Insta360FlowのAI追跡性能(高性能過ぎてプロ的には複雑..)



先日、パノラマ写真使いでお伝え した、スマホ用ジンバルの Insta360 Flow
本日は、Flowをスタンド先端ねじに装着固定して、購入動機の主となった「AI追跡性能(ディープトラック3.0というらしい)」がわかる動画をごらんいただきます。

なお、自社サーバーにアップしたため、4K素材をうんと小さく(480*320px)しております。(音声も削除しました)
とはいえ、追跡の具合は伝わるとおもいます。



トラッキングターゲットは、iPhoneの画面上(専用アプリ)で任意に指定できます。今回は、手をパーするとターゲット指定&録画開始。さらにパーで録画終了、ってモードを使いました。

エラくなめらかに追跡パンしてるでしょ?私が手動パンしたら、絶対にこんなに上手にパンできません。(手持ち撮影でジンバル効かせて撮っても、ちゃんと追跡します)
ワンオペ撮影で、これを三脚固定してターゲットを指定すると、ほっといても優秀なセカンドカメラマンになってくれるという目論見なわけなのであります。

今回、あらためて、AIの凄さを実感させられました。とても仕事の役に立ちそうですが、その反面、このことはプロカメラマン的には喜んでばかりはいられません。だって、すごすぎて、カメラマンの仕事が奪われかねない危険性あるからです・・。複雑ですね・・・・。(しかも、ダレでも買えるお値段ですから..)



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「美しキット×1」を使ってプロ並みライティング!ボトル商品撮影例(ツルヒョー醤油)



昨日、おしょうゆを買いに、京都・伏見にある 小山醸造さん に出向きました。(撮影のしごとではない)


明治創業を感じさせる渋い玄関に、ストックされた各種しょうゆ。


濃口薄口を始め、様々なしょうゆがありました。
コーヒー用の使い捨てプラマドラーで味見をさせていただきまして、


この5本を購入させていただきました。合計 2,220円也。

実はここまでは、単なるプロローグ。
今日の本編は、次セッションから始まります..



依頼仕事ではありませんが、せっかくですので購入したしょうゆボトルを
小規模ECサイト様に大人気の 美しい光の撮影照明キット(+ 26cm横棒 を使い、
サクッと「商品撮影ライティング」をしてみたのがこれ!


ここからは、どーやって撮ったのか?の種明かし。
狭い事務所の片隅のテーブルの上に、以下のセットを組みました。

・ 壁に貼った 白ケント紙 をアール状にして背景紙として使用。→ 関連過去記事リンク

・ テーブルの上に「キット+横棒」を載せて、トップライトを作る。
このとき、スタンドには、ペットボトルのおもし を吊り下げは必須。→ 関連過去記事リンク

・ 自作の 秘伝のレフ板 を両サイドに縦立て使用。→ 関連過去記事リンク


で、まぁ、50mmレンズで横位置で撮った元写真 がこれ。ボトルが歪まないように、カメラは水平 に構えています。トリミング前提なので、セットの映り込みはまったく気にしてません。

今回、高画素カメラを使用したのでこれくらいのルーズなフレーミングでも問題はありませんが、高画素機でない場合、縦位置でもう少し寄ったほうがよいかもしれません。ただ、その場合、60mmレンズ以上の長めのレンズを使う ようにしましょう。(50mmでいっぱいに撮ると、水平構えでもボトルが歪みます)


この手の同種類ブツの撮影は、一番大きいものから始めます。
三脚固定カメラは動かさず、被写体の置く位置を同位置にすれば、被写体の差し替えだけで効率よく撮影をすることができます。(今回は5カットの撮影)

また、この 被写体差し替え撮影は被写体が同尺で写る ため、並べてレイアウトすると正確な大きさを表すことができるメリットもあります。


すでにお気づきだとおもいますが、最初のしょうゆ五本並んだカットは、5カットの写真をレイアウトしただけのものでした。(実際5本並べての幅広被写体一発では、このキットではきれいにライティングすることはできません)

参考までに、今回のしょうゆ5本レイアウト写真のフォトショのレイヤーを貼っときます。
「比較(暗)」で左右位置、好きなように並べます。
ただ、そのままだと、背景白の差が出ちゃうので、調整レイヤー(トーンカーブ)で微調整。
背景の足りない部分は、背景のばし の技で対処します。



えーー、今回の撮影の所要時間は、セット作りも合わせて30分足らず。レイアウトも含めた画像処理も30分くらいかな。合わせて1時間ってとこです。

最後に追加情報。

★4本のしょうゆは黒なので、キリヌキの場合、白背景じゃなくてもOKですが、「京のはんなり」は、薄色の液体なので、透過部に光が当たっている白背景が必須となります。液体の色という情報も大切ですからね。白背景は商品撮影の基本なのであります。

