美しキット(50cmSB)のトップ1灯でカバーできる最大被写体の目安


今日は「美しい光の撮影照明キット(つまり、50cmソフトボックス」を
「トップライト1灯」を使用した「商品撮影ライティング」は、どのくらいの大きさの被写体までカバーするか?の目安 をお伝えします。

※80×60cmのテーブルを使用し、白ケント紙(四六判)を壁に貼ってアール背景を作成。オプションの「26cm横棒」を使いTOPライトを配置。両サイドから「秘伝のレフ板(手作り)」を立てて、高さ面に光を起こしている。
結論からすると、商品写真として成り立つのは、このダンボールの大きさが限界かなぁ。(あくまで商品写真としての設定。写ってりゃいーや、だったらもう少し大きいものでもOK)
その大きさは、宅配便の60サイズ用のダンボールです。で、ダンボールの詳細の大きさはこぉ。斜めに振っているので、実際の横幅は「32cm」となります。
この大きさを最大被写体の目安にしてください。
光源幅は、かろうじて被写体から左右約10cmづつはみ出ていますが、この高さの被写体の「垂直面」を照射するには、これでもはみ出かたが不十分です。この大きさの被写体の場合、それを補うために左右のレフ板は必須でしょう。
そして、セットを横から見た写真です。被写体の位置が背景側にシフトしていることがわかります。これは「前面の垂直面」になるべく光を与えるための工夫です。(被写体天面後方と光源後方を合わせています)

これ以上工夫しようがないので、50cmソフトボックスのTOP1灯では「この被写体の大きさが限界」と考えてください。

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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2001年にNikonD1で撮った全国の醤油(ブツ撮り)


日本全国の醤油に集まってもらいました〜!
といっても、20年前の話ですけどね…。

この醤油の写真は2001年に撮ったもの。撮影カメラは、昨日お話した1999年発売の「Nikon D1」です。(発掘のCD-Rの一枚にこのデータが入ってました)

あ、集合のカクハン写真じゃないですよ。一つ一つ撮影し、フォトショの「クイック選択ツール」でざっくりと切り抜いたものを並べてみました。(なので、キリヌキは粗いです)

光源は、なんと北向きの「天窓」。被写体左にディフュザーを斜めに張って、自然光スタジオを作りました。

この自然光スタジオの欠点は、撮る時間(天候)とともに、ホワイトバランスが変動していくので、1カット1カット、いちいちWBを画像処理時に合わせなきゃいけないこと。(いちいちグレーチャート写し込みカットも撮ってる)ストロボだったらWBが安定しているので、そんな面倒なことないのにね..。

デジイチの時代を切り開いた、NikonD1(初代)ですが、撮りっぱでは、コントラストが低く、シアンかぶりぽく、色が冴えませんでした。

この醤油撮影はD1を導入してから1年を過ぎていますから、それなりに研究を重ねてご覧の通り、かなりキレイな色の再現に成功しております。「トーンカーブ」で厳密にWBをあわせ、独自作成のD1用「色相・彩度」のパラメータを当て込むと、まぁ、こんな仕上がりにできるってわけです。

現在では、どのメーカーのデジイチでも、面倒な画像処理の必要もなく、撮りッパでキレイにでますもんね。この20年、ちゃんと進化したってことでしょうね。

キリヌキ前の撮影データはこちら。キリヌキ用写真は、基本、白背景を使います。今回の場合、被写体のエッジを際立たせるために、ご覧の通り、背景の両サイドに「黒ケント紙」の帯を写し込んでいます。この方法は、フィルム撮影の時からキリヌキ前提の写真ではよく使われる技です。

力を入れなきゃいけない広告写真であれば、被写体周りの白背景が残るギリまで黒を攻めるんですが、このときは数撮りだったもので、おおらかな黒攻めで対応しました。(厳密にやってたら、この日のうちに終わらなかったし、)

ただ例外もございまして、この中では「白醤油」だけは、黒攻めしていません。まんま白背景で撮っています。醤油といえど「白醤油」は、液体が透過して液色がわかります。背景黒を写し込むと、液体透過部の面積が狭くなるので、白まま背景にしたとおもいます。

数撮りのブツ撮りでは、被写体の性格が画一なものとは限りません。カット毎に被写体をよく見て、適切な対応が求められます。それを瞬時に判断できるのがプロカメラマンってものなのかもしれません。。(←お金もらうんだから、それくらいのスキルを持ってなきゃあかんだろ..)

