ハデ色背景が使いやすいのは真ふかん撮影だった!


まずは、被写体への敷き色背景の色かぶりを調査 をします。
色背景紙を敷いて 斜俯瞰撮影(俯角45°) をおこない、被写体への色かぶりの影響を見ていきます。被写体は、昨日に引き続き、白いゴルフボール。球体を被写体として選んだ理由は最もシビアに色かぶりをひろいやすいためです。
敷く背景紙は、「青(彩度高め)」「淡い緑(彩度低め)」「クリーム(彩度低め)」「白」の4種類。それぞれの色かぶりを比べてみましょう。(色かぶりがない「白」も比較対象にいれました)
写した写真を並べるとこぉ。まぁ、こんなもんか、とお思いでしょう。
しかーし、背景を黒で隠してみると..。
はい!これが被写体への「色かぶり」の真実です。

彩度高めの青背景なんかは、白いはずのゴルフボールの色が違う色にみえますもんね。常々「敷き背景の色は派手色を使わないように」といってるのは、こーなるからなんです。今回の場合、地味色の「クリーム」の軽い色のかぶり程度なら許容範囲かな。

斜ふかん撮影の敷き色は、できだけ彩度が低い淡い色が好ましいわけですね。とりわけ、初心者の人には「白」、もしくは「グレー」「黒」の無彩色背景を使うようにオススメしております。(黒は別の意味で難しいですけど、)
※なお今回の条件では、俯角が浅くなればなるほど、敷き色のかぶり面積が広がります。

ただ、カメラアングルを 真俯瞰(真ふかん) にすると、話は別。
真ふかんの写真はこぉ。

そして、背景を黒でマスクしたのがこれ!エッジに色かぶりが残るものの、
色背景のかぶりは劇的に軽減されたことが分かります。

色かぶりに最もシビアな球体という悪条件では「軽減」ですが、
背景色を受ける面がない形状の被写体であれば、ハデ色背景でも色かぶりしない撮影が可能 なはず!

試しに被写体を球体ではない形の「白いACアダプター」に差し替えて撮ってみると、
ご覧の通り、色かぶりが全くない写真 に仕上がりました。(ACプラグの金属部にチロっとかぶりがあるけど不問にしてね)

被写体の形状にもよりますが、
真俯瞰撮影ならハデ色背景も使える!
といっても差し支えないとおもいます。

関連Blog記事:【プロ㊙︎撮影技!】被写体の「かさ上げ」で影に高級感をもたせる

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イメージのブツ撮りは、大胆な敷背景で攻めてもいーんじゃね?(うまくいくかは知らんけど..)


ゴルフボールのイメージカットです。
ちなみに、正確な商品の情報を伝えるのが「商品カット」。情報の正しさよりもカッコ良さが求められるのが「イメージカット」と覚えてください。

上のゴルフボール写真は、それなりにカッコ良く撮れているとおもいます。ですが、実はライティングは、いつも私がやっている「商品カット」とさほど変わりません。

ライティングをお見せすると、ごらんの通り、いつもの1灯トップライト・スタイルです。強いて申し上げるなら、いつもより「逆トップ」具合が強めかなってところかな。(それとWBを青めに狂わしていることと..)
今回、いつもと大きく違うのが「敷背景」として、光を反射する「銀色塗料が塗られた和紙」を使っている ことです。たったこれだけで、クールな感じのイメージ写真になったわけですね。

つるんとした銀ではなく「和紙のテクスチャー」がある銀だったので、結果いい味となったと思います。攻めてるかんじするでしょ?(トップライトを敷背景に受けさせて光を反射させる狙いもありました)

このようにイメージ写真の場合は、攻めた背景を使うと、思いもかけずにカッコ良くなることがあります。ただ攻めてるといいながらも、無彩色の「銀」を使っているのは、やや保守的な考えからなんですけどね。(経験上、守るべきところは守らねばならないことを知っているため)

攻めた敷背景を使った撮影はそれなりの経験が必要で簡単ではありません。最初は失敗の連続になるとおもいます。ですが、ぜひぜひ攻めた敷背景に果敢にチャレンジしてほしいです。それがクリエーティブってものでしょ? そしてその失敗経験は、やがての撮影スキルの糧となるはずですから…。

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レベルアングル(水平)撮影でグラデーション背景を作る方法


テーブルの上に、白ケント紙を使って小さなスタジオを組んでみました。(ライトは写真内表記機材を使ったトップライト)
被写体は小さなブリキのバイク(全長6cm)です。
カメラはレベルアングル(水平構え)で狙います。
できた写真は「ヌケの良い白背景」になりました。明るいイメージで、悪くないですよね。
被写体を背景寄りに配置 してトップライトを組むと自然と背景も明るくなってくれます。ヌケが良い白背景はテッパンの演出ですので「背景近くに置く」と覚えておきましょう。
でも今日の本題は「ヌケ白」ではありません。実は、「グラデーション背景」 を目指すことでした。
というわけで、背景から被写体を離し、それに応じてライト位置やカメラ位置を決めます。(カメラ・被写体・ライトをまとめて、前にスライドさせるイメージ)
という簡単な被写体位置変更でグラデーション背景になりました!背景紙のアール(立ち上がり)あたりに、「光の境界」になるようにするのがポイントかな。

実は背景に「奥行き」をもたせる「グラデ背景」は、プロの仕事ではよく使われる技なんです。ブツ撮りの知見を深めるためにも、ぜひ覚えてくださいね。

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