「つっぱり棒」を撮影機材として使用する際の注意点


撮影照明の組み上げるために、安価で入手しやすい「つっぱり棒」を利用しようと考える人は多いのではないでしょうか!?(撮影専用のオートポールは高価で入手しにくいため) うまく使えばとても役立ちますが、不得意なこともあります。今回は「つっぱり棒」の使用方法についての話をします。

「つっぱり棒」でやりたいことで最初に思いつくのは、「水平つっぱり」をして、トップライトを作ることではないでしょうか。
ただ、コレには少々問題がございまして、、、

その問題についてお話します。
例えば、強力なクランプである「鷹爪クランプ」を使うとします。このクランプで丸パイプを挟むと、そう簡単にはパイプは回りません。
それでは、それほど重くない照明機材50cmソフトボックス + Sh50Pro-Sを付けて、試してみましょう。
あららら。。あっさりクルンと回っちゃいました!

「つっぱり棒」と「クランプ」はちゃんと固定されていましたが、
軸である「つっぱり棒」自体が回ってしまったのです!
実はどれだけキツく「つっぱり棒」を締め込んでも、水平でつっぱっている限り、この現象は避けられません。

ただ、今回の機材の「ソフトボックス」では、重心がある光源面が下になるような吊り下がる状態では「トップライト」として使えます。(重心を考えて、首を調整すれば真下に向く)
しかし、バウンス光のアンブレラを使った場合、傘が吊り下がる状態になり、上向きライトしか作れなくなります。モノブロックストロボで、このような経験をした方多いのではないでしょうか?

「水平つっぱり」では、照明機材を吊り下げることしかできない ということを覚えておきましょう。(2本の水平棒で、トレペやディフュザーを渡して、天井DFを作ることは可能)

次に「垂直つっぱり」について考えてみましょう。(これだけで、トップライトを作ることはできませんが、)
垂直にした「つっぱり棒」は、かなり安定的に使えます。

結論をいいますと、回り軸に重力の影響を受けないので「垂直つっぱり」は強いです。
直接照明機材を装着するだけなら、問題なく固定状態を保持できます。

次に、垂直つっぱりに負荷をかけてみます。
クランプに「 Bo30-50cm♂♀」を付けて水平方向に突き出しても、安定した「トップライト」になります。(この方法はライトスタンドで棒を突き出すよりも安定する)

※垂直棒を軸にした回転方向の力には弱いのでライトに人為的な力が加わると水平回転が起こります。ですが、何もしなければ安定するので問題はないでしょう。

【まとめ】
・つっぱり棒の「水平使い」では、重力の影響で固定できないこともある。
・「垂直使い」は、かなり強い!工夫で色々使える。

以上のこのことさえ頭に入れとけば、「つっぱり棒」の能力を最大限に活かせることだとおもいます。

1350 鷹爪クランプ

bo_003 16mm♂♀ダボ付 [Bo30-50cm♂♀]

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ハンガーラックに洋服(トップス)をかけたまま、美しくライティングする


洋服単体の写真では、床に置いて「置き撮り」というのが一般的ですが、服をキレイにたたんで真ふかんから撮るってのは、かなり手間のかかることだとおもいます。

そこで、「置き撮り」よりはるかに簡単で数がこなせる、ハンガーラックに洋服(トップス)をかけたまま、美しくライティングする方法 をご案内します。

出来上がりはこんな感じ。ハンガーは写り込んでしまいますが、自社サイトやオークションなどで「服の特徴を伝える」という目的を考えると、まぁ、このくらいでもいーんじゃないかなぁ。。ともおもいます。
まずは、服(トップス)をハンガー(回転するタイプ)で掛けます。
使うライトは、「高演色LED電球Sh50Pro-S」を装着した「50cmソフトボックス」を、「T字棒58」でを使い 縦に2灯並べたもの。
要は、くっつけて縦に2つ並べられりゃぁ良いわけですから「美しい光の撮影照明キット」を2つ使ってもかまいません。(スタンドが2本立つことになりますが、)

そのライトを「左45°(おおよそ)」から、服に向けて照射します。また、右手には「レフ板(1820×910mm = いわゆる3×6)」を立てます。ライトとレフ板は、ご覧の通り「逆ハの字」の配置にします。

※「3×6レフ板」は、ホームセンターで入手できる「3×6の発泡板」など、
この大きさの白い板ならなんでも良い。

なお、カメラはレベルアングル(水平) に構えましょう。

ライトの高さは、被写体より少し高く。少し高くすることにより、影が斜め下に落ちるようになり、ほどよい立体感をだすことができます。(高さが同じだと、真横に影が伸びる)
背景は「白い壁」など、無背景の平面を使います。
この時、壁からハンガーラックまでの距離75cmほど 離すようにします。
(近いと、壁にクッキリした被写体の影がでてしまう)

