ライティング撮影における「黒」の活用例


昨年(2025)の暮れ、多くの皆さんが年末年始のお休みになったであろう、12月29日に撮影がございました。

現場は清水寺の参道の五条坂。機材を積んだ車で行きました。年末休みということもあり、いつもにも増しての車道にあふれんばかりの観光客の人々。駐車場の出入りすら苦労します。(京都の人は用事がなければ車で出向くのに避ける地域)

この日の被写体はやきもの(陶磁器)です。(上写真はセットの様子)

この撮影で、読者の皆さまが、覚えておくべきライティングテク をみつけましたのでお伝えします。

上からは、ディフュザー枠(120×180cm)越しの傘バウンスライト(メイン光)
左横からは、ディフュザー越しの傘バウンス(サブ光)(ちな、ディフュザーは、ユポ

ここまでは、いつもの基本的なブツ撮りライティングですね。

いつもと異なる点。
通常、白のレフ板があるべき右側(サイド光の反対側)に「黒」を配置していること。

その理由。

→ 陶磁器は釉薬を施しておりツヤがあるものが多く、レフ板(白)を配置すると、レフ板の形(四角)が、被写体に写りこんでしまう。(絵が消えたり形が変に見えたりする)

だだっ広いスタジオなら「レフなし」でも良しの場合があるが、狭い倉庫だと棚に置かれている段ボールなど、黒より明るいもの全てが写り込んでしまうリスクがある。

ゆえに、右側に「黒」を配置したといいうわけ。



レフ板には、光とは反対側の暗部を明るくする効果があるけど、ツヤ被写体には写り込んでしまう、という欠点もあるので注意!ってことですね。

実は、2025年(昨年)は、これだけでは終わりません。。

五条坂の撮影の翌日、つまり12月30日の昼過ぎに電話がございまして、ポストカードを作りたいから31日午前中に作品の撮影をしてほしいとのこと。さすがに大晦日に働くのもイヤだったので、その日(12月30日)の夜に撮影することにしました。(とほほ..)

ここでも、皆さまに知っていただきたい黒の出番があったので「黒テク」をもう一つお伝えいたします。

「コンクリートブロック ×2個」の上に、作品を置いて壁に立てかけています。

なんのために、黒を敷いたのでしょうか?

この撮影は「キリヌキ後、画像加工で白を敷く」という前提で撮影をしました。

→ 下に置いている台(コンクリートブロック)の照り返し(レフ効果のような)で、光の明度ムラになる可能性を排除するために黒を敷く。

ですです。

キリヌキじゃなく、背景込みのカクハン写真(キリヌキではない写真)の場合、ブロック込みで写っているので、気にならない程度の明度差に見えます。

しかし、今回ような キリヌキの場合、少しの明度差でも光ムラがわかります。(とくに被写体のエッジなので、目立つ)

キリヌキ前提の撮影は、キリヌキ後にしか小さいエラーは分からないものです。もしかすると、このくらいのエラーは画像処理でごまかすことができるかもしれません。

しかし、撮影者が目指すところは現場でベストなデータにすること ではないかと、私は強くおもいます。(ごまかし作業の方が数倍手こずることが常ですよ、しかも所詮ごまかしですし、)

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屋外平面展示物撮影、2つの心得


屋外に設置されている展示物の撮影。
モザイクタイル作家の 外村まゆみ先生 の作品です。前記事 の作品も同氏制作。撮影後、柊野貴船神社 に奉納)

小学校の塀に設置されており、横断歩道の交通安全の願いが込められているようですいます。小学生はもちろんドライバーの皆さまへのメッセージとして、効果抜群でしょう。

このような屋外に固定設置されている被写体の撮影は動かせないため、当然のことながら現地で撮るしかありません。
【屋外平面展示物撮影、2つの心得】(私的見解)

1. 被写体の真正面 にカメラを構えること。
(カメラ高も被写体の中心高が望ましい → カメラを水平構え)
2. ベストな太陽(光)になるまで待つ。(天候や時間を予測して撮影適時に撮影する)
※トップ写真も適な光になるまで、じっくり待ちました。

この撮影の極意的には、この2つしかないとおもいます。
構図については、余計なこと(端に寄せる等) をせずに
フレームのだいたい真ん中に配置
しましょう。

本記事の本編は以上。

ここからは「ちなみに談」。

これはトップ写真をクロップしたもの。ページ表示ではオリジナルピクセルの50%表示。トップ写真前図としては約1.2億画素あります。これは作品部だけ切り抜いても、目伸ばしせずA4全面でキレイに印刷できるということ。

撮カメラは6100万画素センサーの35フルサイズですが、ちょいとの工夫で倍画素の画像を生成。
高画素撮影の成果物は「多目的に使える」ちゅーことじゃないでしょうかねぇ。

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面光源サイド光は後モレに注意!


これは先日依頼された「モザイクタイル作品」の撮影のライティングセットの様子です。作品は高さ1.5mほど。
高さをカバーできる「面光源サイドライト」にしました。

・モノブロックストロボ上下に2灯(傘バウンス) 
幅1.25mのユポ 垂らし(ディフューザー) 
・ライト逆サイドに大きな白レフ板

これでうまく撮れるんじゃないかなぁ…

と、お思いのアナタ!!
ライティング撮影は油断すると思わぬ落とし穴があるもの!

このセット写真は、モデリングライトを反映していますが、
実際のストロボ光もだいたい同じと考えてください。

サイドディフュザーと壁の間に隙間があるので、
直の光(ディフュザーを通さない)が、漏れている のです。

本番カメラ(ストロボ光)で撮ってみるとこぉ。
ほらね、ツメが甘いとこぉなります。
というわけで、光漏れ対策。
この手の撮影時にいつも携行している「黒い布」で光漏れを塞ぐ! です。
布がなければ、新聞紙をつないで、、など、この隙間を塞げさえすればいいのですから、重要なのは、直の光の後漏れを塞ぐこと! です。
並べてみるとよく分かるでしょ?
実は、面光源サイドライトを使う場合、この「光の後漏れ」は、頻繁に発生する問題なのです。
プロでもうっかりすると、後漏れ塞ぎを忘れてしまうことだってありえます。※光源から離した別ディフューずの場合です

だから、しっかり押さえておくべきポイントだとおもいます。

でね、これが上の写真の最終完成形。
今回は、パスで切り抜いて、白背景にハメ込む、ってのが納品物なんで、多少後漏れしても、大きく影響はないんですけどねぇ。(影響しないわけではない)

しかし!!!
たとえキリヌキであっても、後漏れは許さない!
この気構えこそが「ライティング写真上達」には欠かせない極意だと思います。
(根性論は古臭いといわれるかもですが、やっぱ大切ではないかと、)

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