続・接続系機材の世界。



$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

誠に恐縮ですが、昨日の続きの地味な話をさせていただきます。

写真は「アクセサリーシュー→カメラねじメス機材接族」の皆さんです。
カメラの頭に付いている、クリップオンストロボをつける部分を
「アクセサリシュー」または「ホットシュー」と呼びます。
この部族の方たちは、カメラの上に何かを接続するために日々働いてらっしゃいます。

左:「シネアームキット-1」さん
左から2番目:「ホットシューマウントアダプター」さん
右から2番目:「シネアームキット-2」さん
右:「ヘロくない自由雲台付ホットシューマウントアダプター」


一番小さな「ホットシューマウントアダプター」さんは、
この部族には必ず付いているパーツです。
アクセサリーシューからカメラねじオス(1/4″)のツノを生やして「カメラねじメスの機材」と接続させる・・という基礎の大切な役割を担っています。
回しねじが付いていて、カメラのアクセサリーシューにカッチリ固定できます。

実は、この仕事ができる方が少ないのが現状です。
地味な仕事ですから、やりたがらないみたいです。
彼がいるおかげで、この部族は成り立っているんですからね。
とりあえず、感謝しましょう。
※余談ですが、シュー部にもいざというときの為のカメラねじ穴有り。偉い!

「ヘロくない自由雲台付ホットシューマウントアダプター」さんは
同じく「カメラねじメスの機材」と接続できるのですが、
任意の角度に調整して固定することができます。
この値段のクラスの小型自由雲台の中では成績優秀な方です。

「シネアームキット-1」さんと「シネアームキット-2」さんはご兄弟です。
長身の長男とチビの次男です。

任意に角度を変えられるのもさることながら、
このご兄弟は場所の位置も動かせる特技を持っています。
しかも、真ん中の回しでロックアンロックがワンタッチ!
とてもしっかりした兄弟ですよ。
次男はチビですが、逆に小回りが聞くという利点がありますから、
あまりバカにしちゃあダメですよ。

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

「カメラねじメス機材-メス機材接族」の方々です
「太ねじメス機材-太ねじメス機材接族」も一人います。

「ステンレス製六角穴付Φ1/4″カメラねじ(S)」さん
「ステンレス製六角穴付Φ1/4″カメラねじ(M)」さん
「ステンレス製六角穴付Φ3/8″太ねじ(M)」さん

蟹バサミ型強力クランプ(カニクラ)さんと仲良しのようです。

この部族は、「カメラねじ穴(1/4″)付機材」と「カメラねじ穴(1/4″)付機材」をくっつける、
言わば仲人的な役割です。「太ねじ穴(3/8″)付機材」と「太ねじ穴(3/8″)付機材」をくっつける、
言わば仲人的も一人いらっしゃいます。

【ポイント!】
頭にある六角穴はインチ規格なので、インチ六角レンチが必要です。
「ステンレス製六角穴付Φ1/4″カメラねじ」は、センチ六角レンチ3mmで代用ができますが、正しくはありません。「ステンレス製六角穴付Φ3/8″太ねじ」に至ってはセンチレンチでは回す事すらできません。「ステンレス製六角穴付カメラねじ用レンチ」「ステンレス製六角穴付太ねじ用レンチ」が無いと困ります。


では、「カメラねじ穴機材と太ねじ穴機材」と「太ねじ穴(3/8″)付機材」は
どうすればくっつくのでしょう?

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

その場合は、多彩な才能をお持ちの「真鍮製スピゴット族」に頼る必要があります。

「カメラねじ穴付機材?太ねじ穴付機材接続」の役割の他に
「メスダボ機材-メスダボ機材接続」
「カメラねじ穴付機材→メスダボ接続」
「太ねじ穴付機材→メスダボ接続」
と、色々な才能があるので、とても多忙のようです。

特筆すべきは、基本はΦ16mmのオスダボなのですが、
日本用スタンドのΦ17mmのメスダボにもきっちり対応されています。

つまり、スタンド等の日本用メスダボ機材(Φ17mm)と他国メスダボ機材(Φ16mm)の仲を
取持ってくれる国際派仲人なんですよ。
ダボ界の中では、他に替われる方がなかなかいらっしゃらないようです。

真鍮製なのでしっかりしてますしね。

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

ダボの話をして、思い出しました。
「16mmメスダボ機材接族」の皆さんのご紹介をし忘れるところでした。

「蟹バサミ型強力クランプ(カニクラ)」さんと「真鍮製スピゴット」さんのデュオ
「蟹バサミ型強力クランプ(カニクラ)」さんと「超軽量20g!ジョイントアルミダボ(オスねじ側)」さんのデュオ
「樹脂製アクセサリーシュー」さんと「超軽量20g!ジョイントアルミダボ(オスねじ側)」さんのデュオ
「しっかりはさめる、16mmダボ付き強力クリップ」さん

この方達のご説明は良いですよね。
これまでのお話でだいたい見当つくかと思います。

でも、一つ言っておかなければいけません。
「超軽量20g!ジョイントアルミダボ(オスねじ側)」さんは16mmメスダボ機材と相性ぴったりです。しかし、日本用Φ17mmメスダボ機材」とは接続はできるにはできるのですが、決して相性がよい・・とまでは言えません。少し長さが短いのです。日本用メスダボにある「止めねじ」が先端部分に当たり、ヤな止まり具合になります。
「他国メスダボ機材用」だと考えて下さい。

参考過去記事:→過去記事:ダボ(ライトとスタンドをつける部品)日本は17mm、他は16mm

日本用メスダボ機材を接続させるときには、
国際派仲人の「真鍮製スピゴット」さんを頼りましょう。

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

変わりどころの接続族ですが、
「カメラねじオス機材→ホットシューオス機材接族」「樹脂製アクセサリーシュー」さんです。
他にもこの部族の方は、量販店の売り場で結構見かけます。
しかしながら、樹脂製という素材が案外いいのです。
やや柔らかな樹脂で、シュー付き機材を痛めることもありません。
止めねじでしっかり固定もできます。なにより安いです。
クリップオンストロボの接点にも影響しないところも誉めてあげましょう。
いないと困ることも多いようです。

$デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

やっと最後になりました・・。忍耐強い方に感謝です。
「カメラねじオス機材→Φ16mmメスダボ機材接族」「超軽量20g!ジョイントアルミダボ(ねじ穴側)」さんです。

相棒のオスねじ側は先にも登場していただきましたが、
「カメラねじオス機材→Φ16mmメスダボ機材」という貴重な仕事をします。
つまり、Φ16mmメスダボ機材(他国用ストロボやLED照明)をカメラねじ穴に変換してくれます。
例えば、三脚の雲台にΦ16mmメスダボ機材取付ける場合は、この子が無いとできません。
他にあまり無いです。
それにアルミ製で超軽量、計算上10g無いでしょう。持っていくのが楽ですね。
※ゆえに重い機材を固定するのには適さないかもしれません。

今回は以上です。お疲れ様でした。
(私も疲れました・・・)

昨日今日の「接続系機材の世界」では、分かりにくい話を分かりやすい風でお話しして、
さらに分かりにくくしてしまいました。。


だから文章の内容を考えるより、各機材の写真をじっくり見て、
皆様が各々で機材接続の方法をイマジネーションして下さい。

「この機材とこの機材をくっつけるにはどうしたら良いか?」
その答えは、昨日今日の写真を見るとそのヒントがあるかもしれません。
機材接続の妄想をお楽しみ下さい。。
※投げっぱなしのオチでスンマセン!






とてもディープな”接続系機材”を見てみたい!

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