【SONY RX0】謎の「全画素超解像ズーム」は本当に超解像するのか!?


先ごろ、世にも小さなカメラ「SONY サイバーショット DSC-RX0」の「ソフトウェアアップデート Ver.3.00」がございました。
SONY|DSC-RX0 本体ソフトウェアアップデート Ver. 3.00

新機能としてRX0で、ズーム撮影ができるようになるようなんです!
ん?? 「24mm単焦点レンズ」なのにズームとな?? 意味わからん…..。 素人騙しのインチキな機能をつけたのかな?

と、ついつい疑ってしまいますよね!?

その真実を知るために、早速、RX0のファームアップを実行。するとMENU画面に「ズーム設定(ズーム)」なるものが追加されており、

・ スマートズーム  ・全画素超解像ズーム  ・デジタルズーム

の「3つ」から選ぶようです。 まずは以下のソニー様のHPをお読みください。
光学ズームと全画素超解像ズーム、デジタルズームの違いを知りたい
※RX0には「光学ズーム」はありません。

【ざっくり説明すると..】

・「スマートズーム」 = クロップされるだけで劣化なし。だが、最初から「Lサイズ」で撮ってたらいいだけ。なので、編集ソフトを使わない人用機能。 ← わかる。。

・「デジタルズーム」 = よくあるソフトウェア的に「画像補間」されるインチキズーム。画像はかなり劣化する。← これもわかる。。

・「全画素超解像ズーム」 = どうやら、「ソニー様の独自開発の最新技術」により「画像の劣化を抑えた画像拡大」できるらしく、「2倍まで」ズームできるらしい..。← 全然わからん..。。補間と何が違うのか!?

とまぁ、今の段階の中居の理解はこんな感じです。

【その他、気がついた重要情報!】

・ ファームアップのページには、ズームをするには、シューティンググリップ VCT-SGR1を使うとありましたが、スマホアプリ(PlayMemories Mobile)でも、ズームコントロールは可能です。(RX0本体だけでも、無理すれば可能..)

・ 「RAW記録」では「ズーム(全設定)」は使えません!。(← 理由は説明でません…)


というわけで今回は、私の頭脳では意味が理解できない
「全画素超解像ズーム」がインチキズームか?否か?
の検証をしていきたいとおもいます。

まずはRAWが使えないようなので「画質設定」を「X-FINE JPEG」に設定して、iPhoneとWi-Fiで繋ぎました。

おーおープレビュー上では、確かにズームしますね。。でも、ついつい「単レンズ」のクセにって..思いますよね…。(疑ってる感の本音)

まぁ、とにかく撮ってみましょう。

RX0の「24mm相当」の絵が、2倍拡大され「48mm相当」になったことがわかります。

けど、これだけじゃ「全画素超解像ズーム」の実力が全くわかりませんよね..。

なので、、、

RAW設定で、同じ写真を撮ってみました。(CaptureOneで、何もしないスルー現像)

そして、、

RX0のRAWで撮った写真を、
Adobe Photoshop CC2018の、「画像解像度」「再サンプル(自動)」で「200%」に拡大(補間)したのち、元のサイズにクロップして、ほぼ同じの絵を作ってみました。。

ところでWEB上でこーゆーの比較してお見せするのって難しいス。 というわけで、「全画素超解像ズーム」と「Photoshop補間」の画像を一部抜き出してご覧いただきます。(オリジナルの大きさ)
※画面中央の下のあたりを抜き出し

おいおい! 「フォトショの200%補間」より、遥かにちゃんと写っているじゃん!
ここまでわかりやすくでるなんて、、、予想外です…。


先ほどの結果に、何か間違いがあってはいけないので、念のため「高演色LED電球の照明」を使って、光の条件もぴったり同じにして、被写体までの距離を「RX0最短の50cm」にして、さらに検証してみることにします。(& ISO100固定)

ここまでは、先ほどと同じ見せ方ね。
ソニー様ご自慢の「全画素超解像ズーム×2」と、「Photoshop補間200%」を、先ほどと同じくオリジナルサイズのまま、抜き出し並べてみます。。

これを見せられると、理屈を説明はできませんが、
「全画素超解像ズーム」は、本当に「超解像」だったといわざるおえません!(インチキZOOMでは? と、疑ってすみませんでした…..)
※RAW現像際に、「アンシャープマスク」をもう少しかけると差が少なくなる可能性もあります..

結論として、
超広角24mmだけのカメラだと思われていた「RX0」が、
「24-48mm zoomカメラ」に近づいたことは、間違いないのではないかと思います。(標準系の48mmが使えるなんて、かなりいーかもです)
ただし、「JPEGのみ」ですけど。。
(RAWは24mmだけのままね..)

※SONY様の他カメラでも「全画素超解像ズーム」ができるカメラがあるようですよ。

もっと細かいことまで知りたい「重箱の隅をつつくタイプの人」用に、WEBページで掲載できなかった、「RX0のオリジナルデータ(黄色い帯がついた写真)」をまとめてダウンロードできるようにしました! デスクトップで開いてお好きに比較してください!(ここまでやってるブログって他にある??)

