今回は「小さなピアス」が被写体。
使うカメラは「フルサイズカメラ」。「90mmレンズ + 接写リング」を使います(マクロレンズの代替レンズ)。
構えるアングルは、俯角45°の斜ふかんアングル。撮影の絞り値は深度が深いとされている絞りめの「F11」に設定しました。
まずは 目一杯寄って撮ってみる ことにしました。
撮影写真を見てみると、手前の真珠(フェーク)にはピントは合っているものの、後ろの真珠からチェーンと金具、かなりぼけています。イメージ写真としてはありなのかもしれませんが、特徴を正しく見せる「商品カット」には向いていません。だって、ボケちゃってはっきり見えませんもの。。
マクロレンズの場合、通常、このくらいまでは寄れてしまいます。マクロレンズを買って、うんと寄れると嬉しいですよね!? だから、グッと寄っちゃいますよね。その気持分かりますよ。。うんうん。
この撮影の絞り値は「F11」。回折現象 のことを考えると、最も絞っている値であるといってよいでしょう。つまり、今回の設定値は、最も被写界深度が深く、ピントが合う距離が最も長いということになります。
つまり、このままでは、もっとピントを深くすることは不可能 といえます。
では、どーすれば良いのか?
※ レンズ面か、センサー面がアオれる特殊な機材を使った場合を除く
とにかく、思い切って引いちゃいましょう。(被写体との距離を離す)
でも、これでいーんです。
そして撮影後、後処理でピンク枠をトリミング しましょう。
(クロップサイズはマイクロ・フォーサーズの大きさくらいか?)
だいたい全部にピンがきて、ハッキリみえますよね。
ズルした感はありますが、現実問題、これしか解決する方法がないのですよぉ。例えば24MPカメラでは、このくらいトリミングしても、長辺2000pxほど残るのでWEB用商品写真であれば、十分な大きさではないかと考えます。
フルサイズカメラは、優雅な背景ぼけになることが大きな特徴です。しかしその反面、フルサイズカメラは被写界深度を深くすること(いっぱいピントをあわせること)は苦手 なのです。
そんなフルサイズカメラに、マクロレンズをつけて目一杯寄っちゃったら「ピン浅」になることは必然なわけなのです。ということは、ピン深写真ばかりが必要な人には、APS-C、もしくはマイクロフォーサーズ(m4/3)のカメラを選ぶべきなのかもしれません。(ただし、優雅な背景ぼけをしにくくなる)
※ベストは、フルサイズ超高画素機で引いて撮ってトリミングする、でしょう。
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・
→https://www.facebook.com/panproduct







美しい光の













