セッティングは以上です。

そりゃぁ、ハンガーがない方が理想ですけど、アイテムの数がいっぱいあったり、一品モノだったり、そんなこと言ってられない状況があると思うんです。

カタチと色、それに素材感 が伝われば、ネットのページで売ることができるようになるわけでして。。。もちろん、角度を変えたカットや部分カットも必要になってきますが、別カットもこのままのライティングでそれなりに撮れるので、数カットを撮ったとしても、この方法ではかなりスピーディーにこなせるとおもいますよ。

あと、大きさにもよりますが「パンツ」「スカート」あたりも、ギリいけそうにもおもいます。(ワンピースやコートは、厳しいかな…)

50cmソフトボックス(E26ソケット一体型折畳式)

 高演色LED電球 Sh50Pro-S

 T字棒 58

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プロが使う「ブツ撮り撮影台」の寸法(幅1.35m背景紙使用)


普段、本ブログではブツ撮りの背景として「四六判ケント紙(788×1091mm)」を使うことを勧めていますが、被写体が50cmを超えるもの場合、ケント紙の大きさではカバーすることができません。

次のステップとして、「ロール状の背景紙(バックペーパー)」を使うことになります。
背景紙は、フル幅の「幅2.7m」ハーフ幅の「1.35m」が主流です。※奥の白背景紙 = 2.7m 手前、グレー背景紙(ロール) = 1.35m

この大きさになると「ブツ撮りビギナー」には、ハードルがとても高くなります。真似するかどうかはさておいて、本記事では、参考までに「プロのブツ撮り撮影台」の寸法情報を明記 していきます。

まず、撮影台の床の部分。コンパネという板を使います。私の場合、3×6(サブロクと呼ぶ / 1920×910mm)のコンパネをハーフ幅に合わせてカット加工しており、1350×800mmの板 を使用しています。サブロクのまま使うと背景紙を敷いたとき、床面にコンパネが出てしまい映りこんで具合の悪いことが多く発生することから、購入時に予め切ってもらいました。

※個人的に重いのがイヤだったので、厚みが薄い「6mm厚」の板を使用。ただこれでは撓んでしまうため、「9〜12mm厚」のものを使うのが一般的。
実際に背景紙をアールを作って敷いてみるとこうなります。
奥行きの距離はおおよそ1m。 普通にアールをつくるとこのくらいになるはずです。

で、今日の記事で最も重要な情報。
撮影台の高さは60cmがベスト!
これ簡単そうで以外と難しいのです。

撮影のプロの方にはおなじみの「セットホース」。いわゆる「馬」ってやつです。私はコレを使って60cm高にしています。しかし、これかなり専門性の高いもので「高さが60cm」というものはほぼ「撮影用」のものしか見当たりません。(建築用のソーホースは、高さが80cm以上しかほとんどない)
撮影用のものでも、ココくらいしか見当たりません(しかも、受注制作)
一般的なテーブルの高さは「72cm」程度です。本ブログではいつもはコレを台として、良しとしておりますが、本当は高さ72cmでは、カメラアングルとライティング調整を考えると高すぎます。ブツ撮りを極めていくと、この12~3cmの違いが命取りになったりします。

※例えば、日本の建物の一般的な天井の高さは2.5m。台が12cm低いと、照明を12cm高くできるということで助かることも多い。

馬がないなら、高さ60cmのテーブルでいーや。とおもってネットで検索するも、一つも見つかりません。(昇降式のものを除く)テーブル以外で、なんとか皆さんに「高さ60cmの世界」を可能としてもらうために必死で探しました。

で、遂に見つけちゃいましたよ。そんなに高くないものを。。
ワークレッグという高さ58cmの脚
これを2組買って、上に板を乗せれば、理想の高さの撮影台になるとおもいます。

高さ60cmの撮影台で斜ふかん撮影をすると、このようなこのようなポジション。体制が楽なので、長時間の撮影でも疲れが少ないです。そして、ライティングをしていくうちに、この高さがベストな意味を理解していくことになるとおもいます。
最後に照明の話。この大きさの背景のでちゃんとしたブツ撮りをするには「天ディフュザー」が不可欠になるでしょう。撮影台の幅が1.35mですから、それより幅の広いディフュザーを使うことになります。(この写真はLED電球1灯ですが、実際は4灯照射でないとこの範囲は足りないです)

ディフュザーに「ユポ」使用を考えると、「幅1.6mのユポ」を選ぶことになります。1.2m幅を横使いという手もありますが、、カツカツすぎるでしょう)

というわけで、この際思い切って「1.6×1.6mのDFの木枠」を作ることをオススメします。※あとあと、必ず楽になりますし、
ディフュザー木枠のDIY指南。実際にモックアップを作ってみた。(← 1.6×1.6mに設計変更してね)

えーーー、今日の記事は、ほとんどの人は何言ってるのかわからないとおもいます。でも本格的なブツ撮りセットを作る気にある人には、欲しい情報だったのではないかと、勝手に考えております。だって、プロにとっても役に立ちそうな情報ですからね。

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓

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