本記事のRX0のオリジナルサイズ比較用写真データを全部DLする!(10MB)

余談ですが、

JPEGは、こーゆー図形では「エラー」がおきて、ウソの表示をしてしまいます。(中心の細いところ..) RAWの方がちゃんとしてることの方が多いんですけどね。。

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昨日のブツを同じように「ストロボ&傘&ディフューザーで撮ってみた..


えー、昨日は「瓶に入ったカラフルなポップコーンらしきもの」を、「美しい光の撮影照明キット(高演色LED電球 & ソフトボックス)」で、色々撮ってみましたよね。

今日は同じものを「ストロボ」&「」&「ディフューザ」という、フツーは「人物撮影」で使われる道具で撮ってみることにしましたのですよ。。

そーいや、傘でブツ撮りって、あんまりやらないですもんね。。さてさて、どーなることでしょうかね?

今日はこのような照明配置…..傘の場合、平面で攻めることができないでので、くしくも「逆ハの字」になってしまいます。傘芯が出っ張ってしまうので、致し方がないんですよ。。

アンブレラ・ディフューザー100cm」を外すと、こんな感じ。
中には、「パン棒付 スピードブラケット」につけられた、「クリップオンストロボ(マニュアル調光専用 V850II)」。そして、そこに「天使のアンブレラ Silky WHITE-100」が、挿さっています。

さてさて、「傘&ディフューザー」という「人物用ライティング」と思われていた道具で、どこまで対応できたのか!?

直径100cmの大きな円光源ということもあり、キレイに写っておりますね!

昨日のより光の面積が大きいので、レフも使ってないのに、光の周り感がありますし、、 ただ、細かいこというと、ハイライトが瓶の上部にしかなく、その点はあまり褒められたものではありませんけど..。(ハイライトが上だけで切れていますが、その分中身がよく見えてるので、褒めてもいいかなぁ..)

「サイド光を使ったブツ撮り」では、ライトをギリギリ攻めるため、「平面」ではなく「円錐形」の傘ディフューザーは、「サイド光を使ったブツ撮り」には不向きかもしれません。ただスタンドだけで、ナナメのトップライトは作りやすいので、「トップライトブツ撮り」だと、割と使えると思います..。

光源は「ストロボ」でも「LED電球」でも、細かい話をしなければ違いはありません。(厳密には光質には違いがありますけどね..)

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ちなみに、今日も「ライカ ヘクトール135mm」で撮ったというわけ。。(今日のカメラは、α7R2だけど..)

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瓶に入った被写体は「逆ハの字ライティング」じゃない方が良い場合がある


まずはさら〜っと、見て言ってね。
今日の被写体は瓶の中に入った「ポップコーンらしきもの」です。

そして、照明は「【スマホでもOK!】美しい光の撮影照明キット(高演色LED光源)」を使っております。

最初は、セオリー通り、照明だけを「逆ハの字」に配置して撮影しました。


①に、レフを追加。照明&レフを「逆ハの字」に配置して撮影。


お次は、「逆ハの字」にせずに、照明を「真横」から照射したものです。


③の右側にレフ板を追加。照明とレフを「平行」にしました。

しかし、どうして、セオリー通り、「逆ハの字」にしなかったのでしょうか!?


ここでまとめてみてみましょう。

②が「逆ハの字」で照明とレフで囲んだ写真です。フツーだったらこれが王道セオリーなはずですが、

・②は瓶が「ライト」と「レフ板」の反射で白茶けて、中身が見にくくなっている。
・②は立体感が損なわれている。

と、ちょっと不具合があるようです。

「逆ハの字」ではなく、ライトを「真横」にしたのと比べてみると、

・③と①のライトのハイライトを比べると、
①はラベルの「r」の右まである ③は「e」近くまでしかない
(②④比較でも同じことが言える)

つまり、ハイライトでテカっている部分が、①と比べて③の方が少なく、「中身がちゃんと見える面積が大きい」ということ。。

これが「逆ハの字」のデメリットであるともいえます。

・①②の背景に比べ、②③の背景は暗くなっている。→「逆ハの字」にするか、真横にするか、では「背景」への露光に影響する。
→ 背景の作画の意図により、照明配置を選択する。(暗くしたいか、明るくしたいか..で、照明配置を配慮)


とまぁ、今日はかなり高度な技術の話でしたかねぇ。。。

ま、瓶ものは「反射物」でもありつつ「透過物」でもあるので、中身を見せるのは、容易いことではないということですね。。

今日の場合、①〜④のどれが正解って、ことではなく、表現意図に応じた選択をするってことが大切なのではないでしょうか?(あとは好みね…)

ちなみに、本日の撮影担当機材は、

ブツ撮り名人レンズのライカ ヘクトール135mm & SONY α9でしたーーーー! で、接続方法は、いろんなマウントアダプター等を介し、ややこしすごて、説明を割愛させていただきます….。(コレを説明すると、明後日までかかりそうなので…)

↓ 上の「ヘクトール&α9の写真」をライティングした照明機材も実はコレ1発だけなの!
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