今回は超初心者向けなお話。。。
でも、ズミクロンR50mmの全絞りの画像が見れるので、
プロも楽しめるハイブリッド仕上げな記事となっております。
デジタルカメラの明るさ(露光)をコントロールする仕組みは、
「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」の3つです。
「シャッタースピード」は、どれだけの時間光を入れるかの仕組みです。
長ければ長いほど、写真が明るくなります。
「絞り」は、光の量を調整(開放値から少なく調整)する仕組みなんです。
絞りの値はF値と記されて、Fの数字が小さければ小さいほど、
光はいっぱい入ってきます。
一眼レフのレンズなどには、
そのレンズのフロントまわりに一番光を多く入れられる数値が書かれています。開放値がいくつが記されています。
F2.8とかF2.0とかF1.4とか・・・。(1:2.8 1:2.0 1:4とかの場合もアリ)その数字が少ないほど、そのレンズの最大の光を集める能力が高いということになります。
通常写真の明るさのコントロールは「シャッタースピード」「絞り」の組合せでおこなわれています。
※まれに「ISO感度」を変えるというものがありますが、ここでは無視します。
で、今回は「絞りのお話」なので「シャッタースピード」の話はここまで、、
ここから今回の本題です。
絞りをかえると写真(映像)にどう影響するのでしょうか?
ライカRの標準レンズであるズミクロンR50mmをニコンD800Eに取付けて、その違いを見ていくことにしましょう。。。(普通の写真講座と違うところは、こーゆーヘンタイなとこ・・・;;)
上記写真は全てクリックすると虫眼鏡が出現し、更にクリックすると大きくみることができるんだよ!
ちなみにズミクロンR-50mmの絞りは、F2〜F16です。
赤いバイクのヘッドライトにピントをあわせました。距離は約2mです。
絞り値が大きくなるにしたがって、
背景がはっきりしてくることが分かるとおもいます。(とまれの標識をみると分かりやすいかな・・)
つまり、絞り値を大きくする(絞る)と、ピントが合う距離が長くなっていくのです。
F2.0ではヘッドライトとディスクブレーキのあたりだけに、
ピントがあり、あとはボケています。
F8.0になると、シートあたりまでピントがくるようになってきます。
このバイクをちゃんと見せようとするなら、
F8.0くらいまではあったほうがよいとおもいます。
でも、F2.0(開放)では浮き立つような立体感があるので、
モノをちゃんとみせる(説明的要素)が必要ない(雰囲気重視)のであれば、
F2.0でも良いとおもいます。
重要なのは、その写真の目的です。
その目的にあわせた「絞り」を選ぶことが、アナタの役割になってきます。
この絞り効果を使って表現したいのであれば、
カメラの露出モードを「絞り優先オート」か「Mマニュアル」を使って写真を撮りましょう。
レンズによってどれくらい絞ったらどうなるか?は千差万別です。
自分のレンズの特性を知ることも大切です。
私は、自分の持っているレンズの絞りをどうしたらどうなる・・。
ってのは全て把握しているつもりです。(レンズによる個性も・・)
ベテランのプロになってくると、皆そうだとおもいますが・・・。
いっぱいピントが合っている写真は情報量が多いですが、味気がありません。
かといって、バカの1つ覚えのように、開放ばっか使ってボケすぎるとなんだか分からなくなることもあります。
私の場合、本来ピントがあってたらよい仕上がりより、ちょっとほんの少しぼかす(F値が少なめ)のが好きですかね。(やや立体感重視・・・まぁ、好みです)
状況状況に応じた「適絞り」・・ってのが、あるとおもいます。
失敗を繰り返しながら探してみてください。(失敗を繰り返すのもポイントです)
「適絞り」を見つけるのは、容易くはありませんが・・・。
(こっちとて何年やってると思ってるんだおー!!)
【今回の結論】
絞り開け(F値小)=立体感(大)&情報量(小)←雰囲気重視
絞り絞る(F値大)=立体感(小)&情報量(大)←説明重視
絞り過ぎ開け過ぎ注意!自分のレンズの絞り感を學べ!
したら、写真がちょっと上手になるかもよ!
絞り開け(F値小)=立体感(大)&情報量(小)←雰囲気重視
絞り絞る(F値大)=立体感(小)&情報量(大)←説明重視
絞り過ぎ開け過ぎ注意!自分のレンズの絞り感を學べ!
したら、写真がちょっと上手になるかもよ!
付け合わせに、上の写真の切り出し画像をつないで動画にしてみました。
F16→F2.0(開放)の順につないでいます。
分かりやすいかどうか怪しいですが、大きくしてご覧ください。
(何回も見た方が良いかも・・・)
【本日の言い忘れ・・・】
最大絞り(例の場合F16)はあまり使わんほうがよろしいです。
かいせつげんしょう(回折現象 ←CanonHP)なる厄介なものがおこるからです。
一番絞ったら、逆に不鮮明になっちゃったりします。(レンズにより回折がおこる絞り値がことなります)
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