Insta360 Flow(スマホジンバル)を使ったマルチショットパノラマ写真(iPhone13 mini使用)



これ、iPhone(13 mini)で撮った写真なんですけど、
妙〜に鮮明に写ってると思いませんか?

その秘密は、次の撮影風景(メイキング)の動画(30秒ほど)を見るとわかります。



実はスマホ用ジンバル、Insta360 Flow のオマケ機能、
パノラマ写真モード(3×3)で撮りました。(新規導入の機材。弊社で取扱ってるものではない)

動画にある通り、自動的に上中下、左中右の9枚の写真を撮影し、iPhone内でオートステッチングして、iPhoneを超広角レンズにしちゃうって感じです。継ぎ目もなく写真の品質的には高精細に見えます。

ただ残念なことに、1200万画素のiPhone写真を9枚つなぐわけだから、そこそこの画素になるとおもいきや、完成写真は、ほぼ1200万画素…。他のパノラマモードでも1ショットで撮ったものとピクセル数は変わりません。。たぶん、専用アプリの仕様でそうなってると思われます。処理速度優先なんでしょうかね。(オリジナルピクセルの書き出しができるようにアップデート希望!)



お次は、「パノラマ240°モード」。太陽と影の関係は、ほぼ逆を向いていてヘンです。魚眼レンズ180°以上のワイドですから、不自然な写りになるのは当然といや当然なんですが、、

これもメイキングの動画があるからごらんください。



左からオートパンで5枚撮影し、iPhone内でオートステッチングします。
で、3×3と同じく、生成された写真はiPhone生成オリジナルピクセルとさほど変わりません。

長辺側こそ、1000pxほど増えていますが、上下が削られているので総ピクセルは、むしろ減っているという始末。

今後のアプリの頑張りを期待します。



パノラマモードには、全天球パノラマ写真もあります。
オートパン & オートチルトで、全天球すべてを撮って、iPhone内でオートステッチングします。(これも継ぎ目の不自然さが全くない)

全天球も残念ながら生成は1800万画素止まり。。実に惜しい。ちなみにPCでステッチング専用ソフト(ptgui)を使って、生成してみると5000万画素ほどのものができました。そりゃそうでしょ。1200万画素で全方向を撮るわけですから。
とにかく、この問題、アプリのアップデートでなんとかしてもらいたいと、、切に願います。



ところで、私がなぜ、Insta360 Flow を買ったのか!?
このパノラマ写真が主目的ではありません。

一つは、3軸の物理手ぶれ補正でなめらかな動きのiPhone動画を撮るためです。かつて、フルサイズカメラのジンバルも使いましたが、重すぎて汗だくになるしワンオペ撮影じゃ無理、ってことを身をもって知りました。三脚につけたフルサイズカメラも併用しながら、iPhone&このジンバルの重さであれば、ワンオペ撮影でも導入可能と考えました。

ただそれよりも、購入の一番の決め手となったのは、「AI追跡」という機能 なんです。

例えば、このInsta360 Flowを三脚固定して被写体人物にターゲットに設定すると、自動追尾パン(チルト)をしてくれます。つまり、AIがもう一人のカメラマン役になり、追尾あり2カメが難なくできることに魅力を感じました。もう一台のフィックスカメラを使うと、ワンオペで3カメまでできるという目論見です。

業務でiPhoneを使うというのは素人っぽいかもしれませんが、追尾してくれるという恩恵のことを考えると、細かいことを言ってられませんしね。それにマイクより安価なので、 、、と理由も追加しておきます。

※ちょっと使っただけだけど、この「AI自動追尾」、かなりよくできているという感想です。(詳細はおいおい…)



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全天球撮影写真のリフレームでヘンに見せるってのもアリかもね、



全天球カメラ写真をステッチングすると、
このような「360°パノラマ写真素材」になります。

これをビュアーに通すと、



インタラクティブに見せることができます。たぶんこれが、360°パノラマ写真の正しい使い方。

でもね、見る人は、最初は面白がってグリグリしたりして見るんでしょうけど、だいたい、すぐに飽きちゃうのね。。写真道を志す端くれとしては、なーんかここがスッキリしないわけなのですよ。写真屋としては、やっぱり一枚のグラフィックをつくりたいわけなんですわー。

それになんらかのビュアーを介しなきゃいけないってところも、気に入らないわけ。(プリントもできないしねぇ…)

そこで一枚のグラフィックとしてみせる方法を考えてみた。


リフレームすればいいじゃん!!

