大切なのは光の方向!フロントライトはディフューズ拡張してもたいして変わらんのです


この前お話ししたこの記事に関連したお話。

この記事ではLED電球を使ってご説明しましたが、
今日はさらにわかりやすく「クリップオン・ストロボ」を使ってご説明 します。

カメラの上のホットシューに、クリップオンストロボを装着して撮りました。
そもそもクリップオンは、この使い方を想定して作られたものなので、道具からみた使い方としては正しいです。

フロントライトはド順光であり、被写体を満遍なく明るくできて説明写真としては、十分に役割を果たしています。

しかしですね〜、味気ってものがまるでないことはお分かりだとおもいます。
「クリップオン」は面光源じゃないから、ディフューズして拡張すればいいんじゃね?

なるほどなるほど、では試してみますか。

大きい枠に貼ったトレペを透過させてみましょう。
クリップオンに直接つけるソフトボックス(皆さんがお好きなアレ)なんかより、はるかに大きい面光源になっているはず。
ん?? 少しまろやかになったような…。
確かに、細かいところを比べてみると 光の当たりはソフトにはなりました。。
けど、パッと見の印象は変わらず。。劇的に良くなったとはいえません。もっと大きくしなきゃいけないのか?

いえいえ、正解を申し上げますと、 ライトの方向 がよろしくないということなんです。。

そこでクリップオンストロボをカメラから外し、トップライト(やや逆気味) の配置 にしてみました。同じくトレペでディフューズ入れます。(リモートでシンクロ)

いつも読んでる人はお気づきになったかもしれませんが、これは当ブログで普段から 美しキット を使ってやってる配置です。

パッと見の印象も含めて、劇的に良くなったでしょ!?

もちろん面光源の拡張も大切なことではありますが、それよりはるかに重要なのは、
光の方向の選択 なのであります!

オンカメラでクリップオンストロボを使う場合、
ストロボに直接つけるタイプのソフトボックスをつけても、劇的に光がよくなることはありません。少しだけ光の当たりがソフトになる程度です。

そのことを理解して、そのソフトボックスをお使いください。(ないよりマシかな..の効果です)

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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真ふかん撮影は望遠系レンズで引くべし!


これ、大人気APS-Cカメラのソニー VLOGCAM ZV-E10L。標準ズームがついてるセット売りのやつね。

カメラのSW入れると、ズームレンズが一番ワイドの「16mm(24mm相当)」なっちゃいます。多くのコンデジなんかもそうじゃないかなぁ。

だからね、ビギナーの人はこのまま使っちゃうこと多いように思うのですよ。

真ふかんアングルで撮りたい として、
起動した状態の 広角レンズ で小さいものを撮るには、すごーく寄らなきゃいけないよねぇ。
広角レンズで寄って撮ったら、こーなるわけ。
なんかさ〜、真ふかん特有の清々しさがないよう思わないかなぁ?

バスとかMP車を見るとよくわかるように、中心より少しでも外れると、車の真上からアングルじゃなくなるよぉ〜。(片側サイドだけしか見えない)

真ふかんの清々しさが欲しければ、レンズを望遠 にして、
う〜んと引いちゃいましょう。
すると、画面全体的に真上からになり、真ふかんならではの「清々しさ」がでてくるんだよねぇ。
この違いわかるよね?

真ふかんでは望遠系レンズで引いて撮る ってのが鉄則なのですよぉ〜。。

まだピンときてない人のために、雑誌の複写もしてみたよ。。
寄って広角に問題があるのわかるよね?
ちなみに、いずれも背表紙のラインで垂線を合わせています。
ダメ押し説明として、雑誌のすぐ外側に「四角い系(四隅直角)」を書いてみました。
「引いて望遠」はだいたいあってるでしょ?でも「寄って広角」はすごく歪んでいます。
「引いて望遠」は、正しい形を捉える方法 でもあるんだね。
話は変わりますが、この雑誌、22年前(2000年)に発行されたものだけど、
デジタルカメラのNikon D1で撮った記憶があります。デジイチの出始めの頃で、全くデジタルは信用されてなかった時代。なのに、デジタルカメラを使うってチャレンジャーだったみたいね。なお、サブカメラとしてNikon Coolpix950を使ってました。。(全然覚えてないけど、950で撮った絵が使われたかもしれない..)

余計な話、失礼しました。。

 美しい光の撮影照明キット

↓ 26cm横棒は、地べた設置の時にも役立つのであります!

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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ディフュザー枠の大清掃(プロ的にはすごく大切な道具..)


この4本の120cmのアルミ角パイプは、かつて自作した「ディフュザー枠(DF枠)」をバラしたもの。

明後日、料理の写真を依頼されており、それで使うためにひっぱり出してきたら、枠には両面テープの糊がべっとりついておりました。

本来であれば、シール剥がし必殺アイテムのソルベント を使うところですがベトつきが 4m80cm もあるので断念。小さい面積には有効ですが、溶かした接着剤が無限にでてきて、かえって厄介になります。

というわけで、沸騰したお湯をかけたりして接着剤を緩めて、少しづつ削ぎ落とす作業をすることになります。

接着剤の削ぎ落としには「角が尖ったアクリル板(アクリル定規とか)」が有効です。車の車検シールを剥がすのにはこれが一番!と過去の経験から学びました。

ですが、今回は、お湯をかけ、水をかけ、クレンザーをかけ、ゴシゴシゴシゴシ、地道な作業が果てしなく続きます。

ついには「金たわし」まで、導入される始末。。
最後に、少し残った糊をソルベントで綺麗に除去して、なんか清掃完了。
ですがこれ、3時間以上はかかってしまいました。。。(その間並行して、編集動画の鬼レンダリング → 修正 → 鬼レンダリングをおこなっている)
ところで、なぜ、ただの枠にそこまで頑張っちゃうのか!?

それは、平面性の高い大きなディフュザーを使うことは、写真のクオリティーを上げることと直結しているから です。
光源がLED電球であろうが、ストロボであろうが、この1点がプロ的にはキモになってきます。(アマチュアさんには、さすがにここまでは..って感じしょうけど)

だから、このDF枠をテープ痕ベトベトで放置してしまうのは、写真の神様に怒られる行為だと悔い改めまして、そーならないような策を考えました。

まず、粘着力の弱いテープの「マスキングテープ」を用意。さらに使用する両面テープも、弱粘着の「貼って剥がせるタイプ」を探してきました。 
枠のフレームに「マスキングテープ」を下貼りします。
その上に重ねて「貼って剥がせる両面テープ」を貼ります。

おそらく、これでDFを一時的にちゃんと張ることができ、撮影後DFを剥がしても、糊の跡が残りにくいと考えました。

枠を組み上げると車にも入らないので、バラした状態で現場に持っていきます。
現場で、ロールのユポ(DF)を貼るわけですが、両面テープのシートを剥がしやすいように三角に折り、すぐに剥がせるように準備しました。
4本全てに同じ処置をします。
DF枠関係の道具の全て。2本のスタンドで両軸で支えるシステムです。
幸い、うちは機材販売もやってることもあって、こんな長い入れ物もありました。(現在販売終了しているものの付属品)
料理写真の品質を高めるライティングをするためのキモ、DF枠セットがコンプリートされました!これで明後日の準備の大部分が完了したということになります。(あとは光とカメラ機材を考えるだけなので、大したことはない)

これからは、プロカメラマンとして大切なディフュザー枠を粗末に扱わず、大切に崇めていきたいと思います。(もう3時間も頑張るのはイヤですしね..)

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓

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