晴天日向と晴天日陰の光量の差はどれくらい?



今日はとてもシンプルなことをひとつお伝えします。
晴天日向(直射) と 晴天日陰 では、どれくらい光量の差があるのか?
という、素朴すぎる疑問だけど聞かれたら明確に答えられないことを、調べてみようというものです。(正午ころの検証)

先日弊社倉庫から発掘された 古式ゆかしき露出計 セコニック スタジオデラックス L-398 を使って、日向と日陰を測って露出差を導きだします。(TOP写真は同ポジ合成写真)


まずは 晴天日向 を測ってみると、針は320付近を指しました。Hの印のところに320を合わせると、EV値=15 でした。。


続いて、同様の方法で 晴天日陰 のEV値を算出すると、EV値=11 となりました。

つまり、日向と日陰の差は「4EV」 ということが導きだされたということになります。(EVは「段」とも呼ばれており、4段差と表すこともある)

4EV差あると、日向の露出値に合わせると日陰にある中間グレーより濃いものは、黒に近くなり見えにくくなります。逆に日陰の露出値に合わせると、日向にある中間グレーより淡いものは、白飛びすることが起きるかもしれません。人物撮影をするには、しんどい状況でしょう。

プロカメラマンの中には晴れすぎていることを好まない人もいます。(私もそう)理由は、露出差が4EVもあると、黒つぶれしたり白飛びしたりするからです。特に今回のように真っ昼間(正午頃)は、太陽が高い位置にあるので、撮影環境としてはよくはありません。

例えば晴れの日でも、薄い雲がかかっているような空模様では、日向と日陰のEV差は狭まります。つまり、階調表現を豊かにしたい撮影では、薄い雲が一枚かかっているくらいのほうが、結果が良い場合が多いとおもいます。

とはいえ、どん曇りだと、EV差は縮まりますが、ペタペタな絵になりすぎて写真に元気がなくなるんですけどね。

ここで秘策を一つ。
真っ昼間のドピーカン(晴天)という状況で人物撮影をする場合、
ズバリ! 日陰で撮る が、正解を引き当てる可能性が高い、と個人的にはおもいます。※白い壁に囲まれてるなど、まわりの環境しだいでは、日陰のEV差は少なくなることもあります。

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