【Photoshop技】「HSB」の色相(H)の数値で肌色を見極める



え〜、今日は昨日の記事ネタの「Phortoshop」の「色相」の話のちょっと先を行く話。

TOPのファンデーション見本みたいなものは、私が20年ほど前に、色見本帳を切り取って作った「特製 肌色チャート」です。当時はデジタル写真創世記であり、今とは違って、デジカメの撮って出しだと、まともな色が出ませんでした。なので、それをコントロールする必要がありました。

特に難しかったのが「人間の肌色」のような「低彩度」の色です。グレーバランスの少しの狂いでも、違った見え方になります。
しかも、人によって千差万別。どの数値が合っているのかさえ理解ができませんでした。
そこで「肌色チャート」があると、数値の基準になると考えてつくったのがこのチャートなのです。(例えると「定規」のようなもの。チャートの数値は計測できますからね)

今日はこの「特製 肌色チャート」を使って「色相」の話を深掘りしていきたいとおもいます。


「色相」を理解を深めるには「HSB」の数値を見ることができるようになることが最初の一歩です。「HSB」の値は「情報」パレットで確認することができます。画像上に「カーソル」を合わせたらそのポイントの数値が表示されます。


「黒囲い」の中が、肌色チャートを測定したHSBの数値です。
肌色チャートは色相が19°〜32° ということがわかりました。
実際、多くの日本人の肌色は、この数値(19°〜32°)の間に納まると考えてよいとおもいます。
※sRGBの色空間(カラースペース)上での数値です


一番上は、チャートの「色相」と数値が同じですが、「彩度」「明度」ともに「100%」にして鮮やかにしたものも表示させました。一般的な「色相環」は、「彩度・明度=100%」です。色相環で肌色がどのあたりにあるかをわかりやすくと考えて、参考までに並べてみました。(過去記事:色相環の話

その下のグレーチャートっぽいものは、肌色チャートの「明度」だけを表しています。参考までに標しました。チャートの肌色を白黒写真に置き換えたときのイメージです。75-90%のとても明るい明度となります。(ちなみに100%が真っ白、肌色がとても濃度が薄いことがわかる) これも参考のためにです。


さて、これは先の「特性 肌色チャート」の写真からの計測値を入力した色を塗った「デジタル肌色チャートです。写真と見比べてみると、同じ色のように見えますよね。まぁ、それは当たり前のことですが。
つまりつまり、「特性 肌色チャート(写真)」 = 「デジタル 肌色チャート」ということになります。


次に、「特性 肌色チャート(写真)」は、色相順に並んでいなかったので、「デジタル 肌色チャート」を左から「色相数値順」に並べ変えてみました。これでかなり見やすくなったおもいます。


さて、今日のクライマックス。
昨日の「オリジナル」と「色相シフト」した写真の上に、「デジタル肌色チャート(並替え済み)」を貼り付けてみました。
これをみると、「オリジナル」が「黄方向すぎた」のと、「色相シフト」されたものが「赤方向にシフトされた」ことがよくわかるとおもいます。



今日までの話で肌の「色相」のことをちょこっとわかった気になったとはおもいます。ですが、実際には「色相」だけではなく、「彩度」と「明度」の組み合わせがあるわけでして、、あなたが今、思ってるより、はるかに「人肌の色」は複雑でとても難しいです。私が昨日「色相シフト」した絵も「ちょっと赤方向に振りすぎたかなぁ」とも感じています。2°ずらしすぎで、「22°〜23°」あたりが適かなぁ..ともおもいます。(昨日は、分かりやすくするために、少し極端に振った、といういいわけ)

最後に、今日の「デジタル肌色チャート(並替え済み)」のデータを、あなたの人物写真に貼り付けても、スゴく役に立つものであるとおもいます。日本人の顔色をコントロールする基準となるのではないでしょうかねぇ?(そしてHSBの数値を測って、学んでください)

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