金ざるを撮ると「点光源と面光源の効果の違い」が分かりやすいかも説。



ちょっとしたことを発見しちゃったから報告しますね。

本日の被写体は「金ざる」。逆さまに向けてドーム状にします。
そこに 点光源 とみなした、高演色LED電球 を真上から照射します。
※厳密にいうとそこまで「点光源」ではない。小さい面光源くらいかな。


写真を撮るとこうなりました。まぁ、ざるってことも分かりますし、中には「アリ」とする人もいる程度の仕上がりです。


それではライトを 面光源 とみなした 50cmソフトボックス に差替えてみると、どーなるか?。


写真の完成度がぜんぜん違うー!
網目の繊細感が別次元の写りです。


ドーム状の形状は、あらゆる角度の光を受けます。しかも、網目は微妙に曲げられた針金で構成されているので、広範囲からの光が必要になってくるってことかな?

さらに点光源では高台リングの影がくっきりでているのに対して、面光源ではリングの影が全く出ていません。

なんかね、この金ざるって、ブツ撮りに適したライトかどうかを判断するチェッカーになりそうな予感。 「ざるを撮ってみてキレイに写ったらOKライト」的な。。

とまぁ、ブツ撮りで面光源である必要性を感じていただく趣旨の記事でございました。

039|高演色LED電球
Sh50Pro-V(調光タイプ) & Sh50Pro-S


 E26ソケット (16mmメスダボ付)


 26cm横棒 (50cmソフトボックス用)

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ステー(曲板など)の「6.4 mm通し穴 」を使ってカメラ機材を固定する方法



これ、ホームセンターによくあるステーの一種「曲板」と呼ばれるものです。
「M6ねじ用」として売られていますが、例えばこの 八幡ねじ 曲板 黒 No61 【L-60B】「通し穴」は6.4mm です。
※巷にあるM6用の曲板の全部が全部「6.4mm穴」とは限らないので注意!


つまりつまり、撮影機材で多く使われている「1/4ねじ(三脚ねじ等)」を通すことができるということ!このニュースは、全国の「撮影機材接続ファン」に衝撃を与えることとなります。(← ホントかぁ?)

このことを利用すれば、カメラの固定設置 が飛躍的に自由になるはず!というわけで、今日は6.4mm通し穴があるステー等を使ってカメラ固定をする方法をご紹介します。


今回はアクションカムを使って説明をしますが、1/4″ねじ穴があるカメラなら全て同じと考えてください。まずは、弊社商品 ちっちゃなカメラ止めねじ を通してカメラを固定しようと試みましたが、この曲板は厚みが2mmととても薄く固定することができませんでした。


そこで、1/4 ワッシャー(UNCインチねじ シリーズ) を2枚かまし厚みを補います。


ワッシャー2枚でジャストフィット!固定に成功です。


このようにステーの厚みが足らない場合は、ワッシャーなどをかませる方法が良いとおもいます。


続きまして、6.4mm穴がある曲板(ステー)を使う、もう一つ別の固定方法をご紹介します。


まずは、カメラに 六角穴付 1/4ねじ【L】(UNCインチねじ シリーズ) を指でねじ込み軽く取り付けます。




11mmスパナ などの工具でしっかり締め込みます。常設固定設置や長い時間の固定設置では、確実に固定できるこちらのやり方をオススメ します。
ナットで締め込むので、板厚が変わっても柔軟に対応できる のは便利ですよね。ちなみに今回の組み合わせで、板厚7mmまでの固定に対応 しています。


曲板を使った使用実例(風)。壁や柱には、このようにタッピングねじを打ち込んで設置します(穴を開けても良い場合)。また、カメラをチルトする場合は曲板に雲台(今回は 超小型・強力自由雲台 を装着)を取り付ける必要があるでしょう。(雲台が追加されただけで組み方自体は同じ)

えーーー、以上、6.4mm(以上)の穴があいているステーがあれば、カメラの固定設置が意外と簡単にできちゃうじゃん!というお話をお届けしました。。

ちっちゃなカメラ止めねじ(UNC1/4)

 UNCインチねじ シリーズ

超小型・強力自由雲台(Micro Ball-Head / tune-up Edition)



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三角定規の断面(3mm厚)で「鉛直(垂直)被写体」のピントを学ぶ





本日は、昨日のピン面の記事 の補足的な話。

三角定規の断面(3mm厚)を使って「鉛直(垂直)被写体」のピント学ぶ。 という、一見クレージーに見えますが、正確な鉛直を出すため「三角定規」を使うわけなので、本当は誠実な方法だとおもいます。
※「鉛直(えんちょく)」 = 重り(錘)を糸で吊り下げたときの糸が示す方向。

水平な天板に三角定規を立て完全な「鉛直線」を作る。(三角定規断面)
立てた三角定規の高さの中心にある「赤ペン印」にピントを合わせる。
A、B、Cの異なるチルトアングル(上写真)で撮影し、
三角定規の上端と下端にある「赤ペン印」の合焦の程度を比較検証する。
なお、60mmF2.8レンズで絞り「F5.6」に設定。

えーー、上記が今日のやること。


ABCのアングルで撮影された全図を3枚並べてみました。この大きさでは何も分からないので、Top & Bottomを切り出して並べてみますね。※左下端の丸ワイプは、撮影カメラのシューに取り付けた水準器の上から見た様子



Aの水平アングルは、TopとBottomいずれもピントが合っています。つまりこれは、フォーカス面が合っている、ということ。

わずかに下に振っているBでは、Bottomはピンが合っているように見えますが、Topはボケていることが分かります。カメラを下に振ると、Topが近くなりBottomが遠くなります。ピン位置より遠くは、比較的ピントが合いやすく、手前は合いにくいのでこの結果になりました。

さらに振り幅を大きくしたCでは、TopもBottomもかなりボケています。


でぇ、、よくよく考え直してみてください。今回、下に振ったといっても、2.5°もしくは7°という僅かな角度。それでも鉛直線上のピントが怪しくなるということです。水平で構えているつもりでいても僅かな角度の狂いでもピンに影響しちゃうということなので、確実に水平にしなきゃいけないのであります。

また、近いものの撮影で大きい俯角(例えば45°等)まで振ってしまうと、鉛直線上にピントをあわせるのは不可能ということも覚えてくださいね。


ちなみに鉛直の代表被写体、、、それは「全身人物」です。これまでも、形が歪まないように 「水平狙い(レベルアングル)」が基本 といってきましたが、ピントをあわせる意味でも「水平狙い」が大切といえるとおもいます。。
※全身人物撮影の件、詳しくは以下過去記事で、


あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓

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