ほぼ、東山三十六峰 ノ図(高精細)


えーー、本日は京都(市)の全貌、
「ほぼ、東山三十六峰」を一枚の画像でお見せお見せいたしましょう。
※比叡山より右(南)が東山三十六峰郡。

それがトップ写真なのでありますが、、、
WEBのページで見せると、ワイドレンズで撮ったフツーの横長写真にも見えるとおもいます。横長で小さいし、、なんだったら、iPhoneのパノラマモードで撮ったんちゃうん?的に見られてしまうかもしれません。

でも、本当は全然フツーではありません。。
TOP写真と同じデータを横スクロールして見られるように工夫したのが以下の画像。

※横スクロールできます ※クリックすると拡大できます
※元のサイズにするは、ページを「リロード」または「戻る」をしてください
まずは、右側にスクロールしてみてください。幅5000pxで表示させております。

次に白枠画像をクリックしてもらうと、さらに拡大できます。
ただそれでも、幅14250px(高さ2845px)で、4000万画素と、まぁ、今では驚くほどの画素数ではないかな?

ただね、これも WEBページでうまく表示させるために、長さ比1/4とリサイズ縮小した絵 だったのですぅ〜!

原画のオリジナルピクセルは、これ!見たことない数字でしょ!?
単純に画素数に換算すると、おおよそ6.5億画素、
300dpiでプリントすると、おおよそ5m × 1m の印刷物になりまーーーす。
屏風か襖絵、もしくは絵巻物にできるかも。※巨大パネルにしたい方への販売も承ります。

6.5億画素といわれてもピンとこないかな?
そこで超高精細を実感していただくために。オリジナルの100%データのクロップ画像(600×400px切り出し)を並べてみますね。

これら↑が、一枚の6.5億画素からの600×400pxの切り出しの絵です。
ちょっとだけ、スゴい感は伝わりましたかね?

ちなみに、距離は京都タワーまで約7km。
比叡山まで約14km。
一番遠い蓬莱山までは約30kmです。(「途中越え」を越えて、もはや滋賀県)

で、、、、、
どーやって撮ったか!?が、一番気になるところでしょう!

どーでもいーけど、はよいえよー!
そうでしょうそうでしょう。それでは回答です。

6100万画素のフルサイズカメラに200mmの望遠レンズ(アルカスイスプレート付き)を装着し、縦位置構えにします。レベルを調整し、安物のパノラマ雲台 の水平パンで13枚のが写真を撮りました。

さらに上に煽って13枚一列横パン。(空の画像を収集)
すべてを画像処理で繋ぎ合わせて(ステッチ)して、6.5億画素写真のできあがり。

ただし、フォトショの合成(自動整列)では、
このような繋ぎ合わせはうまくいきません..。

なんにせよ、この繋ぎ合わせ専用のソフトにこそ、そこそこなコストをかけてるわけなのです。

このような特殊な比率の写真の依頼があるともおもえないので、プロカメラマンでさえ、導入はなかなか難しいんじゃないかなぁ?
ちなみに、、今回の写真は、依頼仕事じゃありません。迷いに迷ったあげく、思いきりました。

※元をとらなきゃいけないので、横長パノラマ撮影案件を募集いたしまーす!よろしくですm(_ _)m

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陶芸作家作品のブツ撮りセットの解説


1/11(木)、1/12(金)の2日間、
陶芸作家さんからの依頼撮影がございまして、作家さんの工房に出向き、作品を30点ほど撮らしていただきました。写真はそのライティングセット風景です。

というわけで、せっかくの機会なので本日はセット風景写真でプロライティングの解説していきたいとおもいます。


まず使用照明光源。今回は「ストロボ」を使いました。緻密にライティングできる定常光の 高演色LED電球 を使うことも考えましたが、工房の窓から外光が漏れる可能性があった(完全遮光ができない)ので、念のため外光には影響を受けにくいストロボを選びました。(ストロボは圧倒的に光量が大きいため)※ちなみに現場写真には高演色LED電球もありますが、モデリングライト目的で、撮影照明メインはあくまでストロボ光。で、背景は「4×8サイズ」の「グレー・デコラ板(作家さん所有物)」。

