先日、夢の超特急JR東海のぞみ号(N700系)に乗車したときにちょっとした実験をしてみました。
最新プロスペック機のデジタルカメラを使い、270kmで走行中のN700系(下り)の窓から、すれ違うN700系(上り)の車両に乗っている乗客を撮るという過酷な試み!わずか5mくらい距離で「270km+270km=540km」の高速移動体を撮るということです。
ちゃんと撮れるのか?どう写るのか?コレばっかりは全く予想できないです。。
NikonD800EにズミクロンR50mmをつけて、1/8000秒で撮ってみました。(ISO800・フォーカス5m固定)
さてさて,どーなるのか??
んんん?? 窓がナナメになっているぞー!センサースピードが全くついてきてないってことか!?(トイデジやケータイデジカメで速いものを撮ると起こる現象・・)
で、このあと、上りN700の乗客が写っていたので、しかとごらんください!
おぼろげながら、下りN700の窓から上りN700の乗客を写すことに成功しました!(心霊写真みたくなっちゃいましたが・・)
しかし、このひん曲がり・・・最新のデジカメをもってしても正しくは写りませんでした。つまりこれは、今のデジカメの限界!記録スピードにラグがあるため540kmについてこれていないのでしょう。
おそらく銀塩カメラ(フィルムカメラ)で撮ると、このひん曲がりはないでしょう(ちゃんと正しく写るはず!)。未だにフィルムカメラでしか撮れないものってあるんですね。。。。
※この実験でNikonD800は画像の「下ライン→上ライン」という順で記録をするという仕組みだったことも、ついでに分かりました。(カメラ内部では逆像になっているので、センサー上では上ライン→下ラインと記録しているのであろう・・)
【追記】※フォーカルプレーンシャッターの宿命なので、フィルムでもナナメになるとのご指摘をうけました。真偽のほどは私には分かりません。。。
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いつも楽しく読ませて頂いています。
今回の実験結果も興味深い内容でした。流石1/8000秒のシャッタースピード!。
処で、窓枠が斜めになっているのは、縦走りシャッター幕の関係ではないかと思いますがいかがでしょうか?。このシャッタースピードだと狭いスリットが縦に走りますが、其の間に被写体が横方向に動く為に、本来は縦に直線のモノが斜めに露光してしまうのではないかと考えられます。
どうでしょう?
フォーカルプレーンのひずみと、ゼリー現象がまざったのかどうなのか、
縦位置で撮っていただけたら判明したかもしれないですね。
対面車両の車窓が綺麗に写ってる点を見れば、素晴らしい結果だと想います。人の顔が照明とピント合わせなどで改良の余地があるではないでしょうか。