撮影用LEDライトの基本(3):プリセットホワイトバランスを覚えよう


$有限会社パンプロダクト|デジタル撮影時代、周辺機材の最適化計画

以前、乳白アクリル板を使って、プリセットホワイトバランス(マニュアルWBと同義)の設定方法を、
ご説明しましたが、今回はその復習です。

→過去記事:乳白アクリル(10×10cm):プリセット(マニュアル)のWBに便利!

撮影用LEDライトは基本的にはデーライト(5600K)ですが、
メーカーや製品により、その光の色の特性が微妙に違う場合があります。


細かいことを言わなければ、オートーホワイトバランス(AWB)でも、それなりに撮影はできます。
商品撮影など色をキレイに表現したい写真(動画)においては、
プリセットWBの設定方法を覚えておいても、損はありません。

一度設定しておけば、それほど手間ではないでしょう。
設定されたLEDライトで撮影をする時は、
WB設定をプリセットに切り替えるだけで、最適化されたWBで撮影できるのです。

実は太陽光も、良く晴れた直射日光・曇天・晴天日陰・朝・昼・夕と、その時間や状況によって、
光の色は違います。(太陽光でも撮影物の正確な色を獲るためには、プリセットWBしたほうが良い)

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プリセットWBの設定で、光があるところで「白い紙を撮る(透過光ではない)」という方法が一般的でしょう。
正確にその方法を実行すれば良い結果が獲られます
ただ、他の光のも干渉したり、露出を間違ったり・・経験上、失敗が多いように思います。

そんな理由で、光源を透過させて設定する方法を10年程前から推奨してきました。
乳白アクリルを使用する方法は、その頃あみ出されました。

で、今回、乳白アクリルの他に、手に入りやすいもので代用できないかと考えて、
コピー用紙(白)を透過させる方法を、試してみたのです。
結果としては、それでも十分効果があることが分かりました。

本記事トップの写真のように、レンズ前にコピー用紙を透過させて、プリセットWBの設定をします。
ただ、それだけです。

※カメラによって、プリセットWB(マニュアルWB)の設定の仕方が違うので、カメラ取扱い説明書を良く読んで下さい。

大型LEDでも小型LEDでも、その方法は変わりません。
で、コピー用紙透過での設定の結果は以下の通りです。(使用カメラ LUMIX GF1)

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大型小型とも、左右見比べると、AWB(オートWB)で撮影したほうは、やや緑や黄色の濁りがあります。
プリセットWBで撮影された写真の方が、発色がよく、クリアですよね。
それに上下(別LED機種)を見比べると、プリセット撮影(右側)のグレーチャート部に差はないようです。

ほんの些細なことかも知れませんが、
少しでも色をキレイにしたい場合は、とにかく有効な手段です。
是非、覚えてください。

※ご覧のモニターにより分かりにくい場合があるかも知れませんが、ご了承ください。




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