器写真の見栄えは微細な「腰の高さ」で決まる!


6枚の写真は、すべて同じ「焼酎杯」です。「判」を押して無数の柄を付けていく「三島手」という手法で作られたものです。

もう気づきでしょうけど、アングルを少しづつ変えて撮りました。つまり、カメラの高さを変えているということ。ちなみにプロの世界では、このことを「腰の高さが高い」とか「腰の高さが低い」と言ったりします。

さて、①から⑥まで、全てこの杯の最大の特徴である外側の「三島手」模様はすべて見えているので、要は足りてるとおもいます。ですが、「フォルム」を気にして見比べてみてください。
①はかなり「デブっちょ」に見えませんか?
逆に⑥は「スマート」「に見えますが、見込み(内側)」が一切見えていないので、この作品を一枚で表すとしたら⑥もありません。

私がベストだと思うのは、フォルムのバランスがいい④かなぁ…。。。ただ、これは個人的な好みの話なので、正解というわけではありません。(③になると急に「胴が短く」なるし、)


で、実はこれらの写真で一番腰が高いアングルでも「-30°」。そこから「0°」まで、6段階の角度で撮った6枚でした。

たった5°(計算上)の角度違いで、見た目の印象が変わってしまうということなんですよぉ〜。つまり、ちょっとした腰の高さの違いで、フォルムの印象がスッキリ見えたり、デブっちょに見えたりと、…..。

微細な腰の高さの調整って、写真を追い込むのにすごく大切だったのですね。
※これが勝負どころ!ってことね。

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画期的な解説法を発見か?被写体のGoProからカメラを見た景色でライティングを学べ!


商品撮影などのブツ撮りの重要な心がけとして、本ブログで繰り返し言っていることがあります。
ライトはできるだけ被写体に寄せよ!
レフ板は「逆ハの字」の配置で寄せよ!
と、

このたび、「GoPro正面」を被写体とした写真 と、
「GoPro」から撮影機をみた景色 を合わせてみていただくという、、
今までなかったであろう 斬新かつ画期的な解説法 を発明しました。

「寄せろ論」「逆ハの字論」の理解を深めるために、お読みいただければ幸いです。

まずは、「ライト遠め」を被写体から見るとこぉ。ライトは小さく、下の白床が少しだけレフ代わりになっているようです。
「ライト遠め」では、濃い影も下に落ちており、被写体が生生しく写っています。。使い倒されたGoProなので、ある程度仕方ないとはいえ、汚れなどが目立っているから生生しいのかな?

次にライトを寄せてみました。
被写体からみると、トップライトの面積が4倍以上に広がりました。
その結果、見違えるくらい被写体がキレイに写っています。(汚れが目立たなくなった)

次はライトを寄せたまま、秘伝のレフ板(手作り)」を、左右に遠めの位置に置いてみました。
被写体からみると、中程の黒だった部分に白が見えるように。
「2」のレフなしより、被写体がクリアーに見えてきましたね。

最後は、レフ板を「逆ハの時」におもいっきり寄せてみましょう。
おおおー! 被写体の主観は、ほとんどの部分が白になりました!
GoPro前面のパネルが、さらにクリアに輝いてみえます!

赤枠内はGoPro主観の単純化した照明図。
合わせて見ると、もっとわかりやすいでしょ!?

「寄せろ論」「逆ハの字論」をお分かりになっていただけたでしょうか!?
※サイド光を使う場合は、ライトも「逆ハの字論」は当てはまります

これは結局、「効率の良い照明の当て方」ってことなんですけどね。。。
※本記事は、先日の記事 のブラッシュアップ版です。

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ライカ(ビゾ用)エルマー65mmF3.5は、魔界の法則で写るレンズなのか?


ライカ エルマー65mmF3.5」の写りは、最近のレンズのような爽やかな写りではありません。例えていえば「深い」「芳醇」「湿度のある」「フルボディー」…..的な方向といえます。マイノリティーでしょうが私は「エルマー65mm」の濃ゆい写りが大好きです。

今では、65mmという適度な焦点距離も相まって、私のブツ撮りにおいては欠かせない存在となっています。

エルマー発売当時のライツ社はレンジファインダーのM型ライカしかなく、M型に取り付けて無理やり一眼レフのようにする「ビゾフレックス」というシステムが生まれました。一応一眼化できたので、超望遠レンズやマクロレンズが使えるようになったわけですが、このとき新たに開発されたレンズ(フランジバックがライカMより長い)が、いわゆる「ビゾ用レンズ」といわれているものです。ビゾ用レンズのマクロレンズが「エルマー65mm」ということになります。(おそらく、ライカ社初のマクロレンズ)
エルマー65mmの描写の特徴は、濃厚な階調表現と、シャープな描写の両方を持ち合わせているレンズといえます。
開放時の「ピン面」は鋭くシャープに解像します。なのに、ピン面から外れると「溶けていくような濃厚なボケ」という相反した描写をするようになります。

結果、私は「魔界の法則で写るレンズ」 ではないかと考えます。
※絞っていくほどに、シャープな描写の深度が深まります。

マウントアダプターとフードを外すと、エルマー65mm本体が現れました。
とても小さなレンズです。
レンズとヘリコイドは回すと外せます。専用の中間リングがオプションで用意されており、リングを間に装着すると、さらに寄れるようになるという仕組み。

それでは、ワインボトルのラベルをエルマー65mmの「開放(f3.5)」で撮った写真をお見せしましょう。

無地の色背景で撮影。エフェクト的な画像処理は一切しておりません。また、ライティングで凝ったこともしてません。

魔界の法則で、という意味..少しは伝わりましたかね?
それに、魔界の力のせいでしょうか。わけもなく「ものすごい説得力のある写真」であるようにも感じます。

周りが暗くなっているのは、開放撮影による単なる「周辺光量落ち」です。悪く言えば、レンズエラーなんですけど、むしろクセになる感じで好きです。シワもヨレもない無背景なのに、ムラっぽく写っているのもこのレンズの特性ですかね?いずれにしても、決して優等生じゃなく、かなり不良っぽいかも。

ワインラベルをフツーに撮っただけで、この世界観が生み出されるってすごくないですか!?唯一無二だと思います。

あ、ただ、このエルマー65mmは銘玉と評され、人気の高いレンズのため、中古価格もかなり良いお値段がしますので、沼にはまらぬよう、ご注意を。。

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