カールツァイス F ディスタゴン50mm F2.8の近距離撮影作例(0.4m弱)



今月おこなわれる予定の撮影のために「カールツァイス F ディスタゴン50mm F2.8」を、一時入手したことを 昨日お伝えしました。(ちなみに一時入手とは借りたのではない..今時点は私の所有物です)
昨日は適当な物をざっくり撮っただけなので、今日はまともな被写体を撮ってみたいとおもいます。

被写体は登り窯で焼かれた作家さんものの「斑唐津のぐい呑」です。ぐい呑とは、いわゆるおチョコのこと。茶碗より小さく、湯呑みより小さいやきものです。
昨日もお伝えした通りこのレンズの「最短撮影距離」は「0.32m」。マクロじゃない50mmレンズの最短撮影距離は「0.5m」くらいがフツーですので、とんでもなく寄れる50mmレンズということになります。


できれば、最短撮影距離の0.32m(32cm)で撮影したかったのですが、ごく小さなぐい呑といえど、フレームアウトするほどになってしまうので、0.32mは諦め少し引くことにしました。


レンズと当たるくらい寄せていたライトを手で少しめくって、レンズの設定をお見せしましょう。

距離=0.4m弱(39cmくらいかな) 絞り=f16

して、どのような写りになったのでしょうか!?


息を呑む美しい写りは、まさに圧巻。眼球に優しい正確かつ繊細な描写は、天才絵師「伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)」の絵を彷彿とさせる。
・・・と、思うんですけど、いかがでしょうか!?

ここで、このぐい呑の説明..。藁灰釉(わらばいゆう)の表面が「斑状(まだらじょう)」になることから「斑唐津(まだらからつ)」と呼ばれます。この「斑」は、肉眼でみてもギリ見える感じなのですが、それが正確に、いやむしろ肉眼より良く見えるように記録されていることに驚きます。
やっぱ、とんでもねぇレンズですぜー。兄貴ぃーー。


おまけとして、箱書きを撮ってみました。
上がこのレンズの開放「F2.8」。下が3つ絞った「F8.0」。拡大してみるとよくわかります。いずれの絞りの写真も目に優しいのが特徴。いつまでも見ていたくなりますもんね..。

※このレンズ「カールツァイス F ディスタゴン50mm F2.8」の凄さを知っている人はかなり少ない。なぜならば、フォーカルプレーン・ハッセルの2000FCボディは、よく壊れることが有名で「プロカメラマン」にさえ敬遠されていたから。加えて、とんでもなく高価なものだった(軽自動車が買えるくらい)。以上の理由で、使ったことあるプロカメラマンはほぼいない。つまり写りのことも知っている人も本当に少ないと考えられる。ちなみに、ディスタゴン50mmF2.8と同じく2000FC用レンズの「カールツァイス F プラナー110mm F2.0」も、異次元の描写をするツァイスの双璧の最高峰レンズ。(なので、いずれも中古流通量は少ない)
あ、この話は極秘中の極秘、くれぐれも皆には内緒だからね….。

※今回の撮影では「50cmソフトボックス」のディフューザを「 手作り 障子紙ディフューザ 」に変更して撮影しております ↓
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