※ちなみに撮影後、富山県の「本川藤由商店 やまとしょうゆ」を頂き、ウチで使っていました。少し甘めですが、旨味たっぷりのおいしい醤油でお気に入りです。

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1999年(22年前)にNikonD1のデータCDを発掘!現MacOSではHFSフォーマット非対応だが、なんとかした


このディスクはDVD-Rではありません。CD-Rです。1999年当時、CD-RかMOが一般的な記録媒体だったとおもいます(DVD-Rもあったと思うが高価なためまだ普及していなかった)。容量は650MB。今から考えると1GBないなんて、信じられませよね。

CD-Rの思い出話はさておき、
この度、10年以上開いていない引き出しから、何十枚かCD-Rが見つかりました。中身は「写真データ」です。
同年9月に発売された現在のプロ仕様のデジタル一眼カメラの布石となった「Nikon D1」と「Nikon Coolpix 950」のデータがわんさか見つかったわけなのであります。

中身を見ようと「ゴミ箱MacPro」にディスクドライブをつなぎマウントを試みました。ところがどのディスクもマウントしません!

ネットで調べてみると、
HFS(MacOS標準フォーマット)は、MacOS 10.12以降では読めない!(非対応)
むむむ、それは困ったぞ!20年以上前のデータだから仕事には影響ないものの、、やっぱ読めないのはまずいな。。

さらに調べてみると、専用ソフトなどで読めるやつもあるようですが、

MacOS標準付属の「ディスクユーティリティー」を使い「ディスクイメージを作成(右クリックにある)」で、ディスクイメージを作り、中身をコピー でも中身を取り出せることがわかりました。ただし、たった650MBのデータを取り出すのに、すっごい時間がかかります。

苦労して取り出した写真は、1999年にNikonD1を購入直後に撮影したものです。この頃、デジタルデータの知識がほぼありませんでした。そこで、知り合いの若い人たちに協力してもらい、スタジオでテストシュートすることにしてみたもの。そん時はRAWデータを理解していなかったので「JPG記録」をしています。

それでは、私の記念すべきデジタル一眼デビュー作、1999年の写真をごらんください。

ちなみにぜーんぶ、前世紀の20世紀に撮ったデジイチ写真。

パット見、今のデジイチとそんなに変わらない印象ですが、実は画像がとても小さいのです。D1の記録ピクセルは「2000×1320px」。APS-Cフォーマットで262万画素記録。画素は今とは一桁違いますよね。
でもこのD1は、粒が少ない分「ダイナミックレンジ」がとんでもなく広いとかんじていました。例えば、-3EV位アンダーで撮ってしまった失敗とおぼわしき写真でも、画像処理で明るくすると、結構まともになっちゃいましたしね。

このとき、APS-Cというフォーマットに慣れていなかったので、明らかに絞り過ぎています。ピント合い過ぎてますもん。35mmフィルムの感覚で絞ったので「あれ?」ってなりました。(以降反省して、フィルムの時より2つほど開けるようにした)

このテスト撮影で学んだことがもう一つあります。レンズ交換式のデジカメではセンサーにホコリがすぐつくことです。この撮影ではホコリが入ることなんて、全く注意していなかったので、でかいホコリが入りまくってました。画面の中央あたりにあったのでお顔にかぶってたりしていました。

センサーのホコリ問題なんて、今では常識ですが、この頃はデジイチ創世記ですから、そんなことですら、使ってみないとわからなかったものです。

あれからもう、20年以上経ってるんですね。。。銀塩時代は遠い昔ってのは納得できるのですが、最初のデジイチも割と遠い昔になってしまっていたってことに気がついてしまい、、軽いショックを受ける中居なのでした。。

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