プロなら必ず知ってるけど、アマチュアの皆様は意外と知らないワザをお教えしたいとおもいます。
照明(クリップオンストロボを使用)から背景の距離を変えることによって、背景濃度のコントロールができるって知ってましたか!?
今回は、無背景の白背景を使用しました。使うライトはクリップオンストロボ1灯(+ ライトソフトBOX for ClipOn! [KAKU 20×15cm] )で人物撮影(バストアップ)に見立てた被写体(百均で買ったキリン)を照射しました。(背景との直線距離の差は10cmほど)
ライトと被写体の関係をキープしつつ、背景とライト(光源面)の距離を3段階変えてみました。
光源面と背景(白)の距離 = 40cm (被写体と背景の距離 = 30cm)
光源面と背景(白)の距離 = 60cm (被写体と背景の距離 = 50cm)
光源面と背景(白)の距離 = 80cm (被写体と背景の距離 = 70cm)
20cmづつ背景より離してみました。さてさて、どーなるでしょうか?尚、被写体の露出はF8.0です。(実際の絞りも全て変えず・・)
白の背景 → 40cm = 淡いグレー(撮影絞りより-1EV暗い)
白の背景 → 60cm = 中間グレー(撮影絞りより-2EV暗い)
白の背景 → 80cm = 濃いグレー(撮影絞りより-3EV暗い)
白の背景 → 60cm = 中間グレー(撮影絞りより-2EV暗い)
白の背景 → 80cm = 濃いグレー(撮影絞りより-3EV暗い)
バストアップ人物ライティングの場合、背景からの距離(被写体+ライト)を離す分、濃くできるということです。「暗くしたきゃバックから離せ!」です。逆に背景を明るい白にしたい場合は、背景用の別ライトが必要になってきますけどね・・。
今回背景に白紙を使いましたが、応用としては背景紙をグレー紙にすると、もっと濃くできるということです・・。(紙色コントロールと距離コントロールの組み合わせでいろいろできるってこと・・)
【今回使用機材】
ライトソフトBOX for ClipOn! [KAKU 20×15cm]
リチウムバッテリー内蔵クリップオン Godox V850 Sp Kit(専用リモコンとバッテリー × 2個付)
卓上スタンドSlim.
XXX Ball-Head “baby”
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