プロ的にカッコイイ「漆黒背景」を極めてみた



今日は、昨日の記事 のちょいと続き。続きではありますが、今日のはビギナー様向けではありません。プロ的に真剣に取り組みました。(ビギナー様が簡単に真似できることではないということ)

TOPは昨日の記事の黒ケント紙を背景とした最後の写真です。まぁ、黒背景と言えるとおもいますが、「漆黒感」が薄いです。なんだか中途半端な気がしましてモヤモヤしておりました。
そこで、今日は、プロ的にあらゆる手法を使い、さらに「黒背景」を極めてみました。


おーーー!これぞ見事な漆黒背景!
黒のレベルが全く違いますね! 背景が「リッチブラック」になると、写真に緊張感が生まれ艶やかになったよう。


なにをどーやったかというと、まずは背景を高価な「ウールペーパー(109cm×10m)」に変更して撮影しました。しかし、それだけじゃ漆黒にはなりません。
決め手は、CaptureOne Pro20での「RAW現像」時に暗めに調整した写真をベースに、「調整レイヤー」を作成。ぐい呑み部だけマスクを塗り、そこだけ別調整で明るくしました。
つまり簡単にいえば、被写体だけ部分的に明るくしたってわけ。ついでに、備前焼きの「焼き締め緋色」も見た目通りに厳密に色合わせをしております。(詫び錆び色は色合わせがムッチャ難しい..)

わざと床面はライティングのままを薄く残しております(漆黒ではない)。全て漆黒にしちゃうこともできますが、全部を真っ黒にしちゃうと「キリヌキ」っぽくなっちゃって、逆に背景のリッチブラックの効果が薄れるので、このあたりの塩梅が達人のリアリティ処理なわけなのです。(自分で達人ってゆーなよ!)

しかし、この「漆黒背景」は、詫び錆びモノを艶やかに浮き出させる有効な手法ですよね。
ちょいと卑怯な画像編集で仕上げはいますが、それがわからないようにうまく調整すりゃ良いわけで….。
おそらくですが、ウールペーパーじゃなく黒ケント紙でも同じような仕上がりにできるとおもいます。(床面のニュアンスは同じにはできませんが..)

↓ 今日の記事は昨日の記事を読んでからでないと意味がわからないからね..
黒背景は白背景に比べて10倍以上難しいんだぞー!

 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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