『Photoshop技完全伝授!』「トーンカーブ」を使って、「グレーバランス」を正確にを合わせる方法【2】ー グレースケールどこを使うのか? ー



※かなりプロ向けの座学記事です。頭痛の原因になりますので、興味のない人は読まないでください。。。


待望の自称トーンカーブ職人がお教えするPhotoshopのトーンカーブを使ってグレーバランスを合わせる方法の続き!※ウチの商品に、なーんの関係もない話をお教えしてるって、、エラくないっすか?もし、そーおもっていただいているのなら、積極的にTwitterでもfbでもいいからホメてね・・・。この手の記事書くのって、地味に大変なんだから・・・。


前回の【1】では、コダックのグレーチャートのミドルグレーポイント(以下MDP)の1点のみグレーバランスを調整することまでやりました。

D8E_6072_1pointCurve

まぁまぁ合ってるように見えますが、実はあまり正確ではありません。(ちょっとのグレーバランスのズレなら、アレだけでもいいかも・・)


【1】を書き終えて、ふと思ったのは、ライトグレーポイント(以下、LGP)・MGP・ダークグレーポイント(以下DGP)チャートのどこを使えば良いのか?という大きな問題をお教えするのを忘れているのに気がつきまして・・・。



トップ画像は、何もコントロールしていない元絵(MGPを整える前)なんですが、カーソルで「情報」ウィンドウをみると写真の中に記された数値になっておりました。


LGP(明るいグレー)・MGP(中間グレー)・DGP(暗いグレー)を合わせるのに、基本的には、Kodakのグレーチャートに記されたA・M・Bのポイントを使えれば良いのですが,露出やグレーバランスのズレ具合により、A・M・Bで数値を合わせることが適切でないことがほとんどです。


その場合、すこしポイントをずらして適切な場所を選ぶようにします。さてさて、どーやってその場所を選ぶのでしょうか?





トップ写真のRGBの数値にアンダーライン部の基準チャンネルと、チャートのその位置を決めた理由は以下のとおり!(今回の画像の場合・・)

LGP:R=230

RGBで一番高い数値のチャンネルをチョイス(今回にの場合Rチャンネル)。230くらいの場所を探した。今回の場合グレースケールの「2」(240を超える位置は、経験上LGPが合わせにくい)

MGP:G=130
RGBの値の真ん中をチョイス(今回の場合「Gチャンネル」)。数値が128に近い場所を探した。今回の場合グレースケールの「6」(128=RGB情報の0-255のちょうど中間)

DGP:B=20
RGBの一番低い数値のチャンネルをチョイス(今回にの場合Bチャンネル)。
数値が20くらいの場所を探した。
今回の場合グレースケールの「15」(20以下の位置は、黒潰れに見えるため)
※使用するグレーチャートは高級グレーチャートのマクベス等でももちろんOK!要領は同じです。




どうでしょう・・・・。我ながらツボを簡潔に言ったつもりなんですが・・・・。とにかく、コレは覚えておいて損はない決め方でしょう。(2万枚補正のトーンカーブ職人が言ってるんだから・・・本当に貴重だぉ・・)


次回は、いよいよ、LGP・MGP・DGPの3点のグレーバランスの調整方法をお教えしよーとおもいます!









jyo-ho-3point_600px

予習として、この写真の3点のグレーバランスを合わせた、Photoshop「情報」ウィンドウを先にお見せしますね。


青囲みが「トーンカーブ適応前の数値」。赤囲みが「トーンカーブ適応後の数値」。※適応前がちょっと狂ってるの許してね。同じグレーの中にも拾うポイントでちょっとズレたりしちゃうんです。。


いちお、↑軽く覚えておいてください。

近々、、私が言ったこと忘れないうちに「3点のグレーバランスの調整方法」つまり、正確に合わせる方法の記事やります・・・・・・(頑張るけど、頑張れない時もあるから、、、ちょっと待ってね・・・・)



関連記事:『Photoshop技完全伝授!』「トーンカーブ」を使って、「グレーバランス」を正確に合わせる方法【1】ー 1点だけを合わせる ー








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3 Responses to 『Photoshop技完全伝授!』「トーンカーブ」を使って、「グレーバランス」を正確にを合わせる方法【2】ー グレースケールどこを使うのか? ー

  1. まさ のコメント:

    こんにちは。
    いつも記事を参考にさせていただいています。

    早速ですが、雨風にさらされることによる
    建築材料の汚れ具合を確認する仕事をしています。
    その際、記録として色の測定(測色計)と
    写真撮影を行っていますが、撮るたびに色が安定しません。

    銀一シルクグレーカードでホワイトバランスを固定し、
    さらに、その材料の横にはQPカードを置いて撮影をしていますが、
    若干赤みかがったりします。
    カメラ設定や撮影の仕方がまだまずいところが
    あると思われます。

    そこで、このブログにたどり着いたわけですが、
    このブログの【3】は公開されてないのでしょうか?

    もし過去に公開されてて、今、非公開となっているのであれば
    見せていただくことはできないでしょうか?

    お忙しいところ申し訳ありませんが、
    よろしくお願いいたします。

    • 中居 中也 のコメント:

      残念ながら【3】は、ほったらかしになったようです..。(7年も前のことですもので..)

      説明がなかなか難しいので、Kodakのチャートより正確なチャート(X-rite ColorChecker Passport Video)を、事務所の照明(程度の悪いLED直管)で撮ってみました。



      Photoshop形式(psd)で、中居がコントロールした調整レイヤーのトーンカーブがついたファイルが以下にあります。トーンカーブの「RGBそれぞれのチャンネル」を3点つかみ、数値を合わせています。(最後に、マスターチャンネルで明るさを明るく)

      psdファイル・ダウンロード

      まずは、このコントロールをお手本に、ご自分で補正に挑戦してみてください。ポイントは数値を合わせようと頑張りすぎて「トーンカーブの形」がいびつにならないこと。(いびつになると、必ずどこかで破綻をします)

      緩やかな「S字」が理想です。

      • まさ のコメント:

        模範解答までつけてくださって、
        どうもありがとうございます。
        チャレンジしてみたいと思います。

        (正直Photoshopのトーンカーブを
        触るのは昨日がはじめてのど素人なんで、
        うまくいかないかもしれませんが…。
        これまではトーンカーブのない
        Photoshop Elementsでいろいろやってました。)

        長々と失礼しました。

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