「美しキット(×2)」の基本セッティング「天横囲い」のテッパン力!



これは一体なんなのか!? という疑問はさておき、
ひとまず「 高さ27cmのオブジェクト 」と見立ててください。
まぁまぁ、大きいサイズの被写体であることは確かでしょう。


美しい光の撮影照明キット 」 ×2 と「 T字棒58 」を使い、
トップライトとサイドライトの面光源で囲う「ブツ撮りテッパンライト」 を設置しました。「上下左右奥行き」が大きい被写体にも対応しています。(サイドのソフトボックスのディフューザを「 手作り障子紙ディフューザ 」に変更しています)



ご説明するために、トップライトだけ点灯したものと、サイドライトだけを点灯させたものを掲載します。

トップライトだけのライティングは、胴の部分の黒くなってしまい、被写体の「ノコギリクワガタ」のような渋い色が発色していません。(明るく調整しても、光がないので色は再現できません)

また、サイドライトだけのライティングでは、上部円形の中に光が入らず真っ暗です。それぞれの口のエッジも暗くなり、エッジのハイライトもありません。



トップとサイドの光の効果を、がっちゃんこ したのが、TOPの写真になるということです。(トップライトがあると、白背景全体を明るくする効果もあります)

美しい光の撮影照明キット

 T字棒 58

でーーーーーー、これは一体なんなのぉ!?と、やっぱり気になります。(以降の話は、今回の主題とは関係ありません)


バラしてみると、このような丸い器が6つになりまして、


一つ大きい器を重ねると、大きさが違う3つの「弁当箱」になります。


被写体の正体は、静岡で作られている「 井川メンパ 」というもの。江戸時代に山村農民が使っていた「弁当箱」らしいです。(工芸品というより、日常で普通に使う民具..)

これらは10年ほど前にメンパの取材で静岡に訪れた際に、職人さんの望月さんから買ったもの。桐材を曲げてワッパを作り、そこに抗菌効果がある「漆」を施しています。漆器といえば、高級なイメージがありますが、これはあくまでタッパのような日用品。なので、漆の塗り方などは、ムラがあったりします。(完全なる実用品なのであります)

主にご飯を入れて使っております。ここにご飯を入れると、水分がいー感じに飛んで、美味しくなります。おひつのような効果ですかね。江戸時代の農民さんは、畑でご飯食べた後、このフタに水と味噌を入れ、そこに焼け石を入れてお味噌汁にしていたそうな。(熱にも強いらしい..)


買ったばかりは、もっと黒かったです。使っていくうちに漆が少しずつ薄くなって「ノコギリクワガタ色」になってきて趣深いです。買った当初は黒くて見えなかったのですが、漆の下地には「銘」が焼印してあります。使い倒さないと見えないなんて、なかなかシャレオツですな。(ちなみに、望月さんとこにもっていくと、漆の塗り直し等をしてくれるそう..)

詳しくはリンクをみてくださいな。 →外部リンク : 井川メンパ|静岡県郷土工芸品振興会

※ちなみに今回の全写真を、同じセットで撮ったといふ、



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