リフレームとは「トリミング」と考えてね。

全天球画像のどこでも切り取れるから、上に振って(見上げて)空中心にしてみたグラフィックを作ってみました。

クセつよ画像で好みはあるでしょうけど、逆に「目を引く写真」にもできる、ともいえるのでは?


ちなみに同素材で水平(レベル)に切り出すとこんなかんじ。
レベルアングルだと、フツーに超広角レンズ(わい曲の激しめの)の写真に見えちゃうかもね。

やっぱ、360°リフレーム写真の場合、「ちょっとヘン」ってのがあったほうがいいかも、、と思いました。



別のリフレーム写真の作例。
どっちも、ちょっと下に振りました。

いーかわるいか、わからんけど、なにか作品づくりの可能性を感じましたわ。。


今回の撮影カメラは KANDAO Qoocam8K です。(残念ながら終売になりました)
先日、バッテリー膨張で壊れたヤツ です。修理されて無事戻ってきました(国内修理で82$かかりました)

で、これどこで撮ったん??ってのが気になるところでしょうけど、
現在の秋の京都はオーバーツーリズム爆焔中でして、ここの館の人もたいそうお困りになっておられましてーー、
・・という理由で秘密にしておきます。あしからず…

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ナイロン平ベルトDIY加工のたった2つのポイント



※最初にお断り。今回の記事内容のモノはすべて、コーナンPRO吉祥院店 で購入しました。

えーー、ここ最近、ホームセンターで切売りしている「ナイロン 平ベルト」をDIYで、好みの長さのサイドリリースバックルのベルトを作ることに凝っております。


これが完成図。
バックル同士をパチっと合わせるだけでしっかり拘束でき、サイドボタンを押すと外れる、、という便利な道具です。

まぁ、機材のバッグなんかでもよく見る仕組みです。完成品のベルトも販売されてはいますが、個々の使用において、長さが「ちょっと足りない」「長すぎる」などの「実に惜しい..」思いをされた方も多いと思います。

だったら自分で好きな長さに組んじゃえ〜!ってことで、凝り出しちゃったわけですが、、DIYをやっていくうちに気がついた「2つのポイント」をお伝えします。



ナイロン平ベルトはふつーのハサミでカットできます。ですが、そのままだと切面がほつれてきます。

【ポイント①】
カット後、断面を長めのターボライターで切面を少し溶かしてほつれ止め処理。

※ちなみにこのライターCandoで買いました。



私は縫製技術を持ち合わせていないので、折返しを止めるのに、どーしたもんかなぁと思っていましたが、ホームセンターのベルト素材売り場の上に、DIYの方法が写真付きでカシメを使う方法が案内されていました。(ありがたや~)

【ポイント②】
折返し部の固定方法。キリで貫通穴を開け、両カシメのオス側を通し、あて板を下敷きにし、ハンマーで叩く。




以上、
2つのポイント(技術)さえ覚えておけば、ナイロン平ベルトのDIYを制したも同然!!

それぞれの専用のベルトがあると、撮影作業の効率化ができるようにおもいます。
これねぇ、一つ作ると、あれもこれも…と次々と欲が出てきちゃっうという病を患うかも…。

実はこれ↑はまだ未完成品。「回転ナスカン」と「月カン」をつけて、忍者のように三脚を背負えるストラップを制作予定です。(自転車輸送のための)


すでに完成してるものはこれ!
輪行バッグを自転車に固定するための補助ベルト(黄色のはバッグにもとから縫い付けられてるベルト)だったり、輪行バッグ付属のショルダーストラップ(25mm幅)を素早くフレームに装着できるように、25mm幅のバックル(メス)を2つ、常時固定しています。

ちなみに、20mm幅ベルトは、大カシメ1箇所止め、25mm幅ベルトは中カシメ2箇所止め、にしました。

主流は20mm幅と25mm幅だと思いますが、パーツを買うとき幅違いの同じものが売ってたりするので、くれぐれもお間違いなく。(もっと太いのも売ってました..)

【記事関連 Amazonリンク】※記事内容と同じものではありません。(Amazonで買うんだったら、こんなかんじかな..ってヤツなので、保証はしかねます)↓



↓ 穴あけはこれを使ったほうが良いかも..(キリで穴開けるのまぁまぁ大変なのね)


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