1999年(22年前)にNikonD1のデータCDを発掘!現MacOSではHFSフォーマット非対応だが、なんとかした



このディスクはDVD-Rではありません。CD-Rです。1999年当時、CD-RかMOが一般的な記録媒体だったとおもいます(DVD-Rもあったと思うが高価なためまだ普及していなかった)。容量は650MB。今から考えると1GBないなんて、信じられませよね。

CD-Rの思い出話はさておき、
この度、10年以上開いていない引き出しから、何十枚かCD-Rが見つかりました。中身は「写真データ」です。
同年9月に発売された現在のプロ仕様のデジタル一眼カメラの布石となった「Nikon D1」と「Nikon Coolpix 950」のデータがわんさか見つかったわけなのであります。

中身を見ようと「ゴミ箱MacPro」にディスクドライブをつなぎマウントを試みました。ところがどのディスクもマウントしません!

ネットで調べてみると、
HFS(MacOS標準フォーマット)は、MacOS 10.12以降では読めない!(非対応)
むむむ、それは困ったぞ!20年以上前のデータだから仕事には影響ないものの、、やっぱ読めないのはまずいな。。

さらに調べてみると、専用ソフトなどで読めるやつもあるようですが、


MacOS標準付属の「ディスクユーティリティー」を使い「ディスクイメージを作成(右クリックにある)」で、ディスクイメージを作り、中身をコピー でも中身を取り出せることがわかりました。ただし、たった650MBのデータを取り出すのに、すっごい時間がかかります。

苦労して取り出した写真は、1999年にNikonD1を購入直後に撮影したものです。この頃、デジタルデータの知識がほぼありませんでした。そこで、知り合いの若い人たちに協力してもらい、スタジオでテストシュートすることにしてみたもの。そん時はRAWデータを理解していなかったので「JPG記録」をしています。

それでは、私の記念すべきデジタル一眼デビュー作、1999年の写真をごらんください。






ちなみにぜーんぶ、前世紀の20世紀に撮ったデジイチ写真。

パット見、今のデジイチとそんなに変わらない印象ですが、実は画像がとても小さいのです。D1の記録ピクセルは「2000×1320px」。APS-Cフォーマットで262万画素記録。画素は今とは一桁違いますよね。
でもこのD1は、粒が少ない分「ダイナミックレンジ」がとんでもなく広いとかんじていました。例えば、-3EV位アンダーで撮ってしまった失敗とおぼわしき写真でも、画像処理で明るくすると、結構まともになっちゃいましたしね。

このとき、APS-Cというフォーマットに慣れていなかったので、明らかに絞り過ぎています。ピント合い過ぎてますもん。35mmフィルムの感覚で絞ったので「あれ?」ってなりました。(以降反省して、フィルムの時より2つほど開けるようにした)



このテスト撮影で学んだことがもう一つあります。レンズ交換式のデジカメではセンサーにホコリがすぐつくことです。この撮影ではホコリが入ることなんて、全く注意していなかったので、でかいホコリが入りまくってました。画面の中央あたりにあったのでお顔にかぶってたりしていました。

センサーのホコリ問題なんて、今では常識ですが、この頃はデジイチ創世記ですから、そんなことですら、使ってみないとわからなかったものです。

あれからもう、20年以上経ってるんですね。。。銀塩時代は遠い昔ってのは納得できるのですが、最初のデジイチも割と遠い昔になってしまっていたってことに気がついてしまい、、軽いショックを受ける中居なのでした。。

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