通常の物撮りは「四角ライト」で、まれに「円形ライト」がベターって話。



りんごの表面を袖でこすって、テッカテカにしてみました。んでももって、今回はあえてコントラスト増々に仕上げております。

さて、この写真を見て、なにか違和感を感じませんでしたか?(ハイコントラスト問題は置いといて..)
おそらく、多くの方は違和感を感じなかったとおもいます。
でも、この段階でわからなくて当たり前。では次に進みます。


この写真は、いつもの如く「美しい光の撮影照明キット」のトップライトで撮りました。光源面は、50×50cmのソフトボックスを使っていますから「真四角」、正方形 であります。


それでは、先日作った円形の「TARAIリフレクタ」に変えると、どーなるでしょうか?


こーなりました。
さて、なにかお気づきのことはありませんか?


ライトが「正方形」で撮ったのと、「円形」の面光源で撮ったという違いですよね。大きさはかなり違いますが。。。
※正確には、正方形「50cm×50cm= 2500㎠」と、円形「15cm×15cm×3.14= 706.5㎠」 3倍以上違う。

なので、光質がかなり違うので、そこんとこは差し引いて見てください。
先程のりんごの写真を並べて、あらためて見直してみましょう。


並べると、よくわかりますよね。
正方形ソフトボックスで撮ったりんごのライトの映り込みは、よーく見ると、ほんのり四角感を感じます。対するTARAIリフレクタのハイライトは、ちゃんと丸っぽくなっていますよね。

このように、ライトを写し込むような艶があり、かつ、丸みを帯びた被写体。特に「球型」「半球形」のものは、「円光源」の方がベターなことがよくあります。例えば、白磁の壺(球に近いのが多い)などでは、四角い映りは避けたいは円形の方が助かります。(サントリー オールドの商品写真のライトの映り込みを気にしてみてくださいな..)
あと、比較的瞳が大きく写る「バストショットの人物撮影」でも円形ライトがベターとも考えられます。だって、瞳にキレイな「丸キャッチ」が入るでしょ? 瞳キャッチが四角いと、モザイクっぽっていうかピクセルぽく見ててしまって、、、人のまろやか感が削がれる気がしてしまいますから。(この話は人によって意見が分かれるところ..)

だからといって、円形ライトが優れているということではありません。通常の物撮りでは「四角ライト」の方が圧倒的に有利なのです。

天板上に置いたものをライティングするには「四角ライト」でないと、うまく行かないことが多いです。例えば、撮影台の天板にピッタリとくっつけるには、直線が必用ですし、トップ直角に交わったサイドにライトを配した時、ピタリとくっつけるにも直線が必要です。(円形ではできない芸当)

ともあれ、ブツ撮りライトの第一選択肢は、王道の「四角ライト」でしょう。で、「艶あり球体ブツ」の場合だけ、円形ライトがベターってところかな。。(ライトの映りの形を気にしなきゃ四角でも良し)


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