「50cmソフトボックス」接触不良の調整方法


大人気商品の「50cmソフトボックス」ですが、高演色LED電球の着脱が多い使用などでは、「接触不良」になることがあります。ただそれは、壊れてしまったわけではなく簡単な調整で直ることがほとんどなのです。

そこで今日はその「接触不良」の調整方法をご案内いたします。

最も接触不良が起こる原因として考えられるのは、実は「高演色LED電球」の口金の変形です。ソケットの締め付け過ぎによるものです。
電球の口金は中空構造になっているので、一度の締め込み過ぎで凹んでしまいます..。まずはこうならないように十分注意してください。

電球口金先端接点が、少し凹むとソケット側の接点に到達しなくなり「接点不良」になることがあるのです。

でも、諦めることはありません。ソケット側の「接点A」を高くすれば良いわけですから。。
「接点A」の調整方法は、極めて簡単! 「接点A」を少しだけ引っ張り上げるだけ。写真では見えやすいように「竹ピンセット」を使っていますが、指でひっかけて少しだけ引っ張りあげてください。(← ほんの少しだけです)
【ご注意】引っ張り上げすぎると接点が折れてしまう可能性があるので、くれぐれも注意!

「接点A」を少しだけ引っ張りあげるという方法でほとんどの接触不良は直ります。それでも直らない場合のみ、次にお進みください。

「接点B」は柔らかい金属でできています。装着を繰り返すうちに「接点B」が平らになってしまい、通電しなくなることもあります。

そんな時は、「接点B」と「碍子(ガイシ)」の間に「マイナスドライバー」などを入れ、「接点B」をほんの少しだけ碍子から浮かせると「接触不良」は直ります。
【ご注意】「ほんの少しだけ浮かせる..」です。接点Bの金属もすごく柔らかいのでやりすぎると、電球をねじ込んだ際、接点Bが変な方向に曲がってしまい、折れてしまう可能性があるのでご注意ください。

ほとんどの接触不良は、この「接点A」「接点B」の調整で直るでしょう。

最後にですが、機材移動などの振動により、碍子(ソケットの白い磁器の絶縁体部)を固定している「ねじ」が緩んでガタツクことがあります。こんな時は、
信用できるプラスドライバー(2番)を使い、確実にねじ+に合わせ、押し付けながら、徐々に締め込んでください!
【注意】 へろい金属素材のねじなので、ねじ山をナメないように要注意です。2番ドライバーを使う、押し付けながら、は本当に大切!(ナメちゃうと、どーともできなくなるからね..)

えーー、当たり前過ぎてなんなんですが、念のため言っておきます。今日の記事の作業は、プラグをコンセントから抜いて電気が通ってない状態でやるようにしてくださいね。(バチッ!って、接点が焼けちゃうからね…)

50cmソフトボックス(E26ソケット一体型折畳式)

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住宅解体現場のユンボをライカ ズミクロン-R35mm(E55)で撮ってみた


弊社の近所は、今住宅解体ラッシュなようでして、、今日は祝日なので作業はお休みかな?
というわけで、お休み中の「ユンボ」を見かけたものですから、せっかくの機会だから写真でも撮っておこうと思い立ちました。
iPhoneに入っているロケハンに便利な「Mark II Artist’s Viewfinder」で撮ってみると、「35mmレンズ」が適当と分かりました。

※このアプリは大変高価。それが故にプロが使う精度が備わっている一流アプリ。ロケハンには欠かせません。
というわけで、「ライカ ズミクロン-R35mm(E55)」を「SONY α7RIV」を準備。独製 木製高級三脚「ベリルバッハ」に取り付けて、スーパーローアングルから狙うことにしました。(立ち入り禁止ロープを避ける目的もあります)

※軽くて超実用の木製三脚。以前は弊社で取り扱いをしておりましたが、どんどん高価格化をしてしまったので、今では「お取り寄せ品」となりました。現在でも入手できるか不明ですが、どーしても欲しい人はお問い合わせください →ちなみに売場(さらに高い可能性もあり..)
カメラ位置は、車が頻繁に通る公道。だから一瞬で撮影を完了をする必要があります。事前に分かることは設定を済ませ、カメラを置いて、「フレーミング」 → 「マニュアルフォーカス」 → 「絞り設定」を10秒以内でおこないます。
そして、腰にぶら下げている SONY ワイヤレスリモートコマンダー RMT-P1BTでリモートレーリーズしました。
どんよりした曇天。気合の入った古い木造住宅の裏側を背景に際立つ鉄の塊。それはユンボー!

ここで一つプロ細かい技をお教えしましょう。写真をクリックして大きくして見てもらうと「ユンボ全体」にピントが来ているものの、木造住宅の石垣はボケていることが分かるとおもいます。これはユンボを浮き立たせる狙いがあります。(車のスタイリング写真でも、こうしているはず..ただその場合、もっと望遠で撮りますけどね..)

