LEDソフトボックスの使い方【その2】LED電球、気になる消費電力



$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画
※「プロでも使える LEDソフトボックスKit SQ60-4LED」のソケット部

昨日(3/17)、東京電力管内は大規模停電の危機陥りました。
政府節電の呼びかけに応じた個人や企業の節電努力により、その危機は避けられました。
昨日は避けられましたが、現在の電力供給量では大停電の可能性は当分続くようです。

このため、電気機器ごとの消費電力を気にする機運が高まっているようです。

そこで、今日は近日発売予定の「プロでも使える LEDソフトボックスKit SQ60-4LED」が採用している、
撮影に適した軽量LED電球(他のLED電球にもあてはまる)が、どれだけ省エネか?
ということを、あらためて考えてみたいとおもいます。

関連記事:→LEDソフトボックスの使い方【その1】ジムショスタジオの作り方
関連記事:→プロでも使える LEDソフトボックスKit【SQ60-4LED】発表!

シリカ電球・スパイラル蛍光灯・軽量LED電球の
「明るさ」と「消費電力」をそれぞれ比べてみましょう。


「LEDソフトボックスKit SQ60-4LED」はソケットが4つありますから各電球を4つ装着します。
ISOとシャッタースピードは固定で測定し、絞り値を検証します。
もちろん、他条件(距離等)も同じで露出計にて計測しています。※下記条件
————————————————————————
直4灯(ソフトボックス部無し)距離=50cm 感度=ISO400 シャッタースピード=1/60秒
————————————————————————

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画
■皆さんもよくお使いの「60W相当電球(シリカ球)」
=============================
明るさ :絞り値=F4 +8/10
消費電力:52W×4個=208W
=============================
※60W相当の明るさですが、消費電力は52W

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画
■ぐるぐる渦巻きの32Wスパイラル蛍光灯
=============================
明るさ :絞り値=F5.6 +7/10
消費電力:32W×4個=128W
=============================

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画
■「LEDソフトボックスKit SQ60-4LED」の軽量LED電球(6W)
=============================
明るさ :絞り値=F5.6
消費電力:6W×4個=24W
=============================

——————————————————————————————

結果をまとめてみると、

●明るさ(明るい > 暗い)
32W蛍光灯×4(F5.6 +7/10) > 6WLED電球×4(F5.6) > 60W相当シリカ電球×4(F4 +8/10)
●消費電力(小さい < 大きい)
6WLED電球×4=24W < 32W蛍光灯×4=128W < 52Wシリカ電球×4=208W

★60W相当シリカ球と32W蛍光灯の比較では、露出値的には、ほぼ1EV(1段)の違いがあります。
光量としては2倍の差があり、光量を合わせて消費電力の検証をする場合、本来であれば1/2の出力の16W蛍光灯との比較が正しいでしょう。(残念ながら手元にないです)
同等の明るさで比較した場合は以下のようになると推察されます。

明るさを同等に合わせて(計算上)、修正した関係が以下です。

====================================================================
●明るさ(明るい > 暗い)
6WLED電球×4(F5.6) > 60W相当シリカ電球×4(F4 +8/10) > 16W蛍光灯×4(F4.0 +7/10)←推定
●消費電力(小さい < 大きい)
6WLED電球×4=24W < 16W蛍光灯×4=64W < 52Wシリカ電球×4=208W
====================================================================


同等の光量をえるための消費電力の関係を、LED電球を1とした場合、このようなことがいえます。

=================================
消費電力:LED電球=1 蛍光灯=2.67倍 電球=8.67倍
=================================

電球を1個つける電力で、LED電球は8.67個つきます。
蛍光灯を1個つける電力で、LED電球は2.67個つきます。


$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

逆を言うと、

LED電球は電球に比べて約1/9 の消費電力です。
LED電球は蛍光灯に比べて約1/3の消費電力です。

※小数点以下四捨五入

になりますね。

ってことは、
コレって、大停電をおこさないための秘策じゃないでしょうかね?

また、首都圏の大停電予防という理由だけではなく、
コレからの日本は省電力社会にならざるえないことは間違いないでしょうから、
LED電球の普及を急ぐ必要がでてきたのではないでしょうか。(私はそう思います)

で、「プロでも使える LEDソフトボックスKit SQ60-4LED」の販売準備をすすめておりますので、
少々待ってください。。

※弊社が実測値に基づく結果です。違う検証では誤差がでる可能性もあります。
また、違うLED電球でも誤差が出ることも予想できます。







★↓もう売ってまっせ!↓★
初心者でも簡単”LEDソフトボックスKit SQ60-4LED”売場

カテゴリー: LEDライト機材, 機材教室, 撮影術, 商品撮影初心者向けLED パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください