「学校の一日2024(動画)」期間限定公開!(1週間だけ)



去年(2024)の5月に撮った動画の公開です。
※都合により1週間限定とさせていただきます。

ワンオペで10数年作り続けてきたアレですね。(このブログ読者が知ってるていでお話しています)

この時、遅ればせながら初めて絵コンテなるものを作って構成を考えました。(つか、それ当たり前だろ..的な)

今回、音を頑張ってます。そのあたりを気にしつつ、ご視聴していただければ幸いです。


【機材情報】
カメラ : ソニー α7RIV(三脚固定) / α7CR(手持ち)
レンズ:LEICA SUMICRON-R35mm / SUMICRON-R50mm / SUMICRON-R90mm / CarlZeiss FE F2.8(HASSELBLAD)
録音 : 主に ZOOM M3 + ZOOM F2(ラベリアマイク)

演出、撮影、録音。選曲、編集は、すべて私一人。ただ、もう10年以上ワンオペスタイルでやっておりますもので、それなりに慣れてきました。

今回はカメラ上の ZOOM M3 はとても役に立ちました。編集時に音を同期させる手間はありますが、音に悩んでいるスチールカメラマンの人にはおすすめです。(さっき見たら、知らん間にえらい値段が上がってて驚く)

えーー1週間程度でリンクを外しますので、くれぐれもお早めにご視聴ください。

あ、あと、京都や大阪で安価な動画を作りたい方のご依頼お待ちしております。(できることは限られてますけど..)

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ZOOM ズーム M3 ステレオショットガンマイク


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カテゴリー: 中居中也が撮った写真・動画, 【スチールカメラマンの動画修行】 | コメントする

乳白アクリル透過ライティング商品撮影(真ふかんキリヌキ)



昨日、透明アクリル製の小物 の撮影を行いました。

ガラスやアクリルなど「透過ブツ」と呼ばれるものの撮影は難易度が高く、商品撮影ビギナーでは手に追えないと考えます。それどころか、プロカメラマンでもそのスキルを持ち合わせない人には、できない人も多いのではないかともおもいます。

とても難しい「透過ブツ」は「乳白アクリル板」の透過光を背景にする方法 が一般的です。今回は「乳白アクリル透過」のセッティングを詳しくお伝えしていきます。


透過ライティングは、内部にライトが仕込める深さ30cmの「箱」が必要です。

今回は、いつの間(40年ほど前から?)にか我が家にあった年季の入った牛乳コンテナを利用しました。


そのままではケースの激しい黄色で色被りするので「A4コピー用紙」を内張します。そこに薄型のポータブルLEDライト(以前弊社で取扱があったもの)を上向けで固定します。(1/4インチのねじなどを使用)



ライトを点灯させるとこんかかんじ。。

なお、今回、LEDライトの光源を仕込みましたが、クリップオンストロボなど小型ストロボを使用することもできます。ただストロボを使う場合、底面まで白で完全に内張する必要がありますが、(ストロボの反射で底の反射も影響するため)


かつてポジフィルム用に使っていたビュアー(ライトボックス)の乳白アクリル板(2mm厚)を捨てずにとっておいたものを透過台に利用します。


フツーは持ってないとおもうので、それより大きいヤツを張っておきます↓
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アクリル乳白半透明2×320×545mm A032-2S


牛乳コンテナの上に乳白アクリル板をのせると、
あらまぁ、というくらいピッタンコ。長年このケースをとっていたのには意味があったんですね。

これで準備完了、ではなく、プロはもう少し追い込みます。


今回の被写体より、2回りほど大きくした罫(型紙)をイラレで作りプリント。それを黒ケント紙に重ねて、


罫に合わせて、カッターで中抜きします。


中抜きした黒ケント紙をアクリル板の上に固定して出来上がり。
※撮影台のレベル(水準)も厳密に合わせる必要あり


ふかんカメラセットとの全図はこぉ。
ちなみに以前、ご紹介した、撮影用コピースタンド(リンクは同等品/弊社取扱外品) を使用しています。


今回の被写体を置くとこんなかんじ。

この黒マスクには、
被写体のエッジに黒を写し込む効果(輪郭がはっきりする)まともにレンズに受ける光のハレ切り(不要な光を軽減) の2つの役割りがあります。とても面倒な作業ですが、この一手間で仕上がり品質が格段に上がります。


この透過ライトとは別に、
上から 美しい光の撮影照明キット を照射して(本ページTOP写真参照)、撮影した本番写真がこちら!