撮影絞りは「F4.0」。ズミクロン-R35mmの開放値はF2.8ですから「2つ絞った」ことになります。もしF5.6まで絞ってしまうと、石垣までピントが来てしまいユンボと分離できなくなります。
プロ的に静物は「絞り設定」は大切です。っていうか、そもそも「レンズ選択」と「絞り調整」しかできませんからね。
フルサイズカメラ買ったからって「開放」ばかり使うのも考えものです。(見たいところがちゃんと見えてない写真になります)

「絞り」は過不足なく!それが大人写真への一歩。
※といっても、開放を使うシーンもある。使っちゃいけないわけではない..。

Mark II Artist’s Viewfinder
カテゴリ: 写真/ビデオ
価格: ¥3,680

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓
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ストロボの閃光を幕切れ少なく動画に映しこむための設定を探る


むむむむ、
連休中にもかかわらず、怪しげな気配が充満している部屋。パッとみたところではとにかく意味不明。。

実は先日の”ハッセル動画“では、ストロボを発光させているところを録画したわけですが、光の幕切れのような(光がセンサーのスキャンラインで途切れる状態)が多く見られました。ストロボ発光を動画で撮ると、そーなっちゃうのは当然で完全に回避することはできないと思うのですが、「幕切れの軽減」だったらできるのではないか!?と良からぬことを考えた結果、このようなセットを組み検証をおこなうことになりました..。※この現象を果たして「幕切れ」と呼ぶのは怪しいが、今回はそう呼ぶことにする

【検証方法】
・カメラ=SONY α7R4(30p記録)
・「400wsストロボ」の出力、「Full(1/1)」 「100Ws(1/4)」「25ws(1/16)」の3つの出力の比較。
・録画のシャッタースピード、「1/30秒」「1/60秒」「1/125秒」の3スピードの比較。

それぞれ10回づつシャッターを切り、シャッター音で合わせた3スピードの絵を並べて編集し、最終的には、幕切れを起こしにくい条件を導きだしたいと考えました。

それではまず、撮影と編集にむっちゃ苦労した比較動画をごらんください。

えー、まぁ、皆がわかるレベルの違いは出なかったよう…。なので、この先をちゃんと読んでね。

唐突ですがストロボの基礎知識を一つ。
一般的にストロボは出力が高いほど「閃光時間」が長い。

今回の検証では400ws(1/1)が出力最大なので「閃光時間」は一番長いと考えられます。閃光時間が長いほど「動画の一コマの露光時間内」にシンクロする確率が高くなります。
つまり、ストロボ側の設定は「フル発光」が幕切れを起こしにくい。ということです。
※動画では検証冒頭部がフル発光。ちゃんと見ると冒頭部が最も幕切れが少ないことがわかるはずです。

次に「シャッタースピード」はどうでしょう!?
最も幕切れしやすい低出力「25ws(1/16)」の発光の瞬間を捉えた10箇所のコマを抜き出してみました。それを観察していきましょう。

最初は「2フレーム」に光が絡んでいました。左の「1/30秒」が、1.5フレにわたり光を捉えていることがわかります。※3枚は30fps上の音合わせですので完全にタイミングを合わせることはできません。(ベストには合わせてますが1フレームの半分程度のズレはでます..)
お次は「3フレ」に絡んでいました。「左1/30秒=1.5フレ 中央1/60=1フレ 右1/125秒=0.5フレ」てなかんじ。
「左1/30秒=1フレ 中央1/60=1フレ 右1/125秒=0.5フレ」
「左1/30秒=1.5フレ 中央1/60=1フレ  右1/125秒=0.6フレ」
「左1/30秒=1.5フレ 中央1/60=1フレ 右1/125秒=0.5フレ」
「左1/30秒=1フレ 中央1/60=1フレ 右1/125秒=0.5フレ」
「左1/30秒=1.5フレ 中央1/60=0.8フレ 右1/125秒=0.6フレ」
「左1/30秒=1フレ 中央1/60=1フレ 右1/125秒=0.5フレ」
「左1/30秒=1.2フレ 中央1/60=1フレ 右1/125秒=0.6フレ」
いよいよ最後!
たまたまなんですが、これは1フレーム内に3つのが納まっておりました。
これ1枚で「1/30秒-1/60秒-1/125秒」の関係を象徴していることがわかります。
【結論】
ストロボの出力は高い方が良し。設定シャッタースピードは可能な限り遅い方が有利。

ということになりましたかね..。
実は先ほどの検証動画を焦点を合わさずにボ〜と見ると全編に渡って左(1/30秒)が一番光を噛んでることが分かりますよ!その次が中央(1/60秒)で、最も光を噛んでいないのが右(1/125秒)ってな具合もよくわかります。

お断り。今回の検証結果は「ストロボ撮影を撮る動画」のみにしか役立ちません。。という、ニッチすぎる情報でした…。

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