鏡にレフのグラデーションを映しこみ鏡面を演出


昨日のオリンピックの開会式、それぞれの賛否はあるとはおもいますが、私は最悪だとおもいました。もちろん、MISIAさんの国歌斉唱や1824台のドローン、所々、素晴らしい部分がありました。ですがですが、、これは仮にも40億人がみるようなオリンピックのショーですよ。。全体をみると、残念ながらしょぼさは否めません。国内大会のショーの演出レベルではなかったかなーって思うわけです。日本人だけしか喜びそうもないところが随所に見られましし、(長嶋さんや王さん、松井さん、、申し訳ないですが、世界のほとんどの方が知りませんよ..) なんだか、世界に観せるって感じがとても薄かった….。
これは想像ですが演出の人選に、不当な圧がかかったような気がしてなりません。そりゃぁ、野村萬斎さんも降りるわなぁ….。(←この辺りから雲行きが怪しかった…)

このことに何にも関係ない私なのに、このしょぼい開会式が世界に配信されたことに、すごく心を痛めているわけなのであります(日本国民としてです)。楽しみに観ていただいていた世界の方に申し訳ない気持ちでいっぱいなのです。

ですので、組織委員会の皆さま、どうか、閉会式およびパラリンピックでは、このような失態をしないように、国内の本物の一流クリエーターを集めてください。開会式の演出の方々に任しておけません。今からでは、準備に時間がないかもですが、できることをやってほしいのです。このままでは、日本やばいですよ。(今は海外からも賞賛の声があるみたいだけど、時間が経ったて思い返してみれば、絶対「最悪のショー」っていわれるとおもいます)


姿見を撮影してみました。ちゃんと鏡に見えるでしょ?


実はこれが元絵。「切り抜き写真」だったわけです。


最初にお断りしておきますが、これは正式なライティングではなく「鏡面の写し方」を説明するためのものであり、フルライトではありません。

左側に大きな白の板(ホームコア) を立てて、そこに「ミラーリフレクタ(Sh-B1)」を装着した「高演色LED電球Sh50Pro-S」を照射しています。
白い板が鏡に映し込まれているわけですね。

ポイントは、白い板の照射に光のグラデーションをつけている ところでしょう。

その グラデーションが、鏡に映し込まれているから「鏡面」に見える わけなのです。仮に「フラットな白」が映し込まれていた場合、全体が白くなるだけで「鏡面」には見えないのです。



ここからは具体的な作り方を説明します。Photoshopの「パス」を使って、切り抜いています。「クイック選択ツール」でもできなきゃないですが、このような直線が多いものは「パス」を使う方が、より完成度が高まります。




鏡面部分に別の「パス」を切り、範囲選択。「調整レイヤー(トーンカーブ)」を作り範囲を読み込むとマスクになります。で、鏡だけを少し明るくって調整をおこないました。ちなみに使用ホームコアは、使い古されたものなので、折れ筋がたくさん入っています。鏡面内を選択した状態で「スポット修復ブラシツール」で折れ筋を除去して、美しい鏡面にしたというわけです。

これは白い板にグラデの光を作るといった方法でしたが、ピンと張られた大きなディフュザーに、透過光源のグラデーションを作るという方法もありますが、通常は別にメインライトがあるわけでして、なので、白い板に照射したグラデを映し込ませる方が設置が楽なので、よく使う技なのであります。

  039|撮影用大光量50W高演色LED電球

Sh50Pro-S Sh-B1(ミラーリフレクター)


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ですので、私は選手の皆様を精一杯応援したいとおもいます。

引き続き更新メールの配信を自粛いたします。(読者様の心理的ストレス軽減のため)


 

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One Response to 鏡にレフのグラデーションを映しこみ鏡面を演出

  1. いつもみてます のコメント:

    オリンピックの件、全く同感です。
    もう少し小さな会場・大会でしたらとても良かったのでしょうけど、ちょっと内輪の劇場・テレビ向けの企画というか・・・。全体を貫くコンセプトも含めて本格的とは感じませんでした。
    さて、この写し込みとっても参考になりました。あまり鏡面を撮影する機会は無いのですが、プロのテクニックが大きく結果を変える被写体ですよね。いつもありがとうございます。

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