乳白アクリル(10×10cm):プリセット(マニュアル)のWBに便利!



一眼デジカメ草創期の10年程前は、カメラのホワイトバランス(WB)の性能がイマイチでした。
オートホワイトバランス(AWB)は全く使い物にならなかった記憶があります。

白い紙を撮る。という方法が一般的だったのですが、きっちりとした露出で撮らなければ、かえって変な色になっていました。

NikonD1とCanonD30で、簡単で上手にWBを合わせる方法がないか・・と考えた末に、
乳白アクリルをレンズ前に押さえ(透過させる)、光源に向けてプリセット(マニュアルWB)するという技をあみ出しました。
この方法は失敗がすくなく、蛍光灯下の撮影で威力を発揮しました。
※プリセットWBとマニュアルWBはメーカにより呼び方が違うが同義。

現在のデジカメはAWBが優秀なので、何も考えずにキレイにとれると思います。
しかし、AWBの場合は、同じ光源化で撮るときに、厳密にいうとバラつきが発生します。
そのバラつきを抑えたい人にはこの方法は有効かと思います。

で、今回は「Lumix GF1」を使って、試してみました。ちなみに光源は「LED」です。
$デジタル撮影時代の周辺機材の最適化計画
カメラを光源に向けて、乳白アクリルで透過させて、プリセットWBを設定。

「太陽光WB」とこの方法で「プリセットWB」の比較はこちら↓
$デジタル撮影時代の周辺機材の最適化計画
左は「WB=太陽光」で撮影した写真(無調整) 右がアクリル透過の方法で「プリセットWB」で撮影した写真(無調整)

どうでしょう、少し青めですが、まぁまぁの結果では無いでしょうか?
「WB=太陽光」よりクリアに見えますよね。
この方法は、どこかに白い紙をおいて撮影するより、楽ですよ。

!!乳白アクリルが入手できない方は、白いコピー用紙を透過させてもあるていど、いけるでしょう!!

■蛍光灯のプリセットについて

蛍光灯のプリセットWBを合わせる時のコツ!
プリセットをするときに、「シャッタースピード優先モード」にして「1/50秒」(西日本では1/60秒)
にすると一番良い結果がでるようです。(蛍光灯の場合)

【誰かに話したい、ウンチク1】
ACが50Hzの地域の場合、蛍光灯は1秒間に50回チラツキ(波形)があります。
つまり、その波形の1回分をきっちりとらえることで正確さをまします。
WBをプリセットは基準を決めるということですから、なるべく、1/50秒で合わせたいものです。
※プリセット時に、シャッタースピードを選べない機種もあります。

【誰かに話したい、ウンチク2】
本撮影時も1/50秒が理想なのですが、それに縛られると、自由な撮影ができなくなるので、
ゆるめに考えましょう。
ただ、1/50秒より早いシャッタースピードで撮影をおこなうと、1枚1枚に光の色にばらつきが出
るので、そのことを、覚えておいて下さい。
尚、早いスピードになればなるほど、そのバラつきが大きくなります。

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