ここからはライティング解説。なお、光源が高演色LED電球になっても基本同じです。(LEDの場合、傘バウンスではなく直当てがよろし)

① トップライト(メインライト)
120×120cmのアルミ枠(自作)に、ユポ(ディフュザー素材) を貼ったものを被写体の上に設置し、大きな面光源にした。被写体が小さくなると枠ごと下げて調整。(ディフュザーはなるべく被写体に寄せる)

② 左サイドライト
ユポのロールを垂直に垂らし、補助光として使う。トップディフューザの高さに合わせて高さ調整。

③ 右レフ板
90×90cmの白い板を配置。

※①と②の光量バランスを調整して、各々の作品に対応。※②と③は、逆になることもある。

④ エッジライトのためのトレペディフューザ(一部の被写体で必要に応じて使用)
幅841mmのトレペロール を垂直に垂らして、ライト(ストロボ)を透過ディフューズ。この被写体では、おしりのエッジ出しライトとして使用。
⑤ トップディフュザー後部に黒布を被せ、ライトの光を遮って背景を暗くしている。
※ブツ撮りでは、レフ板と黒布の準備は必須。(黒ケント紙を使う場合もあり)

ライティングの解説は以上です。

ちなみに、使用カメラ機材はこれ。
このでかくて重いレンズはこれでもただの50mm単レンズ。しかも開放値がF2.8と通常より暗い。暗いからといってナメてはいけない。世界一の描写力があるレンズではないかと思っている。(ビギナーさんほど開放値が明るいほどいいレンズと思ってる人いるでしょ?そーじゃないこともある ってことも覚えておきましょう)
※この50mmレンズのことを、詳しく知りたい方は、本ブログ過去記事に度々出てくるので、ご自分で探し当ててください。
というわけで、2日をかけて無事30カット撮影を完了しました。もちろん出来栄えは、完璧といってもよいとおもいます。

この撮影をおこなうにあたり、小型車の後部座席を倒し、目一杯積み込む照明系機材が必要でした。この量じゃ、電車移動は完全に無理ですわな。

まぁ、でも、逆をいえば、この規模のブツ撮りでは、
この車に載せて持っていけることが分かっただけでも収穫だとおもいました。

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今年は手持ちカメラ&レンズ機材のまま新しい(かもしれない)写真表現に挑みます


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新しい年になった機会に、新しいかもしれない写真表現にチャレンジしてみました。
で、試しに撮ったのがTOP写真。なーんか、フツーの写真と違うように思いませんか!?最新のデジカメで撮ったとは思えないこの感じ、昭和感さえ漂っています。

実は、カメラとレンズは手持ちのもの(ちなみにこれは「ソニー α7R4+ライカ SUMMICRON-R35mm」)。新しく新調したカメラ・レンズはありません。

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同じ手法で次に撮ったのが、この寄りカット。レンズはSUMMICRON-R50mmを使いました。

なるほど、なるほど、、近くでやるとこ〜なるんだね。。(と、自分だけで納得)

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だいぶ、この方法のコツをつかんできたかな。
なんか違うの、わかりますかねぇ? フツーに撮っただけだと、この空気感出ないんですよね。
簡単にいうと、画像の懐が深くなった って感じです。しかも、カメラとレンズはこれまで通りの機材で、ってわけ。(SUMMICRON-R35mm使用)

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最後は、今日の夕方、撮った写真(SUMMICRON-R35mm使用)。なんか、フツーに撮ったものより、深い空気感が違うように思いませんか!?ただ、新しいというよりも、何かしら昭和感もあり、古めかしい…。

さてさて、どーやってこうなったのか!? フィルム時代からのプロカメラマンなら、なにかしら予想できるかもしれません。。。
みなさんも色々考えてみてください。。。

今回はナゾを残しつつ、とにかく、今年は、しばらくこの撮影方法を極めていきたいとおもいます。

※実はそんなに簡単ではない。
カメラ・レンズ機材こそ買い足していませんが、コストはそこそこかけています。。

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