個別に調光できる「3灯リングライトセット」は同配置で多様な照明表現ができるんだよ



高演色LED電球Sh50Pro-V(調光タイプ)」を仕込んだ「50cmソフトボックス」を3灯使い、人物のバストショット用のリングライトを組んでみました。
被写体は顔に見立てた「百均安物マスク」を使い、背景は濃いグレーにしました。


カメラの方向に対して、フロントトップは縦45°、左右サイドは横45°に配置。光源面から被写体の距離は50cmです。


裏返した方向、被写体のマスクの後方からみると、このような配置。上横に囲われたいわゆる「リングライト」と呼ばれる照明配置です。リングライトは、基本、影を打ち消す効果があります。
ただ、今日はそのリングライトの出力バランスをあえて変えてみようとおもいます。


3灯のリングライトの出力(明るさ)を変更できるように、調光球である「Sh50Pro-V」を使いました。
アプリの出力表記で表すと「100% → 40% → 20%」で、2EV分、調光できます。出力が「1 : 1/2 : 1/4」にできるってことですね。
※20%は、正確には「-1 2/3EV」ですが、今回は便宜上「-2EV(1/4)」とします。

それでは出力のバランスをいろいろ変えてみていきましょう。なお、このあとの解説文では、1=「強光」 1/2=「中光」 1/4=「弱光」 と表すことにします。


【左写真 フロントトップのみ】
左右のライトは「OFF」。つまり、リングライトではなく、一般的なフロントトップライトです。

【右写真 F=強光 LR=弱光】
フロントトップライトに左右の弱光を足してみました。弱光ですが、かなりソフトな印象になりました。


【左写真 F=強光 LR=中光】
立体感を損なわず、影を打ち消し合って、美しく照射されています。本物の肌であれば透明感が表現できる、良いバランスの配光でしょう。

【右写真 F=強光 LR=強光】
すべてが同出力のリングライト。ザ・リングライトといえるヤツです。 調光できない同出力ライトでやれば、これになります。影を打ち消し合ってますが、立体感がなくなり、フラットな感じになりました。逆をいうと、お顔のシワが女子には喜ばれる配光バランスでしょう。濃いめのメイクが映えるライティングです。


【左写真 F=強光 L=中光 R=なし】
左右バランスに変化をもたせました。左上からのライトのような仕上がり。立体感がかなり感じられます。(これはリングライトとはいえません)

【右写真 F=強光 L=中光 R=弱光】
さらに、左上からのライトで立体感を保ちつつ、影を打ち消しています。本物の肌であれば、立体感を保ちつつ、美しい肌感になるとおもいます。



さてさて、ここまではフロントトップがメイン、もしくは同出力の配光をしていきました。
次に、フロントトップがメインではなく補助光、もしくはFなしの配光をみていきましょう。


【左写真 F=なし LR=強光】
すごくぺったりとしたお顔になってしまいました。これは人のお顔では使いにくいですね。

【右写真 F=中光 LR=強光】
マスクだからでしょうけど「スケキヨ」感が増しました。これも人物のお顔の配光としては違う感じがします。そう思いませんか?



というわけで、個別に調光ができるリングライトは、ライト位置を動かすことなくいろんなテイストのポートレイトのライティングができるというメリットがあることがわかりました。(安物プラマスクが立派な仮面にみえたでしょ?)「フロントトップライト」をメインという鉄則 さえ守れば、適当に調光しても成り立つように感じます。
あなたオリジナルの「ポートレイトライティング」を編み出すことも夢ではないっ! ってまじにおもおいますよ。 

50cmソフトボックス(E26ソケット一体型折畳式)

 高演色LED電球 Sh50Pro- V(調光タイプ)

shop-top

nomi

new-blog

【twitter】パンプロダクト新着・再入荷専用アカウント
→https://twitter.com/panproduct
滅多につぶやかないのでウザくなーい!最低限の文字数で淡々と情報のみをお届けします・・

facebookページやってまーし!(ログインしてほめてくださーい!)
→https://www.facebook.com/panproduct

感染防止の制限がなくなったので再開します! よろしこ。↓


 

カテゴリー: LEDライト機材, プロ用LED照明機材, 商品撮影初心者向けLED パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください