面光源はできるだけ被写体に近づけろ!の一例を解説


このブログでは、「面光源はできるだけ被写体に近づけろ!」 と繰り返しいい続けていますが、今日はその一例をご説明します。

トップライトだけで「高さのある被写体(湯呑)」を照射しました。
面光源(50×50cm) の前後左右の真ん中に被写体を配置します。

ご覧の3つの高さから照射した写りの違いを見てください。

この3つの写真は、トップライトがまともに当たる「飲み口の明るさ」を現像調整で合わせています。

それでは、湯呑の表面(高さ面)の明るさを見比べてみてください。
縦並びの3枚の比較はわかりにくいかな。。。

というわけで、見やすいように要点をまとめてみたのがこちら。

ライトを近づけるほど、湯呑の表面(高さ面)が明るくなっていることが分かります。

ただライトを近づけるデメリットもあります。それは背景に均等照射できる範囲が狭まることです。ですので、背景均等照射が広く欲しいときは、やむおえず少し遠ざけるということも頭の片隅に忍ばせておくようにしましょう。(状況によります)

近づけると、高さ面が照射できる理屈はこのようなこと。

トップライトが離れていると、高さ面への照射角度が薄く、十分に照射できません。トップライトを近づけると、照射角度が厚くなり、十分の光を当てることができるということ。

理屈を考えると、かなり当たり前のことですよね。
まぁ、これが「面光源を近づけろ!」を説明する一例ですが、近づけるメリットはだいたい同じようなことなんです。

さきほども少し触れましたが、近づけるデメリットもあるので、まずはなるべく近づけてデメリットを感じたら、その分離す、、で、臨機応変に対応するようにしてください。

とはいえ、基本は 面光源は被写体にできるだけ近づけろ! を肝に命じていただきたいのであります。

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晴天日向と晴天日陰の光量の差はどれくらい?


今日はとてもシンプルなことをひとつお伝えします。
晴天日向(直射) と 晴天日陰 では、どれくらい光量の差があるのか?
という、素朴すぎる疑問だけど聞かれたら明確に答えられないことを、調べてみようというものです。(正午ころの検証)

先日弊社倉庫から発掘された 古式ゆかしき露出計 セコニック スタジオデラックス L-398 を使って、日向と日陰を測って露出差を導きだします。(TOP写真は同ポジ合成写真)

まずは 晴天日向 を測ってみると、針は320付近を指しました。Hの印のところに320を合わせると、EV値=15 でした。。
続いて、同様の方法で 晴天日陰 のEV値を算出すると、EV値=11 となりました。

つまり、日向と日陰の差は「4EV」 ということが導きだされたということになります。(EVは「段」とも呼ばれており、4段差と表すこともある)

4EV差あると、日向の露出値に合わせると日陰にある中間グレーより濃いものは、黒に近くなり見えにくくなります。逆に日陰の露出値に合わせると、日向にある中間グレーより淡いものは、白飛びすることが起きるかもしれません。人物撮影をするには、しんどい状況でしょう。

プロカメラマンの中には晴れすぎていることを好まない人もいます。(私もそう)理由は、露出差が4EVもあると、黒つぶれしたり白飛びしたりするからです。特に今回のように真っ昼間(正午頃)は、太陽が高い位置にあるので、撮影環境としてはよくはありません。

例えば晴れの日でも、薄い雲がかかっているような空模様では、日向と日陰のEV差は狭まります。つまり、階調表現を豊かにしたい撮影では、薄い雲が一枚かかっているくらいのほうが、結果が良い場合が多いとおもいます。

とはいえ、どん曇りだと、EV差は縮まりますが、ペタペタな絵になりすぎて写真に元気がなくなるんですけどね。

ここで秘策を一つ。
真っ昼間のドピーカン(晴天)という状況で人物撮影をする場合、
ズバリ! 日陰で撮る が、正解を引き当てる可能性が高い、と個人的にはおもいます。※白い壁に囲まれてるなど、まわりの環境しだいでは、日陰のEV差は少なくなることもあります。

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文字(.png等) →エアドロ→ iPad(写真アプリ)の軽快カンペシステム


今ではすっかり使われなくなった 8年前に買った iPad mini(Retina) ですが、今回、意外なことで役立つこととなります。
それは、動画収録用のカンペ で使うと、超便利なことが分かりました。

まずは事務所に転がっていた機材を部品の付替えなどの改造を施した50cmほど伸びるアーム機材を作ります。そこにiPad miniを取り付けて、カメラのレンズ上に設置します。※アーム機材の主な構成は弊社取扱機材以外。

文字の入力に使うのは、MacBook に入れている Photoshop(←カメラマンならたいてい入れてるよね?)

比率3:4の「新規ファイル」を作成。白背景の上に、黒でカンペのテキスト入力します。テキスト編集可能なレイヤーのまま、元のpsdファイルとして保存しておきます。

あとは使うときに、psdファイルのテキストを書き換えて、「書き出し」からPNGかJPGに、書き出してください。

今回のポイントは、実はここから…
MacBookで作成したPNGファイルを、エアドロ(AirDrop)でiPadに送ります。(一瞬で送信完了します)

iPadの「写真」アプリを立ち上げておくと、エアドロで送られてきた順に、自動的に次々と表示されていきます。

↑ これがとんでもなく便利なのです!

現場でセリフが変更されても、
元psdファイルをちょちょいと書き換える → .pngファイルに書き出し → エアドロでiPadに送信 → 受信されたファイルはiPad写真アプリで即表示!

また、この仕組、ナレーション原稿用としてもかなりGood! 必要なセンテンスだけを表示させ収録。OKがでたら次のセリフを送信! これの繰り返しで、ナレ録りをスムーズに進められます。原稿の紙を触らないので、紙の音を気にすることないですしね。

エアドロが使えるMacとiPadがあればこの連携はできます。(フォトショがなくても別の画像ソフトでもOK)

仕組みが単純なので、誰にでもわかりやすいというのが、これのメリットかな。単純なのでトラブルも少ないですし。すごく実用的だとおもいますよ。

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