくらい絞りを入れる

Aピラーとは図で示した通りの場所。35°の角度で撮った時に、Aピラーがクルマの見えてる部分のだいたい1/3になるので、それより前1/3と後ろ2/3にフォーカスがくることになります。Aピラーにピントを合わせたら、あとは絞りを見えてる車体後部までフォーカスが合うまで少しずつF値を絞っていきます。見えてる車体後部までフォーカスがくればいいわけ(Aピラーに合わせたらそれより前方は自動的に合うはず)。それ以上絞っちゃうと不要な背景までクッキリしちゃってよろしくございません。(これ、、、スタイリング撮影の基本かも・・知らなかったでしょ?)ちなみに今回は確かF5.6半ね。





今日は本気で撮ったスタイリング写真じゃないので、正直かなり不満はあります。

・後輪のホイルが光ってない!(レフ入れて光らせろや。)
・前輪のハンドルを右に切りたい。で、レフ入れたい。
・床面が中途ハンパだから中途半端な写りこみ。(賞品だから仕方がない)
・車内にウェイト入れて、クルマを少し沈ませたい(カッコよく見える)


ま、Photoshopの画像処理で、カバーできる部分はありますが、仕事でもないので努力はしませんでした。。。


以上、お粗末さまでした・・・。(ちぃーとは、役に立ったかな?)





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