★今回、キット付属のディフュザーを使っているため、ボトルのライト写り込みが完璧ではありません。さらに極めたい方は、手作り「ユポ」ディフュザー を作って、交換してください。確実にクオリティアップします。



 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)







最近、鶏ガラを煮込んで自作ラーメンスープを作ってみたりしてるんですけど、かえしの醤油がなーんか違うと思い、ラーメンかえしを求める目的で、伏見の小山醸造さん に出向いた経緯です。ついでに、フツーの醤油も買いました。
ラーメンかえしは、2種類あり、とりあえずどちらも購入。
本日、片方のかえしを使って作ってみたところ、、、(↑ 写真)

見事に「京都のラーメン屋」テイストになっていました!!(まじ、お店レベル..)
京都の伝統的なラーメン屋スープの秘密は、この「かえし」かも知れないと、今のところ感じております。

次に目指すは背脂かな。。

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Insta360 Flow(スマホジンバル)を使ったマルチショットパノラマ写真(iPhone13 mini使用)



これ、iPhone(13 mini)で撮った写真なんですけど、
妙〜に鮮明に写ってると思いませんか?

その秘密は、次の撮影風景(メイキング)の動画(30秒ほど)を見るとわかります。



実はスマホ用ジンバル、Insta360 Flow のオマケ機能、
パノラマ写真モード(3×3)で撮りました。(新規導入の機材。弊社で取扱ってるものではない)

動画にある通り、自動的に上中下、左中右の9枚の写真を撮影し、iPhone内でオートステッチングして、iPhoneを超広角レンズにしちゃうって感じです。継ぎ目もなく写真の品質的には高精細に見えます。

ただ残念なことに、1200万画素のiPhone写真を9枚つなぐわけだから、そこそこの画素になるとおもいきや、完成写真は、ほぼ1200万画素…。他のパノラマモードでも1ショットで撮ったものとピクセル数は変わりません。。たぶん、専用アプリの仕様でそうなってると思われます。処理速度優先なんでしょうかね。(オリジナルピクセルの書き出しができるようにアップデート希望!)



お次は、「パノラマ240°モード」。太陽と影の関係は、ほぼ逆を向いていてヘンです。魚眼レンズ180°以上のワイドですから、不自然な写りになるのは当然といや当然なんですが、、

これもメイキングの動画があるからごらんください。



左からオートパンで5枚撮影し、iPhone内でオートステッチングします。
で、3×3と同じく、生成された写真はiPhone生成オリジナルピクセルとさほど変わりません。

長辺側こそ、1000pxほど増えていますが、上下が削られているので総ピクセルは、むしろ減っているという始末。

今後のアプリの頑張りを期待します。



パノラマモードには、全天球パノラマ写真もあります。
オートパン & オートチルトで、全天球すべてを撮って、iPhone内でオートステッチングします。(これも継ぎ目の不自然さが全くない)

全天球も残念ながら生成は1800万画素止まり。。実に惜しい。ちなみにPCでステッチング専用ソフト(ptgui)を使って、生成してみると5000万画素ほどのものができました。そりゃそうでしょ。1200万画素で全方向を撮るわけですから。
とにかく、この問題、アプリのアップデートでなんとかしてもらいたいと、、切に願います。



ところで、私がなぜ、Insta360 Flow を買ったのか!?
このパノラマ写真が主目的ではありません。

一つは、3軸の物理手ぶれ補正でなめらかな動きのiPhone動画を撮るためです。かつて、フルサイズカメラのジンバルも使いましたが、重すぎて汗だくになるしワンオペ撮影じゃ無理、ってことを身をもって知りました。三脚につけたフルサイズカメラも併用しながら、iPhone&このジンバルの重さであれば、ワンオペ撮影でも導入可能と考えました。

ただそれよりも、購入の一番の決め手となったのは、「AI追跡」という機能 なんです。

例えば、このInsta360 Flowを三脚固定して被写体人物にターゲットに設定すると、自動追尾パン(チルト)をしてくれます。つまり、AIがもう一人のカメラマン役になり、追尾あり2カメが難なくできることに魅力を感じました。もう一台のフィックスカメラを使うと、ワンオペで3カメまでできるという目論見です。

業務でiPhoneを使うというのは素人っぽいかもしれませんが、追尾してくれるという恩恵のことを考えると、細かいことを言ってられませんしね。それにマイクより安価なので、 、、と理由も追加しておきます。

※ちょっと使っただけだけど、この「AI自動追尾」、かなりよくできているという感想です。(詳細はおいおい…)



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