で、これはキリヌキ用原図。さらにキリヌキ処理を施すと、


キリヌキ後、素抜けの白に上に配置。
フォトショで「ドロップシャドー」をわずかにかけています。

この後、同じ形のものを20数個、淡々と撮影をこなしました。セットを1mmも動かさず、被写体を全く同じ位置に置くと、最初にキリヌキで作ったパスが流用できるので、合理的作業が可能です。

でもね、この「全く同じ位置に置く」という作業がなかなか厄介でして、、だって、小さいものなので1/10mm動かす精度がないとうまくいかんのですよぉ。。まぁ、やってみりゃわかります。。。(指がプルプル震えるし..)


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カテゴリー: 【ブツ撮りの基本】(EC事業者様必見!), プロカメラマンに役立つ話。 | 2件のコメント

トップライト位置だけで大きく変わる写真の仕上り



弊社人気商品 美しい光の撮影照明キット26cm横棒 で組んだトップライトのテープルセットです。本ブログではお馴染みのセッティングですね。

今回は カメラのセッティング(位置・アングル・設定)を全く変えず に、
「トップライトの位置調整」だけ で、写真表現の違い(仕上りの違い) を見ていただき、ライト位置調整の重要性を知ってほしいとおもいます。

被写体は、高さ20cmほどの”竹の編み篭”。


まずは最もポピュラーな「真トップ(真上)」で撮影したものです。


被写体の真上に面光源の真ん中を配置するライティングです。細かいことにこだわらなきゃこれ。最も「失敗がすくない」配置です。(多くの被写体向き)

今回はこれが基準です。ここから位置を前後に調整してみましょう。



次に、
前上から(カメラ寄り)の配置。フロントトップ と呼ばれています。
なお背景紙にも光が届くようライトは少し奥向けに振っています。

仕上りはどー変わるのか?


篭の色の発色があきらかに良くなりました!
そして、篭の下部まで照射 され、全体がより具体的に見えるようになりましたね。



では、後ろ(後上)に配置するとどーなるか?
ちなみに、これは 逆トップライト とも呼ばれます。


思ってたとおり基準の真トップより、発色が悪く、全体が見えににくくなってしまいましたね。

被写体が黒くつぶれちゃって良く見えないのですが、、、
なんか、よりカッコよく、よりドラマチック になった、ともおもうんですよねぇ。
まぁ今回、被写体が透け感のある編み篭ってこともあるんですけど..。



【まとめ】

比較しやすいように並べて表示しました。
そしてそれぞれの 利点・欠点 をまとめてみると、こん感じです。
・フロントトップ(前上)
◎ 被写体の色や素材感を具体的に表現できる。 → 説明写真向き
× 説明には適してあるが、事務的 もしくは 生生しくなりがち。寂しい雰囲気になることがおおい。※今回は特殊形状被写体のため、いい感じに写っている(たぶん、多くはこうならない)

・真トップ(真上)
◎ 前と後の中間。説明もできつつそれなりにかっこよく写る。 → 一般的万能セッティング。失敗が少ない。

・逆トップ(後上)
◎ かっこよく、ドラマチックに仕上がりやすい → イメージ写真向き
× 説明には全く向かない。被写体の情報が伝わらない。


ざっくりいうと、

ライトを、レンズ寄り(前上)に配置するほど「説明写真」になり、背景寄り(後上)にするほど、「イメージ写真(ドラマチック)」になりやすい。(← やや乱暴な言い方ですが、)


このトップ位置が最も優れている、ということは決められません。
その被写体をどう表現したいか?(しなきゃいけないか?)が、
最も重要であり、その選択するのが”撮影者”です。

トップ位置を気にすることで、あなたの写真が少し、いやずいぶん良くなることかと、、私はおもいます。


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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