ところで傘バウンスのシャフトはどこまで挿せばいいの?


ところで、傘バウンス(傘バン)のシャフトはどこまで挿せばよいんでしょうか!?

そもそも傘のシャフト(傘芯)は、どこかで止まるって仕組みではありません。その気になったら、どこまでも深くさせちゃうって自由度がある反面、どこが正解かをだーれも教えてくれないので、テキトーに挿しちゃってる人多いとおもうんですよね。。

今日は「高演色LED電球」を「天使のアンブレラ SilkyWHITE-85」にバウンスさせたものを例として、最適な傘芯の挿し具合を探っていきたいとおもいます。

TOP写真では、乳白アクリルの「標準ディフュザー」をつけたまま照射しています。
よくよくみると背景紙に光が漏れていることが分かりますよね!?それに、光源そのもの(電球のDF)がこっちからも見えています。
これは傘の外に光が漏れているということです。

次に、傘芯の挿し具合はそのままで、
標準DFを外してみると、外側に漏れる光がなくなりました!

結論を先に言ってしまいますが、
この機材の組み合わせでは、この傘芯の挿し具合が正解 なのです。

正面からみてみると「DFなし」が、光を漏らさず効率よく、傘の白生地全体に効率よく反射 させていることがわかるとおもいます。そして、標準DFを外しているので、当然、明るくもなっています。(分かりにくいかもしれませんが、中心部を見比べてみると、少しだけ明るいことがわかるはずです)
【ポイント!】 Sh50Proで傘バウンスする時は「標準DF」を外して使うべし!
次に正解の挿し具合より、うんと深く挿してみました。
正面写真をみると、傘白地の真ん中に小さな丸の反射になっています。つまり、面光源の面積が小さくなっているということ。つまり、これは深く挿しすぎってこと。
今度は逆に、浅く挿してみました。
傘の全体は照射していますが、傘の外に光がだだ漏れです。。これでは照射しようとしてた場所以外の場所が明るくなってしまい、良からぬ影響がでてしまいかねません。
最後に正解の挿し方に戻ります。まとめると、
外に光を漏らさず、かつ傘の白生地全体を使い広く反射させる傘芯の挿し具合が正解 ということになります。

※ストロボでも考え方は同じ。空発光させて、傘白生地をじっくりみていると、そのうち光の様子が見えてくるようになります。(瞬間光を見る鍛錬が必要..)

 新型! 天使のアンブレラ Silky WHITE-85【type DOME】

 高演色LED電球 Sh50Pro-S

039|E26ソケット【STRONG!!】
(メスダボ仕様/ねじ穴付シュートダボ付)

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Amazon’s ChoiceのE26ソケットを撮影機材として使うには?


先日、Amazonで良さげな E26ソケット を見つけたので、とりあえず買ってみることにしました。

余計なデザインがなくとてもシンプル。全白でオシャレ感もあります。さらに手元SW付き。で、すごく軽くてびっくりした。(1個の総重量90g)

しかし、この製品の一番の売りは、むちゃくちゃお安いこと! 2個セットで約1K円ですよ! 1個あたり500円もしないってどんだけ安いんだいと思っていましたが、よくよく見ると「6個セット」があって、2K円以下ですって!! 一個あたりに換算すると「317円」!!! なんですかその値段。そりゃ「Amazon’s Choice」にもなりますわな。欠点といえば、少しコードが短いことですが、この値段だったら、それも許すって感じですよ。。。※勘違いがなきように申し上げますが、これは弊社商品ではありません

あまりにもお安いので、このソケットを高演色LED電球の撮影に活かせないかと少し考えてみました。ですが、シンプルすぎてソケット以外何もないので、天井から吊り下げることはできますが、横ライトの固定ができません。TOPライトとしては、このままで使える

あ、そうか。「ねじ穴」さえつければなんとかなるかも!

試しに弊社商品の「カニクラ」と「穴あきCクランプ」を挟んでみました。いずれも無理なくしっくり挟めております。これでソケットに「ねじ穴(1/4inch)」がついたことになります。
次にソケットにもっと単価のお安い「ダボ付Cクランプ」と「ダボ付強力クリップ」を挟んでみました。クリップは余裕で挟めましたが、Cクランプはギリ挟めた感じです。

ただ、そのままでは「ねじ穴(1/4inch)」ではなく「ねじ(1/4inch)」が突き出してしまうため、「メスメスアダプター」で「ねじ→ねじ穴変換」が必要になります。(接続先が「ねじ穴」の場合、変換は必要ありません)

