【カメラの底観察】レンズ軸に三脚穴がある理由。


Nikon D800Eの底

当たり前すぎて、気にもしなかったことをあえて考えてみました。
カメラの底には、必ずといっていいほど三脚穴(カメラねじ穴)があります。ないのは「写るんです」くらいしか思いつきません。

この三脚穴の位置はどのように決定されるのでしょうか?
ズバリ正解をいいますと、レンズ軸上に三脚穴を配置されるのが一般的です。

とりあえず色んなカメラの底を観察してみましょう。

Nikon D7000の底

プロ機のニコンD800Eも、コンシューマーモデルのニコンD7000も、レンズ軸上に三脚穴が配置されています。

Nikon F3の底


OLYMPUS OMの底

銀塩のカメラだって例外ではありません。ちゃんとレンズ軸上に三脚穴があります。

PENTAX67の底

中判カメラのペンタ67はカメラの中心に、レンズ軸があり、三脚穴もありました。(正しいなぁ・・)

Panasonic LUMIX GF1の底

小型ミラーレス器のPanasonic GF1もレンズ軸にありました。。。
で、ウチにあるカメラで1台だけレンズ軸に穴がないカメラがありました。

RICOH GXRの底

コンデジのリコーGXRは、三脚穴はレンズ軸からズレていました。特殊なユニット交換式のカメラなので仕方がなかったんでしょう。しかし、コンデジ(コンパクトデジカメ)はレンズ軸に穴がない機種も多いです。これはガッツリ三脚使用することを想定されていないためだとおもいます。

Nikon D800E

レンズ軸に三脚穴があることにより、左右対称にスイング(傾け)が可能となります。

RICOH GXR

レンズ軸がずれているGXRでは、スイング操作は左右対称になりません。これじゃあ3WAY雲台は使いにくいでしょうね。

Nikon D800E

上から見ると、真ん中にあるカメラは、レンズの位置も左右対称に移動します。

RICOH GXR

レンズ軸にないカメラは左右でレンズ位置の移動距離も左右で異なります。
やはり、三脚を使用する場合はレンズ軸に三脚穴があったほうが良いですよね・・・。

補足ですが、
三脚穴がレンズ軸にない場合、パーン(回転)するときにも不具合がでます。(ちゃんと回転できなし、動画じゃレンズ軸に穴は必須でしょうね)

カメラの三脚穴はレンズ軸上にある!(コンデジを除いてはね・・)

当たり前ずぎる話でしたが、いちお頭に入れておくべき知識ではないかとおもいます・・。(ウチの商品には、なんの関係もない話でしたし〜〜)



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