ねじ穴がついたソケットを「ライトスタンド190CM」の「先端ねじ(1/4inch)」に取り付けてみました。

このままでは首が振れないため水平照射しかできませんが、それでいい状況もありますので、これでよしとしましょう。どうしても首が振りたい場合は「小型自由雲台」などをかます必要があります。

ただ、そこまでやるんであれば、最初から撮影用ソケットの「弊社機材のE26ソケット」を買った方が良いようにもおもいます。。。。

 カニクラ(蟹バサミ型強力クランプ)

 穴あきCクランプ

 カメラねじ メスメスアダプター(UNC1/4)

16mmダボ付 Cクランプ

 16mmダボ付き 強力クリップ

 ライトスタンド190CM

 高演色LED電球 Sh50Pro-S

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【CaptureOnePro21】極端な白と黒の服のファインなRAW現像


今日は、RAW現像ソフトCaptureOne Pro 21 のお話。なので、ビギナー様には何を言ってるのか理解不能な話だとおもいます。(頭痛くなってきたら、すぐさま本記事をスキップしてください)

私中居はRAW現像でAdobeは使いません。CaptureOneと比べて、もったりした仕上がりになってしまうのがどーしても許せないからです。

現在、CaptureOneProのバージョンは「21」。20くらいから、進化のスピードが早くなったようにも感じます。

TOPモノクロ写真は、CaptureOnePro21の様々なコマンドで仕上げたモノ。実はこれ、かなり高度なテクニックを使っており、ふわふわ白と黒セータの生地をどちらもいい感じに見せております。

黒いニットのセータに、フワフワのフェークファーのベストと、コントラストMAXなコーディネート。。通常の明るさの調整だけではうまくいきません。

これが適性に明るくして調整しただけの写真。ご覧の通り、白がすっ飛び、ファーのフワフワが見えなくなってしまいます。(しかも、見えない黒があるのに黒の締まりが悪い) ね??簡単じゃないでしょ!?

というわけで、TOP写真はどーやってCaptureOneで調整されたのか!?を、簡単な解説とともに、だらだらとお見せいたします。



使うコマンドは「露出」「ハイダイナミックレンジ」「ブラック&ホワイト」の3つ。
(左→右→下と進めていく。なお、分かりやすいように3つのパレットはまとめている)

白が多くあるため、やや暗めの露出で撮影。
「ブラック&ホワイト」を「有効」にして、モノクロ化する。


「ブラック&ホワイト」の「感色性」を「レッド = 80」にして、肌色を明るくした。
「イエロー = 50」するとさらに肌色が明るくなる。(肌色に少しコントラストがつく)

全体のバランスをみて、全体がやや明るいと感じたため、
最後の仕上げとして、「露出」に戻り、「明るさ」を「0.9 → 0.8」に変更して完成。


次に「露出」の「明るさ = 0.9(EV)」にして、全体を明るく調整した。
そして「ハイダイナミックレンジ」「ハイライト = ー70」にすると、明るい部分(白色)だけを、暗くすることができる。


同じく「ハイダイナミックレンジ」「シャドー = 40」にして、暗い部分(黒色)だけを明るくした。

次に、最近のCaptureOneから搭載された新機能「ハイダイナミックレンジ(ホワイト)」。
「ハイダイナミックレンジ」「ホワイト = 80」にすると、先ほど「ハイライト」で暗くした部分の「特に白い部分」だけ、明るくすることができる。その結果、明るい部分だけにコントラストが生まれため、ファーの艶感が増したように感じる。


新機能「ハイダイナミックレンジ」「ブラック = ー40」で、シャドー部の特に黒い部分だけを黒くした。(黒がより黒いと、よりシャープにみえる)


ってな具合で、TOPのファインなモノクロ写真ができたというわけです。
で、これが正解かどうかってのは作者が決めるだけの話なので、ご自分の好きなようにコントロールして良いとおもいます。
ちなみにコマンドの順番は仕上がりに関係ないので、やりやすい順番で良しです。
最後に、このまま「ブラック&ホワイト」の「有効」のチェックを外してカラー化してみました。(露出が少し暗かったので、少し明るくはした)

良質な諧調のモノクロ写真をカラー化しても、基本的な諧調に差があまりないため、そのまま、ファインなカラー写真になるということです。

逆からみると、モノクロで上手にコントロールできたら、カラー写真も自ずと上手になるってことかもしれませんよね。(1983〜1996頃まで、バライタでモノクロばっかやっていたので、鍛えられたのかも..)

あかーん!!こんな記事書いていても商品はなーんも売れん!!!できればショップも見ていっておくんなまし。↓
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